[造手] Sziegl Pince / シーグル・ピンツェ
[銘柄] Au/79 dry szamorodni / Au/79・ドライ・サモロドニ
[国] Hungary / ハンガリー
[地域] Hajós-Baja / ハヨーシュ・バヤ地方
[品種] Cserszegi fűszeres / チェルセギ・フゼルレス
[タイプ] オレンジ / 辛口 / ミディアムボディ / 酸化防止剤無添加
[容量] 750ml
<銘柄エピソード:Edited by essentia>
Cserszegi fűszeres(チェルセギ・フゼルレス)というブドウは、IrsaiOlivér(イシュサイ・オリヴェール)とPiros Tramini(ピロス・トラミニ=ゲヴュルツトラミネール)との交配により、1960年にハンガリーで誕生した品種です。主にさわやかな辛口白ワインを作る品種ですが、二人はこの地でのこの品種に大きな可能性を感じ、サモロドニ(意味は自然のままに)という特別な手法でワインを作ることを考えました。ワイン名のAuは、黄金を意味しています。
<輸入元テイスティングコメント:Edited by essentia>2022(+2021)VT
2000年代初頭までのコンドリューなど最高のヴィオニエをイメージさせる芳香。凝縮したアンズのフルーティーな香りに、セカンドフラッシュのダージリンあるいはそのミルクティー、フランキンセンスなどの樹脂の香り。むせかえるような香りです。しかし、味わいはまだ堅く閉じているように感じます。口中でレモンやアーモンド、サンザシなどが感じられますが、渋みが強く、香りとの一体感は感じられません。抜栓して一週間ほどすると徐々に調和がみられ、クリーミーで豊かなワインに。強いにごりがあり、産膜のニュアンスが明瞭に表れ、薬湯のニュアンスも感じられます。抜栓後、長い時間楽しむことができそうです。しかし、このワインはできれば数年寝かせてあげるのが良いと考えています。きっと素晴らしい味わいになることでしょう。
<栽培:Edited by essentia>
Hársfás-út畑(Érsekhalma地区)。土壌は黄土、土。2018年よりオーガニック認証を獲得。自らイラクサを刈り取り、タンポポを摘んでスプレーにしています。
<醸造:Edited by essentia>2022(+2021)VT
2022年と記載はありますが、実際は2021年と2022年のブレンドです。2021年のブドウは良質な貴腐葡萄で1ヶ月の長い間マセラシオン。プレスの後、樽にて発酵及び1年半の熟成。樽の中のワインには産膜酵母が張っていました。2022年のワインはオレンジワインとして生産されました。2週間のマセラシオンおよび発酵、樽にて熟成。二つのキュベはブレンドされて無濾過・無清澄、亜硫酸無添加で瓶詰めです。
<ストーリー:Edited by essentia>
ブタペストの農業大学在学中に、BalázsとPetraの二人は出会いました。Balázsは環境配慮型の農業を専門とし、Petraはブドウ栽培と醸造を研究しました。大学院生として勉強する傍ら、二人はいくつかのワイナリーで研鑽を積み、2012年自らのワイナリーを立ち上げました。
2025年現在、Balázsは37歳、Petraは34歳。ワイン生産者としては若い二人ですが、資金、栽培、醸造etc。数知れぬ苦労を重ね、現在の素晴らしいワインを作るに至りました。
彼らに感じるのは、他と比べて無理をすることなく、しかし精一杯、自分のできること、自分のやるべきことに集中していること。自らとその所有する土地を見つめ、そのあるべきについて真摯に考える姿勢、一所懸命な二人に私たちは強く惹かれました。
8.5ヘクタールのブドウ畑での作業は、2018年よりオーガニック認証を獲得、自らイラクサを刈り取り、タンポポを摘んでスプレーにしています。土壌は石灰岩をベースに畑により、黄土、腐植土、粘土質の砂、細かい砂質土壌、所々に褐色の森林土壌も見られます。ブドウ品種はクヴェディンカ、カダルカ、オラズ・リースリング(ヴェルシュリースリング)、ケックフランコシュ、その他ハンガリー由来の地品種を栽培しています。
天然酵母で発酵。それは毎年変わりませんが、彼らにとってワインとは、インスピレーションに導かれ、その時その場で造られるたった一度の存在。そのため毎年何らかの変化がワインづくりにあらわれます。亜硫酸は状況に応じて最大で20mg/ℓまで添加しますが、必要がない場合は添加しません(多くのワインが亜硫酸無添加です)。
彼らを私たちに紹介してくれたのはIstvan夫妻です。良い生産者は良い生産者を知るのですね。Istvanを中心にハンガリーのナチュラルワインの生産者は、切磋琢磨しあい今後もますます発展していくことでしょう。その中でも私たちはSziegl Pinceに特に期待をしています。彼らは私たちとの長いコミュニケーションの時間において、真摯で的確、丁寧でありながら迅速な回答で、常に応えてくれました。彼らの誠実な人格がワインづくりに影響しないわけがありません。
ボトルに記載されたシリアルナンバーは、彼らにより一本一本手書きで記入されています。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)