[造手] Ilaria Addis / イラリア・アッディス
[銘柄] Mama e Sole / ママ・エ・ソーレ
[国] Italy / イタリア
[地域] Sardegna, Sassari, Iuras / サルディーニャ州, サッサリ県, ルーラス
[品種] Vermentino / ヴェルメンティーノ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<輸入元コメント>
「Mama e Sole」はサルデーニャ神話に登場する魅力的で不穏な人物です。伝説によると、昼寝をする代わりに夏の暑さの中で遊びに出かける子供たちを誘拐し、同時に太陽の下で働く人々に頭痛を引き起こします。やや緑がかった透明感のある色合いで、ハーブや森を連想するような緑の香り。フレッシュな酸が広がり追いかけるように品の良い白系果実が重なり合ってフィニッシュまで続いていきます。決してボディがあるワインではありませんが、ミネラルが豊富で余韻が長く、ハンドプレスならではの全く引っかかりがないピュアな液体が染み渡り、ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラのポテンシャルを存分に感じることができます。2日目、3日目とさらに開いてピークを迎えますので、試してみていただくのをおすすめします。
<栽培>
畑はDOCGヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラのエリア内にあり、畑名ジェーネジ。標高291m。花崗岩砂質土壌。樹齢20年。摘みにて9月上旬に収穫。2016年から銅や硫黄での処理は一切行われず、化学除草剤の使用は約10年間禁止。除草作業は葉が落ちてから発芽までの冬〜春頃にかけて、近隣の農場から約80頭の羊の群れがやってきて雑草を食べることになり、そして、そこで糞をすることで天然の肥料となる。年によってはマメ科植物の緑肥も行う。土壌も羊たちの自重で適度に肥やされ、トラクター等を使用せずに最適な状態に保たれる。
<醸造>
除梗せずに葡萄の自重と足を使ったソフトプレスにて、収量の約50%を抽出後、ステンレスタンクで野生酵母にて発酵後24時間マセラシオン。その後8ヶ月澱と共に熟成後、SO2を極少量添加して無濾過・無清澄にて瓶詰め。ラベリングや蝋キャップも全て手作業。
<ストーリー>
イラリア・アッディスの物語は1960年頃に祖父母が数ヘクタールの葡萄畑を購入した所から始まり、そこから大きなワイナリーへ葡萄を納入し始めます。
その後家族は、2000年代初頭にワイナリー設立に向けて醸造所を造り、醸造設備等も購入していきましたがその計画は半ばで頓挫してしまします。 イラリアはその頃大学の建築学科を卒業。その後、ワインの世界に引き込まれていく中でソムリエの資格を取得し、自身や家族の夢であったワイナリーの設立のため、ビオディナミを学んでいきます。
その後、2017年に母親になったことがきっかけとなりそれまで夢で終わっていたワイナリーを設立し、2018年からワイン造りをスタートしていきます。
試行錯誤を重ね2021年にようやく自身のワイナリーとしてイラリア・アッディスをスタートし、ヴェルメンティーノを主体としたワインをリリースできるようになりました。
先祖から受け継いできた土地の価値を最大限に尊重し、本物の愛、情熱、熱意をすべてワイン造りに注いでいるワイナリーです。
(以上、輸入元情報より引用)[]