レ・コステ / エスオーエス・ラーゴ・ビアンコ 2019

A449

4,500円(税込4,950円)

[造手] Le Coste / レ・コステ
[銘柄] SOS Lago Bianco / エスオーエス・ラーゴ・ビアンコ
[国] Italy / イタリア
[地域] Lazio / ラツィオ州
[品種] モスカート・ジャッロ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ / SO2(酸化防止剤)無添加
[容量] 750ml

<エスオーエス・ラーゴ誕生ストーリー>
地元グラードリの町の隣にある「Lago di Bolsena ボルセナ湖」、美しい湖畔周辺は自然環境が保たれ、この地域を代表する景勝地で あり、レ・コステのエチケットにも描かれているいわばシンボルのような存在です。この湖は、いわゆるカルデラ湖(火山活動によって生まれた湖)のため標高が高く、火山性のミネラルを豊富に含んだ特徴的な土壌環境。地下深くには今も火山活動が観測されることから、今回その 地熱を利用した、地熱発電所の建設計画が決まってしまいました。

一般的に考えれば、大地の熱を利用して発電する、いわゆる「再生可能エネルギー」として注目されている地熱発電ですが、それは必ずしも自然を守るとは言い切れないといいます。
「建設のために大量の重機、建設資材の持ち込み、工事に伴う大気や水の汚染。そして地中深くに水を送るため1000m以上深い掘削は、地下水脈が複雑に張り巡らされた岩盤を破壊し、地下水の流れを変え、時には止めてしまう事にもなる。火山性土壌は一般的な体積土壌よりもより複雑で繊細に入り組んでいるため、この建設が与える環境被害は人知の及ぶものではない」
こうした声によって、周辺地域で発電所の建設反対運動が始まりました。この運動に協力するため、ジャンマルコとクレメンティーヌは、活動について少しでも多くの人に知ってもらうべく、運動の支援金を集めようと、新たにワインを造ることにしました。

ブドウは建設予定地にあたるボルセナ湖畔(ボルセナ湖の南東。グラードリとちょうど対角線にある)、モンテフィアスコーネの畑より譲り受けた、モスカート・ジャッロとアレアティコ。ワインの名前はレ・コステらしくストレートに「SOS Bianco」、「SOS Rosso」
このワインは地熱発電所の建設反対のために造られており、売上げの一部を活動資金として寄付に充てられています。生産量も決して多くはなく、入荷量は極僅かです。しかしながら、ジャンマルコとクレメンティーヌのメッセージ、「大切に守るこの土地、自然環境を娘たちへ、さらに その先の世代へ残すために伝えたい」、その想いを皆さまに知っていただきたいと思いました。

SOSラーゴ・ビアンコはモスカート・ジャッロ、トロピカルなブドウの味わいをストレートに感じるたまらない飲み心地。
そしてロッソはアレアティコ、カーボニック・マセレーションによって、香りと果実味を最大限に引き出した、スムーズでストレスフリーな液体。
この繊細で素晴らしい心地良さを持ったワインを生む、この土地を守るためのレ・コステの活動。どうか応援お願いいたします。

<畑>
ブドウは建設予定地にあたるボルセナ湖畔(ボルセナ湖の南東。グラードリとちょうど対角線にある)、モンテフィアスコーネの畑より譲り受けた、モスカート・ジャッロ。樹齢15年程度。
ボルセナ湖は火山活動によってできたカルデラ湖のため、標高は高め、土壌は火山礫、凝灰岩、細かい顆粒状の石が積み重なり形成されている。砂質、火山性の堆積物、特に鉄分が多く、石灰質と共にブドウに特徴的なミネラルを与えている。

<醸造>
直接プレスし、 果汁のみの状態で約1ヶ月間、オリと共に醗酵を行う。その後6ヶ月の熟成。

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