[造手] Colle San Massimo / コッレ・サン・マッシモ
[銘柄] Meno Rosso / メーノ・ロッソ
[国] Italy / イタリア
[地域] Abruzzo / アブルッツォ
[品種] モンテプルチアーノ100%
[タイプ] 赤 / 辛口
[容量] 750ml
<このワインについて>
収穫後、除梗し果皮と共に約半日、野生酵母による醗酵を促す。その後セメントタンクにて10か月の熟成。果皮の持つタンニンを出し切る「チェラスオーロ」という考えで造られたロゼ。プレス後、残ったヴィナッチャを再度プレスした部分を加えることで、骨組みを強調しようと考えたヴィンテージ。
<輸入元テイスティングコメント>
ロゼと言うには十分な色合い、そして重厚。軽やかさや飲み心地だけではない厚みや複雑さ、奥行きを感じる味わい。
<土壌>
粘土質土壌
<ストーリー>
生まれ育ったジュリアノーヴァの町を離れて20年。アメリカで教職についてきたエンリーコ ガッリナーロ。生まれ育った土地の野菜やオイル、そしてワインの美味しさを、離れることで身に染みて感じたというエンリーコ。祖母より引き継いだ土地で、肥料や農薬に頼らない農業、ブドウ栽培を開始する。「ワイン造りはあくまでも自分の趣味として!」そう言い切るエンリーコ。生活を意識してしまうと、どうしても利益や販売を考えてしまう。そうしたら、自分が本当に造りたいものができなくなってしまう、、。小さすぎる畑は、樹一本一本すべて一人で作業できるだけの面積。極わずかでも「自分の好きな物を造る」という純粋な意志と、飾りっ気のない直球的な味わいを持ったワイン。あまりの規模の小ささに驚きつつも、素晴らしい考え、そしてクオリティを持った造り手。
アブルッツォ北部、モンテプルチァ ーノの偉大なる産地テラーモ 近郊 、アドリア海沿岸の町ジュリアノーヴァ。この土地に生まれたエンリーコ ガッリナーロ。大学卒業後、アメリカで20年近く教師として勤めてきたエンリーコ。アメリカでの暮らしによって、改めて故郷の暮らしが素晴らしかったか(特に食べるという事において)、身を持って知った彼。2003年に故郷に戻り、祖父の農園(1.5haのオリーブの畑と、わずか0.7haのブドウ畑)を引き継いだ。
現在は家業を手伝う傍らで、自家消費用の野菜やオリーブオイル、ワインを醸造している。畑はグランサッソの麓に広がる土地、粘土質が非常に強く、標高は100m程度。海までわずか4km。強い潮風によって冷涼さを保っている。ブドウは祖父の時代に植えたものばかりで樹齢は40〜50年。肥料を与えず、不必要な剪定や除葉、グリーンハーヴェストを行わない。ほとんどが手作業中心、効率を考えず時間を費やす、単純な理屈ではあるが、それこそが最も大切だと話すエンリーコ。化学的な肥料や農薬は一切使わず、銅と硫黄についてもほとんど使用していない。
彼のフィロソフィの根幹にある、「自分たち家族が食べる、飲むものを造る」という考え。醸造はほぼ独学というエンリーコ、収穫したブドウは小型のセメントタンクにて醗酵を促す。途中、酵母添加や温度管理は行わないのは当然、フィルターや清澄も行わない。SO2はボトル詰めに僅かに使用する程度、非常にシンプルなエンリーコの醸造哲学。
(以上、輸入元情報より引用)[]