ディ・マーヨ・ノランテ / ファランギーナ・テッレ・デリ・オシ 2023

A1301

2,200円(税込2,420円)

[造手] Di Majo Norante/ ディ・マーヨ・ノランテ
[銘柄] Falanghina Terre degli Osci / ファランギーナ・テッレ・デリ・オーシ
[国] Italy / イタリア
[地域] Molise / モリーゼ州
[品種] Falanghina / ファランギーナ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<輸入元テイスティングコメント:Edited by essentia>
爽やかなシトラスと甘い花が混ざった香りが印象的で、酸はしっかりしています。

<栽培:Edited by essentia>
葡萄園は全体で110ha。このキュヴェは、ポルトカンノーネの新しい畑カマルダの若い葡萄樹から造られている(モリ・ビアンコとは畑が異なります)。標高200m、より石灰岩質が多くなっています。肥料は牛と羊の糞を使用。害虫対策にはフェロモンを使用。2000年からオーガニック栽培採用。全ての畑はICEAの認証を受けている。

<醸造:Edited by essentia>
10-12時間、コールド・マセレーション後、ステンレスタンクに入れ16-18度で発酵、及びマロラクティック発酵。ステンレスタンクで澱と共に3ヶ月寝かせる。

<ストーリー:Edited by essentia>
オーナーは、アレッシオ・ディ・マーヨ・ノランテ。
1800年代から葡萄栽培する家系。マーヨは父の姓で、ノランテは母の姓。貴族の出身。フィロキセラの害により一時ワイン造りから離れるも、1960年代に復活。

ディ・マーヨ・ノランテは、モリーゼのトップ生産者として知られています。モリーゼ東部のカンポバッソ内、カンポマリーノ地区で19世紀初頭からワイン造りを行なって来ました。モリーゼは紀元前のころから、サムニウム人などによって葡萄栽培が行われてきた歴史的な地域ですが、生産されるワインの多くは地元消費が中心的で、日常消費用のワイン生産地域として知られています。イタリア20州の中でも最も知名度の低い州、と言われるほどですが、そんなモリーゼで世界の名だたるワインに比肩するようなワインを生み出しているのが、ディ・マーヨ・ノランテです。ヒュー・ジョンソンの『ポケット・ワイン・ブック2022』では、「もっともよく知られているモリーゼの生産者」と記されています。また、ヒュー・ジョンソンとジャンシス・ロビンソンの共著『世界のワイン図鑑・第8版』では「アリアニコはアドリア海沿岸の無名なDOCモリーゼでも生育されており、ディ・マーヨ・ノランテ社が傑出した仕事をしている。この有機農法の醸造家はモンテプルチャーノ・ダブルッツォ種やファランギーナ種も栽培している」と紹介されています。
『ガンベロ・ロッソ』の最高評価、「トレ・ビッキエーリ(3グラス)」を19回獲得
ディ・マーヨ・ノランテは、イタリアの著名なワインガイド『ガンベロ・ロッソ』の最高評価である「トレ・ビッキエーリ」を19回獲得しており、同誌の1ッ星生産者のページに掲載されています。この評価は、ヴェネトのマアジや、トスカーナのグラッタマッコなどの著名なワイナリーと同等となっており、その1つ上の20回獲得の2ッ星生産者には、ピエモンテのルチアーノ・サンドローネやエリオ・グラッソ、ヴェネトのベルターニが名を連ねるほどです。これはモリーゼのトップ評価で、モリーゼで唯一の星付き生産者(「トレ・ビッキエーリ」を10回以上獲得した生産者)となっています。『ガンベロ・ロッソ2023』では、2,626軒の生産者の25,421本のワインが掲載されており、「トレ・ビッキエーリ」はわずか455本(全体の1.79%)のみです。このような権威あるワインガイドでの高評価に対し、ディ・マーヨ・ノランテのワインは入手しやすい価格であることも魅力のひとつといえます。
「疑いなく世界で最も有名なモリーゼのワイナリーで、現在アレッシオが運営している。120haを超すブドウ畑は有機栽培の認証を得ていて、南アペニン山脈の典型的品種とそれ以外の品種が植えられている。(中略)ワインは控えめな近代的スタイルだ。」                             
― 「ガンベロ・ロッソ イタリアワインガイド2017」より抜粋 ―
妻のためにすべての畑でオーガニック栽培を行っています
ディ・マーヨ・ノランテは現在、140haもの広大な葡萄畑を所有していますが、そのすべてでオーガニック栽培を行なっており、ICEAの有機認証を取得しています。(ICEAの認定書では、品種ごと認定がされ、すべての列に「BIOLOGICO/ORGANIC」と記載されています)。オーガニック栽培は20年以上続けて来ましたが、基本的にラベルには表示していません。これは、有機認証を表示するためにオーガニック栽培をしているわけではなく、自然食品しか口にしない妻のためを思って始めたことだからです。また、一部の畑ではユーロリーフの認証も取得しています。スタンダードクラスであっても妥協せず、畑仕事にこだわっていることが分かります。
安定的に高品質なワインを提供するため、リッカルド・コタレッラのコンサルタントを受けています
ディ・マーヨ・ノランテのワインを輸入し始めてから、およそ25年が経過しています。ワインの品質は当時からすでに良いものでしたが、近年ではさらに洗練された素晴らしいワインを手掛けています。特に転機となったのは、リッカルド・コタレッラのコンサルタントを受け始めたことです。リッカルド・コタレッラは、現代イタリアワインの牽引者であり、「魔術師」という異名を持つ人物として知られています。リッカルド・コタレッラのコンサルタントを受ける前のワインと比較すると、赤は果実味豊かで集約感、インパクトが増しました。また、当初は白ワインの品質が弊社の求める基準に満たなかったため取り扱っていませんでしたが、コタレッラのコンサルタントを受けてから非常に品質が上がったことから、現在のようなラインナップを揃えるようになりました。アレッシオは、「コタレッラとは父と息子のような関係」だと話してくれました。アレッシオの趣味はマグロの1本釣りで、夏になると60−70kgのマグロを釣り上げて皆に振る舞いますが、弟子は自分の息子と、コタレッラだと話すほどです。公私ともに良好な関係を築いています。ディ・マーヨ・ノランテでは、年間80万本のワインを生産し、販売しています。スタンダードクラスからトップクラスのワインまで、常に安定した品質のワインを提供するためにも、こうしたコンサルタントが非常に重要となっています。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)
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