[造手] Paolo Bea / パオロ・ベア
[銘柄] Montefalco Riserva Pipparello / モンテファルコ・リゼルヴァ・ピッパレッロ
[国] Italy / イタリア
[地域] Umbria / ウンブリア州
[品種] サンジョヴェーゼ60%、モンテプルチアーノ25%、サグランティーノ15%
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<輸入元コメント>
サグランティーノDOCGこそが地域を代表する最上位クラスのワインで、モンテファルコ・ロッソはサグランティーノに比べたら格が落ちる…バローロという生産地域で例えるなら、バローロにあたるものがサグランティーノで、バルベーラやドルチェットにあたるのがモンテファルコ・ロッソみたいな風に考えられている気がしてなりません。
もちろんオータ自身は、品種がワインの格を決めるというふうには思っていません。カッペッラーノのバルベーラ ガブッティですとか、日本に正式に輸入されたことのないアッコマッソ翁のバルベーラなどは幾多のバローロにも勝る圧倒的なテンションがありますし…。そんな若干不遇(?)な扱いをされることが多いモンテファルコ ロッソですが、ベアのリゼルヴァはサグランティーノに対して劣る要素など微塵もない、本当に尊大なワインだとオータは思っています。
[栽培] ビオディナミ
<ストーリー>
モンテファルコ・サグランティーノ最上の造り手として知られるパオロ・ベア。
1500年代からモンテファルコに住んでいることが記録される、ベア家によって営まれるワイナリーです。
1980年から自家瓶詰めをスタート、自然と人間の共生を最低限の義務と考え、ビオディナミ農法を実践。醸造面でも、野生酵母の使用、温度管理等のコントロールを一切せずに醸造を行い、ノンフィルターでボトリング。自然で伝統的な手法を選択し、サグランティーノ本来の個性を深く引き出しています。
長い間、サグランティーノは陰干しで造られる甘口の赤ワインのための品種でした。高い糖度を持ちながらも、タンニンが豊富で難しい品種である為、辛口のサグランティーノが造られるようになったのは80年代後半頃からで、辛口に関していえば歴史はまだごく浅いワインです。
90年代に入るとアルナルド・カプライが現代風にアレンジしたサグランティーノを造り人気を獲得。
サグランティーノの知名度は一気に高まり、多くの生産者が辛口のサグランティーノを造るようになります。
そんな中にあって、頑なに伝統を守り、サグランティーノ本来の個性的で力強い味わいを守り続けています。
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