[造手] Cristiano Guttarolo / クリスティアーノ・グッタローロ
[銘柄] Susumaniello / ススマニエッロ
[国] Italy / イタリア
[地域] Puglia / プーリア
[品種] Susumaniello / ススマニエッロ
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ / 酸化防止剤無添加
[容量] 750ml
<品種について:Edited by essentia>
ススマニエッロは、クロアチア沿岸部のダルマチア地方から伝播してきたと考えられている品種。樹齢が若い時には沢山のブドウを生らせることから、“ロバに(ブドウを)背負わせる”という意味の方言が品種名になったそう。色が濃く、酸も穏やかなブドウのため、ブリンディジ周辺では、酸が強く色素が若干薄いネグロアマーロの補助的役割として使われてきた品種で、樹齢が若い時には多産な反面、樹齢が古くなるにつれ収量が一気に落ちるという特性もあることから、栽培面積を減らしているブドウでもあり、現在は数軒のワイナリーのみが単一でボトリングしている。
<栽培:Edited by essentia>
畑は6.5ヘクタール。標高400mの石灰岩台地の上にあり、ブドウもしっかりと酸のあるものが収穫される。創業当初から微生物、植物、動物間の調和を取り戻すことを心掛けボルドー液以外の化学的な薬剤や施肥に頼らない、ビオディナミ農法。
<醸造:Edited by essentia>
野生酵母による醗酵。ステンレスタンクで21日間皮ごと醸し醗酵させ、軽くプレスして12ヶ月熟成の後一切の濾過清澄作業を行わず、酸化防止剤完全無添加でボトリング。
<ストーリー:Edited by essentia>
南イタリア・プーリア州の州都バーリから南に40kmにあるジョイア・デル・コッレで、それまで祖父が続けてきたアルベレッロ仕立てのブドウ畑を1ヘクタール引き継ぐ形でワイナリーを始めたクリスティアーノ。プーリア州の市町村のほとんどが海抜100m以下に位置していますが、彼の畑は標高400mの石灰岩台地の上にあり、ブドウもしっかりと酸のあるものが収穫されます。高台にある周辺の街々では農業以外に牧畜も盛んで、羊飼いたちが両手で抱えるような大きなパンを持って山に行く風習があり、夏の気温が高く雨が少ない小麦栽培に向いた土地ならではの物語が今も残っています。
グッタローロ家のルーツがカンパーニア州にあり、サレルノに住んでいたクリティアーノは、カンティーナ ジャルディーノのアントニオと親交が深く、お互いの夢を語り合ううちに、とうとうジョイア デル コッレへの移住を決意しました。ワイナリーの創業は2004年、当初から微生物、植物、動物間の調和を取り戻すことを心掛けボルドー液以外の化学的な薬剤や施肥に頼らずにブドウを栽培。ワイナリーでも人為的な介入を排し、野生酵母による醗酵、一切の濾過清澄作業を行わず、酸化防止剤完全無添加でボトリング。現在は40ヘクタールという広大な敷地で小麦をメインに農業を行い、6.5ヘクタールほどの畑でビオディナミ農法にてブドウを育て、年間約30,000本を生産しています。
<輸入元社長コメント:Edited by essentia>
クリスティアーノとの取引は、まだ6年にもなりませんが、知り合ったのは2006年のサロンだったと記憶していますので、20年近くの付き合いという事になるのかと。大半の土地が海抜100m以下というプーリア州にあって、彼のワイナリー&畑は海抜400mの石灰岩台地の上にあるため、強い酸とミネラルに特徴のあるワインを産します。ジュラのワインやシャブリをこよなく愛するというだけあって、彼自身も横への拡がりよりも縦への伸びのある
ワインを志向し、それを自身の土地で獲れるブドウで表現すべく、よりソフトな抽出を心掛け、熟成容器も木樽からアンフォラへと移行したりして現在に至っています。一時期は危うい雰囲気のワイン(それも今飲むと美味しいんです!)もありましたが、試行錯誤を重ね、今では彼の理想をほぼ具現化できるところにまで来ているような気がします。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)