[造手] JOMA “Johanna Markowitsh” / ヨマ(ヨハンナ・マルコヴィッチ)
[銘柄] Zweigelt Halligalli / ツバイゲルト・ハリガリ
[国] Austria / オーストリア
[地域] Niederösterreich Carnuntum / ニーダーエスタライヒ州・カルヌントゥム
[品種] ツヴァイゲルト
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<輸入元テイスティングコメント>2023ヴィンテージ
明るめのパープル。チェリー、ラズベリー、ブルーベリー、乳酸による少しのヨーグルトとほのかなスパイスの香り。ブルーベリーとチェリーをミックスしたようなベリー系の味わいで、軽めのボディに非常にジューシーでまろやかな果実味。タンニンも柔らかく、ツバイゲルト特有のスパイス感はほぼ感じられず、フルーティーさが際立っています。Halligalli (ハリガリ)とはドイツ語で「元気いっぱい、大騒ぎすること」という意味。酸味も軽めで、気軽に飲める赤ワイン。軽く冷やして飲むのもお勧めです。
<土壌>
砂利と砂質のローム土壌。ビオロジック。
<醸造>
9月上旬に手摘み。全房で4日間のスキンコンタクト。オープンタンクで自然発酵。あまり抽出はせず、軽く足でかき混ぜる程度。発酵後、500Lの古い大樽にて12ヶ月熟成。無清澄、無濾過、ボトリングのタイミングに15mg/Lのみ硫黄を使用。
<ストーリー>
JOMA“ヨマ”とはゲアハルト・マルコヴィッチの娘である、ヨハンナ・マルコヴィッチが手掛けたできたばかりのワイン・ブランドです。父であるゲアハルト・マルコヴィッチは、カルヌントゥムの中で、約 50 ヘクタールの畑を所有し、国内の生産者の中でも生産量が多く、オーストリアで一番影響力のあるワイン・グルメ雑誌であるFALSTAFF(ファルスタッフ)では、4 つ星を獲得。また 1999 年に“Winemaker of the year”という称号を授与しており、父マルコヴィッチのワインは国内だけでなく、国際的にも高い評価を得て、オーストリアを代表する生産者の一人。
その愛娘である Johanna“ヨハンナ”は、その家族経営ワイナリーの中で育ちました。しかし、彼女は当初ワイナリーを継ぐ考えはなく、経営学を学ぶため、ウィーンの大学へ進学。経営学を勉強しながら、ウィーンのワイン会社“WEIN&CO”(オーストリア最大のワインショップチェーン)のマーケティング部門で働き始めました。それから 3 年後、家業を手伝うことを決意。ワイナリーでは、父の下、アントレプレナーシップ(起業家精神)を勉強しながら、セラーマスターを務めていました。その後、彼女は新しい世界を見るために、2 か国でインターシップを行います。
まず、ドイツ・ファルツのワイナリーFriedrich Becker(フリードリッヒ・ベッカー)で働き、収穫とシャルドネとピノ・ノワールについて学び、2020 年には、南アフリカ・スワートランドの Johan Meyer(ヨハン・マイヤー)で収穫期に働き、ナチュラル・ワインについて学びました。様々な経験をする中、これまでの自分の経験を活かし、若くして、新しいブランド“JOMA”を立ち上げます。ヨハンナ(Johanna)の Jo と、マルコヴィッチ(Markowitsch)の Ma を組み合わせ、ブランド名を JOMA と命名。
コンセプトは、ビオ・ロジック農法で育てた葡萄の使用、伝統的な天然酵母と大きな古い樽、無清澄、無濾過、硫黄の未使用、またはボトリング時のごく少量添加(15mg/l以下の使用)。そして、低アルコール&ライトなスタイルで、より若者をターゲットとした父の生産スタイルと真逆のワインを生産する事を目的としています。
父親から学んだ技術と独自で学んだ経験を活かし、味わいや柔らかさ、ナチュラルな中にも女性らしいエレガントな要素もワインに感じ取れます。
(以上、輸入元情報より引用)[]