[造手] Andert Wein / アンダート・ヴァイン
[銘柄] Ruländer / ルーレンダー
[国] Austria / オーストリア
[地域] Burgenland / ブルゲンラント州
[品種] Ruländer / ルーレンダー(ピノグリ)
[タイプ] オレンジ / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<輸入元テイスティングコメント:Edited by essentia>
濁りのある琥珀色。びわ、金柑の熟した風味に優しいターメリックの風味が特徴的。優しく煮だした紅茶のような素朴なタンニン、びわの種のようなほのかな渋さがあり軽やかな中にほどよい骨格となっています。みずみずしくスルスルと飲み進められます。
<栽培:Edited by essentia>
ブルゲンラント、パムハーゲンの樹齢20年のぶどう(ビオディナミ)を使用。
<醸造:Edited by essentia>
手摘みで収穫。選果後、足で軽く破砕してから、オープンタンクで全房で7日間スキンファーメント。その後、丁寧にプレスし、600Lサイズの古樽に移し、シュールリーにて10カ月間発酵熟成。ノンフィルター、酸化防止剤なしで瓶詰め。
<ストーリー(ショート):Edited by essentia>
アンダートは、兄ミハエルと14歳下の弟エリックの二人で切り盛りするブルゲンラントの小さなワイナリー。
パムハーゲンの農場で、男3人、女4人の大家族の家庭で育ったミハエルとエリック。ミハエルは、小さな頃から農家になることが夢で14歳から18歳までの4年間、農業学校に通いその後、オーストリアの老舗ワイナリーであるゼップモーザーでチーフとして19年間働く。
1997年にアンダートのワインを初めて造り、その後2003年より本格的にビオディナミに変更し、2007年にデメター認証を取得。
弟のエリックは、2001年にホテル学校を卒業後、ウエイターとして働き2003年からウィーンでワインの貿易商やソムリエなどを経験し、その傍ら兄ミハエルのワイン造りも手伝い始める。
2017年からオーストリアのナチュラルワインを牽引するインポーターであり、ワインショップ&バーを立ち上げ、アンダートのワインの輸出窓口は彼が担当している。
アンダートのラベルは、オーストリアで有名な
クリスティアン・チダがデザイン。
<ストーリー(ロング):Edited by essentia>2024/03/17
オーストリアのナチュラルワイン界隈では、知らない人はいないほどオーストリア国内で有名な兄ミハエルと14つ下の弟エリック率いるアンダート・ヴァイン。(先日のオーストリア大使館のイベントでもアンダート目当てに来る人続出!でも日本ではまだまだ全然無名で汗)
「切りたてのぶどうの樹の香りは、私の鼻を癒してくれる。子供の頃に戻ったような気持ちになるんだ!」
と子供みたいな無邪気な笑顔で話してくれるミハエルさん。僕たちインポーターが訪問すると、必ず自分たちのライフスタイルを分かち合うために、秘密基地なる農園に案内してくれる。
その農園が圧巻で、ニワトリ、ガチョウ、ヒツジ、ヤギなどが戯れ、見たことの無いいろんな種類のハーブや熱心に愛情を込めて作られた野菜たちがあたり一面に広がり、そこで彼自慢の、狩猟した生肉や燻製肉、生ハム、ピクルスや採れたての野菜や果物などすべて自家製のものを僕たちにもてなしてくれるのがミハエル流。
代々農家で、大家族に生まれ育ったミハエルさんは、根っからの農夫で子供のころから農家に憧れ、「農家になりたい」というのは、幼いころからの夢でした。ビオディナミを勉強するため、20年程ゼップモーザーで働いた後、独立し、2003年に本格的にビオディナミに変更し、14歳下の弟エリックとともに現在までアンダート・ヴァインを運営している。
この農園を見て、ワインを飲めば、ぶどうが生きている!というのが実感できるし、ミハエルがライフスタイルの中で無理なく楽しんでぶどうを作り、ワインを造っているのだということがわかる、そしてミハエルの無邪気な笑顔が浮かんでくる、そんなワインがミハエルさんの造るアンダート・ヴァインのワイン。素朴で狙っていない良い意味の田舎っぽさや余韻のじんわりとした、包んでくれる優しい旨みが郷愁を覚えてしまう味わい。
ぜひ皆様に一度は飲んでいただき、知っていただきたいワインの1つです。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)