ヴァイダー・マルベルク / リーベディッヒ・グリューナー・ヴェルトリーナー 2022

A1259

5,300円(税込5,830円)

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[造手] Weingut Veyder Malberg / ヴァイングート・ヴァイダー・マルベルク
[銘柄] Liebedich Grüner Veltliner / リーベディッヒ・グリューナー・ヴェルトリーナー
[国] Austria / オーストリア
[地域] Niederosterreich / ニーダーエスタライヒ州
[品種] Grüner Veltliner / グリューナー・ヴェルトリーナー
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<この銘柄について>
「リーベディッヒ」は英語で"love You"。ヴァッハウの複数の畑のブドウのブレンド。それぞれの畑が最高の品質のワインになるポテンシャルはあるが、畑が小さいためブレンドにしている。畑の大部分は原生岩土壌。その中のレス土壌のブドウ畑のみ、トラクターで耕作している為、ボトルの首に「手仕事 Handarbeit」と書いてある帯をつけていない。

<栽培>
ビオディナミ農法
植樹:1980年頃、古木もあり
位置:標高250〜350m、南向き
土壌:小片のシスト、片麻岩

<シストについて>(”https://wine-link.net/”より引用)
薄く板状に割れる性質を持つ片岩質の土壌。栄養分が少なく、水はけが良い事や通気性が良く、熱を蓄積する、といった特徴がある。シスト(片岩)はスレート(粘板岩)よりも更に熱と圧力が加わり変性したものだが、スレートとシストは同じ物として扱われる事も多い。

<醸造>
野生酵母、ステンレスタンクで醗酵、ステンレスタンクで約5ヶ月間熟成。

<ストーリーまとめ>
オーナー醸造家のペーター・マルベルクは異色の経歴を持つ。青年時代はリトグラフ印刷技術を学んだあとビジネススクール卒業し、ウィーンの広告代理店で営業部長を務めていたが、その頃の交流関係でワインへの情熱に目覚めた。1991年に会社を辞めて2年間ナパヴァレーとスイスで醸造学校に通い、1993年にはヴァインフィアテルのグラーフ・ハーデック醸造所に就職しているが、その間にもナパヴァレー、トスカーナ、スイス、ドイツ、ニュージーランドと世界各地のワイナリーで研修した。やがて2008年にフリーランスのブドウ栽培・マーケティングコンサルタントとして独立してペーター・ヴェイダー=マルベルク醸造所を設立することになるが、それまでの14年間グラーフ・ハーデック醸造所の経営責任者として辣腕をふるい、オーストリアでは前例のないヴィオニエやシラーで見事なワインを醸造して注目を集めた。
ヴァッハウでは伝統にとことんこだわっている。トラクターの入れない急斜面の石垣に囲まれた、テラス状のぶどう畑に育つグリューナー・ヴェルトリーナーとリースリングの古木は、樹齢30〜70年。それをビオディナミ農法を採り入れて栽培。Laconの有機栽培認証を2008年に受けている。「手作業だけの栽培には、トラクターを使った場合の5倍の手間暇がかかる。だから最高のブドウに仕上げなければ意味はない」と言う。生理的な完熟と適切なpH値で、ボトリティスの繁殖していない、健全な状態で手作業で収穫。「収穫が遅すぎると、確かに印象的なワインは出来るが、フィネスと、テロワールと品種の表現を妨げ、本来の持ち味を失わせてしまう」と言う。ステンレスタンクと伝統的な大樽で野生酵母で発酵し、酵素も培養酵母も清澄剤も使わず、醸造中の不必要な介入も避けて、テロワールの個性を最大限に引き出している。設立当時は元肉屋の地下室を改装して醸造していたが、2014年に急斜面を利用して重力で果汁を移動出来るセラーを新築。5.5haのぶどう畑から妥協というものを全く感じさせない高品質なワインを醸造している。

<ストーリー長文>
オーナーのペーター・ヴァイダー=マルベルクは、オーストリア、ザルツブルクに生まれました。ミュンヘンでリトグラフ印刷技術を学び(1984-86)、ウィーンの経済振興機構の経済専門補習高等学校(1986-88)を卒業後ウィーンの広告代理店Haupt-Stummer/J.W.Thomposn に勤めました。1991 年に退職した後、ナパヴァレー醸造カレッジ (1991)とヴェデンスヴィルWädenswil(スイス)醸造技術者学校(1992)で醸造学を学びました。主な研修、修業先として、パイン・リッジ・ワイナリー、ナパ/USA (1991)、ファットリア・ディ・モンテマッジオFattoria di Montemaggio、トスカーナ (1992)、ヴェデンスヴィル醸造技術者学校の試験農場(スイス)(1992)、フランツ・ケラー/シュヴァルツァー・アドラー醸造所Weingut Franz Keller/Schwarzer Adler、バーデン/ドイツ (1992)、ヴィラ・マリア・エステート Villa Maria Estate とエスク・ヴァレー・ワイナリーEsk Valley Winery/ニュージーランド (1993)、ガン・エステート Gunn Estate/ニュージーランド (1996)が挙げられます。シュロスヴァイングート・グラーフ・ハーデッグ Schlossweingut Graf Hardegg(ゼーフェルド・カドルツ Seefeld-Kadolz /ヴァインフィアテル)では 14 年間経営責任者(葡萄栽培、醸造、マーケティング/販売担当、1993年〜2007年末)として活躍しました。2006年に醸造所をビオディナミに転換しました。2008年初めからフリーの葡萄栽培・ワインマーケティングコンサルタントとして独立し、2008年3月、ヴァッハウのシュピッツ・アン・デア・ドナウに自身でヴァイダー=マルベルク醸造所設立しました。

ヴァッハウは古くからあるワインの産地で、石垣のテラス状葡萄畑が特徴的です。それは景観を魅力的にしているだけでなく、ワインにも、世界に唯一無二の個性を付与しています。テラス状の畑を手作業で耕作するのは多大な労力を要します。(トラクターで作業できる畑の 5〜10 倍の労力がかかると言われます)。それ故多くの古くからあるテラス状の畑は耕作放棄される危険にさらされており、そうなればヴァッハウの景観は数年で変わってしまうかもしれません。そこでペーターは主に古木が植えられている危機に瀕したテラス状の畑を購入して、葡萄畑を地ならしから守ることを目指しています。その栽培は純粋な手仕事で、機械を使うことなく行わねばなりませんが、ワインの品質は極めて特異で、個性に満ちて、センセーショナルなものとなり、苦労は報われるであろうということを確信しています。2008年8月から有機農法監査契約を認定団体「ラコン Lacon」と結んでいます。
(以上、輸入元情報より引用)[]

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