[造手] Villa Venti / ヴィッラ・ヴェンティ
[銘柄] サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ・スペリオーレ・プリモセーニョ
[国] Italy / イタリア
[地域] Emilia-Romagna/ エミリア・ロマーニャ州
[品種] サンジョヴェーゼ
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<使用品種について>
<畑・栽培>
<醸造>
<ストーリー>
2002年に設立された、まだ若いカンティーナ「ヴィッラ・ヴェンティ」。2人の元ソムリエがサラリーマンを経験した後で、夢を諦めきれずに始めてしまったカンティーナです。マウロとダヴィデは家族と共にエミリア・ロマーニャの東、ロンコフレッドに移住。栽培・醸造の経験は無かったが、畑を開墾することから始め、野菜作りとアグリツーリズモの経営を軸に、少しだけワイン造りを始めました。醸造責任者はノエリア・リッチ、ヴィッラ・パピアーノの醸造も担当するサンジョヴェーゼ・ロマーニャのスペシャリスト、フランチェスコ・ボルディーニ。この人はこの地域の土壌を調べ上げた事でも有名。年産2,500ケース。ワインだけでは生活できないので2種類の古代小麦とオリーヴの栽培もビオディナミで行っています。
彼等は古文書から100年前に葡萄畑だった場所を探し出し、森を開墾し、葡萄畑にしていきます。元々葡萄畑だったのは先人が葡萄にとって条件の良い土地を選び出した訳なのでテロワールとして素晴らしかった訳です。しかも、100年間、森に戻っていたので土壌は化学肥料に侵されることなく健康!植えたのは4種類のサンジョヴェーゼ。収量の少ないものの中で性格の異なる4種類を混植することで複雑さを演出すると共に生物多様性も実現しています。面白いのが、彼等が採用した仕立。通常、価格の安いサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャでは仕事が楽で収量が多いダブル・グイヨが採用される事がほとんどですが、彼等の選択は「アルベレッロ」でした。この仕立は機械での仕事が不可能で、収穫も手入れも全て手作業になります。収穫量はダブル・グイヨの1/3程度まで減ってしまいます。何故、この仕立を選んだのかと言うと、古文書に当時の仕立が書かれていて、それが似ていたから。そして一番葡萄にストレスを与えない仕立だから。醸造所は「ノエリア・リッチ」と同じ場所にあり共有しています。
元ソムリエだけに想いが強く、採算度外視されてしまっている彼等のワイン。勿論、それだけでは生活していけないので仕事の中心は今でも野菜作りとアグリツーリズモの経営が主体。そんな彼等の努力が実り、ベースワインのサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ・プリモセーニョ 2018が、なんと!ガンベロロッソ最高評価3ビッケーレを獲得!東側の海に近い地域は大量生産の安ワイン産地。その中で古文書にのっていた良い畑を選び出し、アルベレッロ仕立で収量を減らし、本気で品質を追い求めた彼等。周囲の生産者達にバカにされながらも、ようやく結果を出しました。サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャは安かろう、悪かろうではありません。安かろう、旨かろう!です!
(以上、輸入元情報より引用)[]