[造手] Trinchero / トリンケーロ
[銘柄] A-Iuto! Bianco / ア・ユート・ビアンコ
[国] Italy / イタリア
[地域] Piemonte / ピエモンテ州
[品種] Chardonnay, Malvasia, Arneis / シャルドネ, マルヴァジア, アルネイス
[タイプ] オレンジ / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<ア・ユート・ビアンコ誕生ストーリー>
多雨に見舞われた2005年はとても厳しく、収穫時には厳しい選果を余儀なくされることになったヴィンテージ。もともと少量生産だった白ワイン3種類は生産量が激減したため、単一品種でのボトリングをあきらめ3品種全てをブレンドすることにした。
2005年はヴィナイオータ代表オータの長男・遊人(ゆうと)の生まれ年ということもあり、出来上がったワインは、“助けて!”を意味するイタリア語「A-iuto!(アユート)」と“ユートへ”を意味する「A Yuto」(【A】は、英語でのtoやinにあたる前置詞)をかけて「A-iuto! Bianco」と名付けられ、ヴィナイオータで全量引き取ることになった。
厳しいヴィンテージがきっかけだったが、その出来に手応えとマセレーションの可能性を感じたエツィオは2006年以降もア・ユート・ビアンコを仕込み、いまでは看板商品のひとつになった。
<畑・栽培>
一切の肥料を撒かず、ボルドー液以外の化学的な薬剤に頼らない農業を行っている。
<醸造>
アルネイスとシャルドネを除梗せずに軽くプレスした状態で醗酵。マルヴァジアに関しては、アロマティックな品種という事もあり、更なるアロマも、梗の渋みも必要ないと考えて、例年通り除梗したブドウを醗酵。
<ストーリー>
アスティ県で一番初めにDOCワインの自家元詰めを行うための登記をした造り手、トリンケーロ。現当主エツィオは3代目に当たります。当初から、自然環境に最大限配慮した農業を心がけ、セラーでも人為的関与を極力避け、納得できないものはボトリングしないワイン造り&大樽での長期熟成を理想としてきました。
元々は40haもの畑を所有していましたが、もっとも条件の良い畑13haほどを残して他はすべて売却もしくは賃貸しに。残した畑のなかでも、最も重要な2区画がワイナリーに隣接した畑ヴィーニャ・デル・ノーチェとその隣のバルスリーナ。ノーチェは1920年代に、バルスリーナは1930年代にバルベーラが植えられた畑です。粘土質で肥沃な地質を持つアスティ地区ということもあり、施肥をしなくてもアルコール度数の高い、凝縮した果実味を持つワインができると考える彼は一切の肥料を撒かず、ボルドー液以外の化学的な薬剤に頼らない農業を行っています。
バルベーラが主要品種ですが、その他にも9種類のブドウを栽培していて、白以外は全て単一品種でリリースさせていますので、ワイナリーの規模を考えると、非常に多種類のワインを造っていると言えます。
(以上、輸入元情報より引用)[]