ヴェニカ・エ・ヴェニカ / コッリオ・ソーヴィニヨン・ロンコ・デッレ・メーレ 2022

A1091,A1171

8,200円(税込9,020円)

[造手] Venica & Venica / ヴェニカ・エ・ヴェニカ
[銘柄] Collio Sauvignon “Ronco delle Mele” / コッリオ・ソーヴィニヨン・ロンコ・デッレ・メーレ
[国] Italy / イタリア
[地域] Friuli Venezia Giulia / フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州
[品種] Sauvignon Blanc / ソーヴィニヨン・ブラン
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量]750ml

<輸入元テイスティングコメント>
洋ナシや白桃の香口に含むと果実の美味しい酸が広がる非常に華やか。鼻に抜ける香りが心地よくすぐもう一口飲みたくなる。

<畑・栽培>
丘の最上部の冷涼な畑ロンコ・デッレ・メーレ畑。ソーヴィニヨンがゆっくり熟すので要素の多い葡萄が得られる。ビオロジックが導入され、一切の除草剤、防虫剤、ホルモン剤の不使用は勿論、重金属である銅の使用も極小量に抑えられている。下草は伸ばされ、畑の周辺には森が残されていて、リンゴ、杏等色々な植物が植樹されている。

<醸造>
酸素が入らない特殊なステンレスタンクで20時間、11度の低温で果皮浸漬。発酵終了後、20%は20-27hlの大樽、残りはステンレスタンクで5ヶ月熟成。最初の2ヶ月は定期的にバトナージュする。3月と5月の満月の日にボトリング。

<ストーリー>
コッリオの伝統ノン・マセラシオン白ワインの頂点
90年続くコッリオの伝統的造り手。4代目ジャンパオロがビオロジックを導入し、葡萄自体のポテンシャルが上がっている。マセラシオンをしなくても充分に存在感のあるワインを産み出している。

ノン・マセラシオン90年の歴史
1929年にダニエレ・ヴェニカが古いカンティーナと周辺の畑を購入して始まった90年の歴史を誇るイタリアを代表する白ワインの造り手。
『1度も資本が入る事なく家族経営が続けられ、代々の当主が醸造を担当。現在はジャンニの息子ジャンカルロに引き継がれている』
4代目当主はジャンカルロ。イタリアだけでなく、コント・ラフォン等ブルゴーニュでも学び、ビオディナミにも精通している。現在はジャンニの妻オルネッラがカンティーナの隣でアグリツーリズモを経営していて所有畑は28haに広げられた。
『創業当初、周辺にカンティーナは殆ど無く、ダニエレは条件の良いコッリオの優れた畑を贅沢に所有する事ができた』
今でもロンコ・デッレ・チメやロンコ・デッレ・メーレといったコッリオ最良の畑を所有。イタリアを代表する白ワインの造り手まで成長した。
『自社葡萄のみで畑はドレーニャ・デル・コッリオの中に全て位置していて、厳密に55種のミクロクリマに分類する事ができる』
区画毎のミクロクリマと土壌を把握し、栽培品種、仕立を変える。また、収穫も5-10回に分けて行われるので発酵用タンクは小さく沢山必要。
『丘の最上部、ロンコ・デル・メーレ畑は標高の低い暖かい区画から収穫し、西斜面、北西斜面、斜面上部と4-5回に分けて収穫する』
醸造がシンプルで味付け要素が極めて少ないので収穫するタイミングと選果が最も重要と考えている。これは初代から変わらない考え方。

生物多様性と持続可能な農業
長期マセラシオンが自然で、ノン・マセラシオンが自然なワインではないのでしょうか?マセラシオンの有無と自然なワイン造りは関係ありません。
『持続可能な農業と生物多様性を実現することで畑の表現力を増す。更に自然エネルギーの活用で自然環境に配慮した醸造を目指している』
2006年から太陽光パネル、2007年からは葡萄樹等を原料にした暖房設備を導入。カンティーナのほぼ全ての電力と暖房をまかなっている。
『2011年にはV.I.V.Aサステイナブル・ワインに加入し、排出CO2量等、環境への影響を最小限に抑えるワイン造りを実現している』
資源である水とCO2の排出量を削減する為に電動自動車の導入。更に旅行者向けの電気ステーションの提供にも力を入れている。
『畑ではビオロジックが導入され、一切の除草剤、防虫剤、ホルモン剤の不使用は勿論、重金属である銅の使用も極小量に抑えられている』
下草は伸ばされ、畑の周辺には森が残されていて、リンゴ、杏等色々な植物が植樹されている。

何も加えない、隠さない
醸造は父ジャンニの時代と全く変わらないが、ワインは力強さを増している。ジャンパオロが導入したビオロジックの成果が既に現れている。
『11度で20時間の低温マセラシオンで葡萄の個性をモストに移していく。エキスだけを取り出すことで本当の土地の個性を引き出す』
収穫した葡萄の性格をそのままワインに移していく為、透明でシンプルな醸造が必須。酸素や澱との過度な接触は葡萄の個性を隠してしまう。
『再利用できる二酸化炭素を先にタンクやパイプに通し、酸素を追い出してからモストを入れて、徐々に二酸化炭素レベルを下げて発酵へ』
基本的にステンレスタンクで仕上げ、澱との接触期間は5-6ヶ月と短い。果皮や澱はモストそのものの個性を覆い隠してしまうから。
モノ・セパージュ(単一品種)は黄色のカアプセル。アロマティック(区画アッサンブラージュ)はオレンジで単一畑は緑のカプセルになっている。
『白ワインの醸造は基本的に一緒で11度の低温で20時間低温マセラシオン。大樽とステンレスの併用で5-6ヶ月熟成』
葡萄の状態を見ながら、収穫時期やマセラシオン、熟成容器を変えているが、新樽は一切使用しない。酸素供給の必要性で樽を一部使用する。

■Sauvignon “Ronco delle Mele”
4-5回に分けて収穫し、それぞれ小さなステンレスタンクで発酵。冷涼な畑なのでソーヴィニョンは、ゆっくり熟すので青さは全くない。
『2018年は8月29日に収穫を開始し、最後の収穫は9月5日の最上部だった。色々な状態の葡萄が複雑味を与えてくれる』
20時間11度の低温で果皮浸漬してからアルコール発酵。その後、20%だけ20hlと27hlの大樽、残りをステンレスタンクで6ヶ月熟成。
『大樽は少しだけ酸素をワインに与えるのでふくよかさや複雑味をワインに与えてくれる。ステンレスタンクは繊細さや硬質感を与える』
葡萄そのものの個性を隠す事なく、磨き上げるような醸造。フレッシュだが奥行きのあるコッリオでしか造れないワイン。
(以上、輸入元情報より引用)[]
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