[造手] Petit Bonhomme / プティ・ボノーム
[銘柄] Pipelettes / ピプレット
[国] France / フランス
[地域] Provance / プロヴァンス地方
[品種] Grenache Noir 47.5%, Serine 47.5%, Alphonse Lavallee 5% / グルナッシュ・ノワール, セリーヌ, アルフォンス・ラヴァレ
[タイプ] ロゼ / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<このワインについて>
『Pipelettes ピプレット』とはフランス語で「おしゃべりな女性達」という意味です。ファビアンは、ドメーヌのワインを味わった人が笑顔で幸せになってもらいたいと思い、喜びとユーモアのある名前を各キュヴェにつけています。ドメーヌでの初めての収穫の間、ファビアンの妻と義理の姉が、彼の反対の畝でブドウを収穫しながらずっと話し続けていたことから、この名前を考えたそうです。
<畑・土壌>
畑は南仏リュベロン地方のPeypin d’Aigues ペパン・デーグとLa Tourd’Aigues ラ・トゥール・デーグの村にある。栽培面積は1.7haで、シラー、グルナッシュ・ノワール、グルナッシュ・ブラン、グルナッシュ・グリ、セリーヌ(シラーの古代品種)を栽培。粘土石灰と粘土砂岩の土壌で、標高は325-390m。ビオディナミ農法。スギナやイラクサ、アルファルファなどのプレパレーションを使用し、硫酸銅の使用は可能な限り少なくしている。ブドウ木の畝の間は2匹の馬で定期的に耕作。馬で耕作することによって畑の土が踏み固められることがなくなり、地中の微生物の生命が自然に再生されるため。ブドウ木の周りには自然に下草を生やすか、もしくは豆類などを一緒に栽培したり、はちみつを作ってくれる花などを生やしている。収穫は手摘みで行い、厳格に選果して、小さなケースで醸造所に運ぶ。
<醸造>
収穫日はグルナッシュ・ノワールとセリーヌが9/4。アルフォンス・ラヴァレが9/8。手摘みで収穫したブドウを手作業で除梗した後、ダイレクトプレスして、温度管理を行わずに、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的にアルコール発酵。引き続き、ステンレスタンクでシュール・リーの状態でマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。無清澄、ノン・フィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。2023年5月時点のSO2トータルは12mg/l。総生産量2,640本。ALC度数13.5%。
<ストーリー>
これまで南仏のエリアには、他の地域に比べてナチュールの造り手が少なかったのですが、いよいよこの地域にも新たなナチュールの造り手が現れました。馬によるブドウ畑の耕作のプロフェッショナルで、コルシカ島のビオディナミの巨匠、コンテ・アバトゥッチでもセラーマスターを務めていたファビアン・シャナヴァが、2018年に南仏のリュベロンに設立したドメーヌ、“プティ・ボノーム”です。ファビアンが目指しているのは、過度な重たさのない、ピュアで、フレッシュ感とフィネスを備えたジューシーな南仏のナチュラルワインです。初ヴィンテージは2018年。フランスのナチュラルワインショップで引き合いが強く、毎年リリースと同時に完売するほどの人気で、1年待ちでやっと日本への割り当てを頂けました。
(以上、輸入元情報より引用)[]