デ・バルトリ / アクト 250ml

3,400円(税込3,672円)

[造手] De Bartoli(Sebastiano De Bartoli)/ デ・バルトリ(セバスティアーノ・デ・バルトリ)
[銘柄] ACTO / アクト
[国] Italy / イタリア
[地域] Sicilia / シチリア州, Trapani / トラーパニ県, Marsala / マルサーラ
[品種] Zibibbo / ズィビッボ, Grillo / グリッロ
[酸度] 6.0%
[容量] 250ml
[名称] 果実酢
[原材料名] ワインヴィネガー(ズィビッボ類、グリッロ類)濃縮モスト
[賞味期限] 2027年5月31日

<テイスティング・ノート>
[香り] まるでバルサミコ酢のような豊穣な香り。
[味わい] 甘みもありますが、あくまでもワインヴィネガーなので非常に軽やかな後味です。
[相性] シンプルにサラダにかけるだけで、いつもの料理が格段に美味しくなります。デ・バルトリ家の食卓では「インサラータ・パンテスカ」というパンテッレリーア風サラダ(トマト、タマネギ、茹でたジャガイモ、パンテッレリーア名産のケイパーのサラダ)にヴィネガーをたっぷりかけて楽しむそうです。

<輸入元コメント>
このワインヴィネガーには面白いエピソードが残されています。
マルコ・デ・バルトリは、趣味で集めていた数々のクラシックカーが並ぶガレージの一角で、「タンクの底の方の澱がらみのワイン」や「酵母以上にバクテリアが活躍してしまって、ワインとは別な世界へと旅立ってしまった元ワイン」などを樽で大量に保管してヴィネガーにしていたそうです。
しかし、ワイナリーが許可なくヴィネガーを製造・販売することはできないため、2011年にマルコが亡くなった後、次男のセバスティアーノが数年に渡るリサーチの末にようやく正式な販売への道筋を見出します。
まずは知り合いのヴィネガーの造り手にこのヴィネガーを持ち込み、少量の濃縮モストを添加して、再醗酵を促したものを瓶詰めします。
こうして、イタリアの法律上では「ヴィネガー風調味料」として正式にリリースすることが実現したのです。
商品名は、イタリア語でヴィネガーを意味する「ACETO」から「E」を取って「ACTO」と命名されました。2011年にマルコが亡くなる以前からガレージで保管されていたことから、かなりの熟成年数ではないかと考えられます。

<造り手のストーリー>
シチリア島西部トラーパニ県のマルサーラで、1978年に創業したデ・バルトリ。農学の学位を取得した若きマルコ・デ・バルトリは、この土地で2世紀以上に渡ってブドウが栽培されてきた「バーリオ・サンペーリ」(由緒正しい農場に伝わる伝統的な建物と農園)を母から引き継ぎます。
ワイナリーを創業するにあたって、マルコは親戚や近隣の農家、廃業してしまったワイナリーから信頼のおけるワインを買い集めました。
その量は20万リットルにおよび(750ml換算で26万本相当)、中には1903年や1958年などのヴィンテージも存在し、40年以上が経った今も樽で熟成されています。
さらに、マルコはワイン法によって歪められた現代のマルサーラに抗議する形で、地域性にフォーカスした「真のマルサーラ」ともいうべき「ヴェッキオ・サンペーリ」を1980年に初リリース。
1984年には、パンテッレリーア島(シチリア本島とチュニジアのほぼ中間地点にある島)にある南西向きで標高200mの「ブックラム」(アラブ語で「ブドウ畑の父」の意)という地区に、5へクタールの畑と1700年代に建てられたこの島独特の建築様式の家屋ダンムーゾを取得します。
1986年にはパッシート、1989年からは北東向きの標高400mの畑でズィビッボの栽培を始めます。さらに、1991年頃からピエトラネーラとグラッポリ・デル・グリッロというスティルワインの生産も開始します。
2011年にマルコが亡くなってからは、息子のレナートとセバスティアーノ、娘のジュゼッピーナの3人が父の遺志を受け継ぎ、世界でも類を見ないこのワイナリーを運営しています。現在はマルサーラに11.5ヘクタール、パンテッレリーア島に6.5ヘクタールの畑を所有し、ブドウを有機農法で栽培、年間およそ10万本をボトリングしています。
(以上、輸入元情報から引用・編集)

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