ラバヤ・ディ・ブルーノ・ロッカ / バルバレスコ・ラバヤ 2016

C647

13,000円(税込14,300円)

[造手] Rabaja di Bruno Rocca / ラバヤ・ディ・ブルーノ・ロッカ
[銘柄] Barbaresco “Rabaja” / バルバレスコ・ラバヤ
[国] Italy / イタリア
[地域] Piedmont / ピエモンテ州
[品種] Nebbiolo / ネッビオーロ
[タイプ] 赤 / 辛口 / フルボディ / DOCG
[容量] 750ml

<輸入元コメント>
最も重要な畑“ラバヤ”はトゥーフォと呼ばれる石灰質の堆積土壌であり、特に珪素が強く、他の土壌より青がかった色調が特徴的。南西向きで日照量が最も多い畑で、盆地上になっている。下部のタナロ川から年間を通じてこの盆地を冷たい風が吹き抜ける。その風がカビや病気から葡萄を守ってくれる理想的環境。

<畑・栽培>
「ラバヤ」は「トゥーフォ」と呼ばれる石灰質の堆積土壌。南西向きで日照量が最も多い畑。北のアルプスから冷たい風が吹きつける場所でカビや病気から葡萄を守ってくれる。近年、ラバヤは拡張されたが拡張前のオリジナルの場所を所有しており、最高の位置。下部はタナロ川の湿気 がたまり良い葡萄はできない。
畑では化学肥料は一切使用しない。畑で使うのは海藻由来の粉末、天然硫黄と 自家製コンポストのみ。硫黄は2週間で土に戻る。ボルドー液中の銅の毒性は強く6ヶ月以上土壌に残留する上、銅はネッビオーロの命である酸を下げてしまうため、ボルドー液さえも使用しない。

<醸造>
ワインが成長する為にバリックを通して酸素と触れ合わせる。 フランス、アリエ産を中心に彼等が木から選んで36ヶ月以上乾燥させたバリックを使用。縦型ステンレスタンクでの発酵。年毎の果皮の成熟度、硬さによってルモンタージュかピシャージュを使い分け、回数も調節することでバランスの良いワインに仕上げている。

<ストーリー>
ブルゴーニュの影響
1834年、「フランチェスコ・ロッカ」と妻「マリア・アデラ イド」がバルバレスコで野菜、果実の栽培を始めたの が始まり。 1958 年にはバルバレスコの中心街の家を売り、郊外 の「ラバヤ」に移住。葡萄栽培中心の農家へと変わっていった。
『当時からラバヤは高品質の葡萄が育つことで有名 で他のバルバレスコと区別されて高い価格で買い取られていた』
当初は収穫した葡萄全量を協同組合や近隣の造り手に葡萄を販売していた。父が亡くなり「ブルーノ」が当主になった1981年にボトリングを開始。
『父は醸造設備だけでなく3 年以上も時間を必要と するワイン造りに反対だった。葡萄を売れば 1 年でお金を得ることができるのだから』
30年の歴史しかない造り手ながら、他の造り手達も認めるバルバレスコを代表する造り手となった。
『当時のバルバレスコはブルゴーニュと比べて遅れていた。セラーは不衛生で収量制限も行われていなかった。ワインは酸味が強く不均衡だった』
30年前のバルバレスコには「テロワール」という概念 自体が存在しなかった。畑毎の土壌や「ミクロクリマ」 の違いをワインに表現するという考えを持った造り手 は皆無だった。 「ブルーノ」は何度もブルゴーニュに渡り土壌の扱い方、栽培、醸造まで学んでいく。
『バリックの導入もブルゴーニュの影響だが、バリック の香は嫌い。酸素を供給する為に使う』
彼等の葡萄は土壌改善と収量制限によって力がある。ワインが成長する為にはバリックを通して酸素と 触れ合うことが必要になる。 フランス、アリエ産を中心に彼等が木から選んで36ヶ月以上乾燥させたバリックを使用。香も抽出されるタンニンも控えめ。

海藻で病気から守る
一時期は「ロータリーファーメンター」を使用し、速やかな抽出と色素の安定に取り組んだ。 現在は縦型ステンレスタンクでの発酵に回帰した。 横型の発酵容器では果帽がワインに接している面積が多く調整が効かないというのがその理由。
『縦型タンクは果帽が上部で完全にワインに漬からない。ワインに触れる面積比も横型より低くなる。ルモンタージュの回数によって調整ができる』
年毎の果皮の成熟度、硬さによってルモンタージュかピシャージュを使い分け、回数も調節することでバランスの良いワインに仕上げている。 一方、畑では化学肥料は一切使用しない。ボルドー液さえも使用しない。
『ボルドー液中の銅の毒性は強く6ヶ月以上土壌に 残留する。更に銅はネッビオーロの命である酸を下げてしまう効力もある』
我々が畑で使うのは海藻由来の粉末、天然硫黄と 自家製コンポストのみ。全て自然のもの。硫黄は2週間で土に戻る。

トゥーフォ(青い石灰)のラバヤ
「ラバヤ」を中心にネイヴェ側の「クラ」。トレイゾにも所 有。全ての畑はクリュを名乗れる区画。
『畑名の入らないバルバレスコも全てクリュ「クラ」の 葡萄 100%で造られている』
最も重要な畑「ラバヤ」は「トゥーフォ」と呼ばれる石灰質の堆積土壌。南西向きで日照量が最も多い畑。 盆地上になっている下部にはタナロ川。 北のアルプスから冷たい風が吹きつける場所でカビ や病気から葡萄を守ってくれる。
『ラバヤの土壌は珪素が強く出る。他の畑より青が かった色調が特徴。近年、ラバヤは拡張されたが拡 張前のオリジナルの場所を所有している』
彼等のラバヤは最高の位置。下部はタナロ川の湿気 がたまり良い葡萄はできない。ラバヤは所有している 場所によって全く違う。
『コパロッサは砂質と小石が多い土壌。粘土比率が 極端に低い。骨格では劣るが香の広がりや可憐さ ではラバヤ以上。若いうちから開く』
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