ジャコモ・コンテルノ / バローロ・チェレッタ 2015

C625

45,000円(税込49,500円)

[造手] Giacomo Conterno / ジャコモ・コンテルノ
[銘柄] Barolo Cerretta / バローロ・チェレッタ
[国] Italy / イタリア
[地域] Piemonte / ピエモンテ州, Barbaresco, Monforte D'arba
[品種] Nebbioro / ネッビオーロ
[タイプ] 赤 / 辛口 / フルボディ
[容量] 750ml

<Antonio Galloni> 96/100
Conterno's 2015 Barolo Cerretta is sensual and inviting, until the firm Nebbiolo tannins kick in. Bright floral and orange zest notes perk up a core of sweet red cherry fruit. Medium in body and beautifully persistent, the Cerretta is positively stellar. Just as it was from barrel, the 2015 is so refined, so alluringly young, that it really does not seem like a Serralunga Barolo at all.(Drink 2025 - 2045)

<Wine Advocate> 96/100
After our tasting of the two Barbera wines, we moved over to 40-hectoliter cask number 101 to get our first taste of Conterno's finished (or nearly finished, as the wine had not been bottled yet) Nebbiolo. The 2015 Barolo Cerretta is influenced by the warm conditions of the vintage with plenty of ripe and succulent fruit, although this vintage differs from the similarly warm 2017 and 2011 harvests in that the 2015 growing season had more moisture locked within the soil. Consequently, this vintage tends to offer cool-climate tannins and structure, giving the wine the ample backbone it needs to carry all those luscious dark nuances. The wine is ripe, profound and makes your mouth salivate.(Drink 2023 - 2050)

<畑・栽培>
畑は2008年に購入したチェレッタ。チェレッタはセッラルンガ・ダルバの中では比較的北の方。

<醸造>
野生酵母。(樽からの影響を極力避ける為)スラヴォニアオークやオーストリアオークの大樽で40ヶ月以上熟成。その後、ステンレスタンクで最大1日かけてゆっくりと澱抜きし、清澄と濾過はせずに瓶詰め。

<ストーリー>
ジャコモ・コンテルノは、初代のジャコモ・コンテルノ氏が1900年代に銘醸地モンフォルテ・ダルバの地で創設した家族経営のワイナリー。第一次世界大戦から帰国後、それまで早飲み用に樽から販売するスタイルが一般的であったバローロにおいて、長期熟成が可能なワインを作ることを決意。ジャコモ氏のワイン造りへの高い意識と情熱は、力強く長期熟成が可能な古典派バローロ、モンフォルティーノを完成させ、初めて瓶詰めのバローロを販売した生産者の一つとして話題に。古典派バローロの第一人者としてコンテルノ家の伝説が始まったのです。
その後、1961年にはジャコモ氏の息子である2代目ジョヴァンニ氏がワイン造りに参画。それまで上質な買いブドウでワインを仕立ててきましたが、より高品質なブドウを確保するため、1974年にセッラルンガ・ダルバに位置するカッシーナ・フランチャに14haの自社畑を購入。南西向きで石灰質を多く含む土壌から生まれる、コンテルノ家が目指すスタイルに最適なブドウを、一切妥協のない伝統的な醸造方法で仕立て、力強く優美な味わいのバローロ・カッシーナ・フランチャを完成させました。
さらに、カッシーナ・フランチャの中でも最も素晴らしい区画のブドウを使用し、巷のヴィンテージチャートは一切関係なく、ジョヴァンニ氏が素晴らしいと判断した年にのみ仕立てられる伝説的キュヴェ、バローロ・リゼルヴァ・モンフォルティーノを生み出し、「古典派バローロの最高峰」としてジャコモ・コンテルノの世界的名声を確立。バローロ・リゼルヴァ・モンフォルティーノは、2000年以降、ワイン・アドヴォケイト誌にて4度もの100点満点を獲得し、ボルドーの格付け1級シャトーや、ブルゴーニュのD.R.C.のような別格の存在として讃えられているのです。
ジョヴァンニ氏の死後、1988年からワイン造りに携わっていたジョヴァンニ氏の息子であるロベルト氏が当主に就任。古くから伝わる伝統的な醸造を守りながら、父から受け継いだ一切妥協のない徹底的な品質主義を貫いています。
そんなロベルト氏が手掛けるバルベラ・ダルバ ヴィーニャ・フランチャは、ワイン・アドヴォケイト誌にて「バルベラでは到達しがたいレベルの複雑味が引き出されている」と称賛。
ロバート・パーカー氏は、ジャコモ・コンテルノについて「ネッビオーロ種とピエモンテにとっての記念碑のような存在である」と称賛し、文句なしの5つ星満点生産者に選出しました。 トップキュヴェのみならず、手掛けるワイン全てにおいて評論家から高い支持を集め、神のような別格の存在として世界中の愛好家から崇められています。
著名な畑が立ち並ぶ偉大なテロワール。 伝統を貫きつつ躍進を続けるこだわりのワイン造り。
ジャコモ・コンテルノはバローロ南東部モンフォルテ・ダルバを拠点とし、セッラルンガ・ダルバに位置するチェレッタ、カッシーナ・フランチャ、アリオネの3つの畑を所有しています。セッラルンガ・ダルバといえばバローロの中でも最も長期熟成能力の高いワインを生み出す5大産地の一つ。南北に細長く連なる山脈の裾野に、鉄分を多く含む重く赤みを帯びた土壌を備えたブドウ畑が広がっています。
その個性的な味わいと共にセッラルンガ・ダルバを有名にしているのが著名な畑の数々。こちらのジャコモ・コンテルノを始め、ブルーノ・ジャコーザ、ピオ・チェーザレ、ガヤ、マッソリーノなど、錚々たる大御所生産者の自社畑が、小さな谷を隔てて数珠繋ぎに連なっているのです。フランチャ、ヴィーニャ・リオンダ、マレンカ、パラファーダなどの綺羅星の如き畑が立ち並ぶ素晴らしいテロワールで、良年にのみ生産されるトップキュヴェの「バローロ・リゼルヴァ・モンフォルティーノ」や単一畑の「バローロ・フランチャ」「バローロ・アリオネ」など、年間約60,000本を生産しています。
また、ジャコモ・コンテルノは生粋の古典派として知られ、ピエモンテのランゲ地方に伝わる大樽を使用した醸造法を受け継ぎ、歴史を感じさせるクラシカルな造りは今も健在。しかし現代の技術を上手に取り入れることで、さらなる品質の向上に努めています。 マセラシオン(醸し)と発酵には、対流が促進され、自動で撹拌作用が起きるため、タンニンがエレガントに仕上がる台形の発酵樽を使用。大抵のワイナリーが2〜3週間のところ、3~4週間かけて行います。熟成には長期に耐えられるよう、密度が高く、最も酸素を通しにくいオーストリアオークを使用。その後、専用のステンレスタンクで最大1日かけてゆっくりと滓抜きし、清澄と濾過はせずに瓶詰めします。
その他にも、コルク会社に協力を仰ぎ、コルクに識別コードを付けて偽造対策や欠陥の無いコルクを造るシステムを導入した他、外観、香り、味わいのすべてにおいてネッビオーロを使用したワインを一番堪能できる形のグラス、センサリーを開発するなど。ワイン造りの基礎においては伝統を貫き、それを取り巻く環境で先進的なアプローチを行っているのです。
恵まれたテロワールとこだわり抜いたワイン造りから生み出される、リッチでスケール感のある堂々した味わいはまさに“古典派バローロの最高峰”。設立当初よりワインラヴァーや評論家、他のワイン生産者から神のような別格の存在として讃えられるワイナリーであり続けています。

(以上、輸入元情報、及び海外サイトの情報を元にエッセンティアで修正)[1]

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