[造手] Bressan / ブレッサン
[銘柄] Carat / カラット
[国] Italy / イタリア
[地域] Friuli Venezia Giulia / フリウリ・ヴェネツィア ジュリア州
[品種] Friulano,Malvasia, Ribolla-Gialla / フリウラーノ, マルヴァジア, リボラジャッラ
[タイプ] オレンジ / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<生産者コメント>
伝統とは、先祖代々受け継がれてきたノウハウに対する敬意と、密接な関りがあります。現在のブレッサン・ファミリーも伝統を大切に心に刻みながら、このクラシックな品種のブレンドワインを作り上げました。 フリウラーノ、マルヴァジーア、リボッラ・ジャッラという貴重な品種のブレンドから得られる他に類を見ないワインで、これらの品種は、コッリオの砂岩ローム層の丘陵で何世紀もの間繁栄してきました。カラットは“フリウリの宝石”とも言うべきワインです。麦わら色に輝く色合い、
繊細な香りに満ち、アプリコット、ピーチ、メロン、ほのかなアーモンドなどの魅惑的な香りが心地よく呼び覚まされます。全ての香りが開くと、極めてエレガントなブーケが広がります。
小樽および大樽でじっくり寝かせているので、非常にバランスがとれていて、アカシアや上質なハチミツのほのかな風味がゆっくりとたち現れます。気品溢れるこのワインは、どんなシーンにもふさわしいでしょう。
[畑] ファッラ・ディソンツォ(イタリア、ゴリツィア地方)
[栽培] 有機栽培
<土壌>
石灰質土壌をベースに、酸化鉄を多分に含む。このような地質は有機物や養分を含有しないので、ブドウの生育は極めて遅くなる。しかしその分、マクロそしてミクロの視点から、ブドウやワインの構成成分が様々な点で高められるという利点がある。
<醸造>
除梗したブドウは軽い圧搾後、ゆっくりと果皮浸漬させ澱引き。その間デレスタージュ(発酵中に液体をすべて別タンクに移し変え数時間後にもとのタンクに戻す)を何度も行なう。再度軽く圧後、“フラワー・マスト”(一番搾りの最高のジュース)のみを抽出、19‐21℃で20〜25日間発酵。一部を225L入りの小樽(バリック)に、残りは2000Lの大樽に移し、双方とも“シュール・リー製法”(澱の上でワインを寝かせる方法)で毎日バトーナージュ(攪拌)を行ないながら、最短でも1年間熟成。そ
の後、それぞれの樽の中味は再び集められ、瓶詰め前に、ステンレス#316のステンレスタンクで“仕上げの熟成”を少なくとも2〜3ヶ月行なう。瓶詰め後は500本ずつのグループに分けられ、巨大な格子箱に寝かせられ、温度調整機能付きの倉庫で熟成が続けられる。これは長期熟成タイプの白ワインの製法である。
<ストーリー>
ブレッサン家により9世代に渡って営まれるワイナリー。現当主フルヴィオはその歯に衣を着せぬ発言で周囲に誤解を与えやすいが、実際の本人は知的で心優しく信念を曲げない強い覚悟の持ち主です。家業を継ぐ前は小児癌の末期の子供たちのセラピストをしていました。白ワインのラインナップは、単一品種で造られる ものが3種類、リボッラ&フリウラーノ&マルヴァジーアの伝統的なブレンドで造 られる白の1種類で計4種、栽培が非常に難しいモスカートローザ(果皮が赤みがかっているマスカットで、完熟してないと独特の苦みがあり、完熟するとブドウの粒が房から外れ落ちてしまうそう)でロゼワイン、赤ワイン用の品種は、伝統品種スキオペッティーノ(リボッラネーラ)とピニョーロ、そして国際的品種としては、メルロー、カベルネフラン&カベルネソーヴィニョン、ピノネーロを栽培し、単一品種で出す時もあれば、いろいろブレンドして醸造することもあります。
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