サンドロ・ファイ / ヴァルテッリーナ・コスタ・バッサ 2015

C362

3,400円(税抜)

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[造手] Sandro Fay / サンドロ・ファイ
[銘柄] Valtellina Sup Valgella "Costa Bassa" / ヴァルテッリーナ・コスタ・バッサ
[国] Italy / イタリア
[地域] Lombardia / ロンバルディア州、San Giacomo di Teglio
[品種] Nebbiolo / ネッビオーロ (キアヴェンナスカ)
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<オーナーコメント>
通常、ネッビオーロといえば、現代はピエモンテ州のバローロやバルバレスコが有名だが、それは有名かどうかでの議論の話。ミラノを要するロンバルディア州最北のブドウ産地、ヴァルテッリーナ。
何も知らずにブラインドで飲むと、イタリア品種と言われても、これまでの経験や価値観で探ると、すぐには何かを特定しにくいかもしれない。
果実味は甘やかさの主張はそれほど強くなく、でもしっかりとブドウの熟度は感じられる。そして熟度もありつつ、キレイな酸と余韻のミネラル感が、最後まで筋の通った拘り・個性となっている。
東西20kmにわたるアルプス山脈の南側斜面の畑ということもあり、冷涼な地域でありながらもただただ軽いだけのワインでもなく、重過ぎもしない。
渋味はあるが、でも、ザラザラ感はなくスムーズでエレガント。
大人な、仕事ができる人のワインです。

<畑>
東西に20km 続くヴァルテッリーナはアルプス山脈の南側斜面に張り付くような段々畑。標高350-450m。ランゲでは温暖化が問題になっているがヴァルテッリーナは寒い。真夏でも40度になることはない。4,000m のベルニーナ山からコモ湖に向かって吹きおろす冷気がヴァルテッリーナの個性を作っている。

[土壌] 泥灰土壌に砂が混じる土壌

<栽培>
ビオロジックが採用され、硫黄は使うが、銅さえもほとんど使われていない。殺虫剤も使用しないので、毎年4月は段々畑の石段に卵を生んで葡萄芽を食べてしまう虫ノエットを、夜間に手作業で取り除いている。除草剤も使用しない。下草は蒸気でボイルして成長を止めている。ヴァルテッリーナ全体が環境保全に取り組んでいる。

<醸造>
標高450m以下の畑で南向きの2つの畑のアッサンブラージュ。砂質にシストが混じる。石灰や粘土はない。発酵はステンレスタンクで2〜3週間続く。マセラシオンは例年7日間で最低限のピシャージュで抽出を抑え、若い内から開いているネッビオーロの繊細な味わいを目指している。マロラクティックから大樽に移して、熟成は12ヶ月。ノン・フィルター。

<ストーリー>
ランゲとは全く違う。もう1つのネッビオーロ
東西に続くアルプス山脈の南側斜面に張り付く段々畑。標高で分割し、武装の個性に合わせたワイン造りが特徴。 マルコにとって葡萄の個性をそのまま表現するのが理想。

ランゲと全く違う土壌
1973年に「サンドロ」が実家のワイン造りを事業とし て本格化、設立したのが「サンドロ・ファイ」。 ヴァルテッリーナの歴史「アール・エ・ペペ」の親戚に あたる一家で重要な畑を所有している。1998年に は息子「マルコ」娘「エレナ」に引き継がれた。
『マルコはエリオ・アルターレやマコンのオリヴィエ・メルランで学び、保守的なヴァルテッリーナで独自の 立ち位置を確立していく』
ヴァルテッリーナは珍しい産地。協会が完璧に機能していて45生産者全てが所属している。栽培方法 や病害対策も共同で行っている。
『協会で決めた事は皆が守る。ビオロジック、ホルモン剤の採用、蒸気での除草。全て協会で決められ、 全生産者が採用している』

重要なのは標高
マルコが強く意識しているのは標高の違いによる葡 萄の特徴を活かしたワイン造り。
■350m以下の畑ランゲと同じ位の標高だが、ヴァルテッリーナでは一番低い畑。問題は湿気と冷気の影響。
『夏の湿気は下部に溜まる。秋は冷気が下部にた まるので葡萄の成熟に悪影響を与える』
彼等は低い畑の仕立をペルゴラにして日照量を確 保。湿気と冷気で果皮が薄いので収穫前に雨が降ると壊れてしまう。
『早目に収穫し、アルコールが低く、タンニンも強くない早飲みタイプに仕上げている。造り手のセンスや実力が試される』
■450〜600mの畑 最高の日照量。芽ぶきも早く、成熟は時間をかけてゆっくりと進んでいく。
『果皮は十分に成熟するので厚くなる。タンニン、フェノール類の質が高く、葡萄の水分量も少ない。理想的なキアヴェンナスカ』
5つのサブゾーンに分かれるヴァルテッリーナ。彼等は「ヴァルゲラ」と「サッセッラ」に畑を所有。
『色々な大きさの段々畑を持つことも重要。小さい畑は乾燥に弱く、大きい畑は水分が溜まりやすいので葡萄が水膨れしやすい』
■600m以上の畑 日照量は多いが、標高が高過ぎるので下部と同じく冷涼。葡萄の成熟スピードは遅い。
『上部は湿気が無いので葡萄がカビに侵されることがなく、秋の雨に降られてもすぐ乾燥する。よって陰干しタイプに向く』
最近では標高850mの畑にシャルドネも植樹。寒暖差による引き締まった味わいの白ワイン造りにも挑 戦している。

温暖化で注目の産地に
彼等の大きな特徴が10種類以上の「キアヴェンナスカ」のクローン。 一般的には病気に強い2種のクローンが栽培されるが、彼等は10種のクローンを列毎に植えている。
『苗木屋には古いクローンは無かったので試験場に行き、譲ってもらった。発芽や収穫のタイミングが異なるので手間はかかるが複雑味を得られる』
ランゲでは温暖化が問題になっているがヴァルテッリーナは寒い。真夏でも40度になることはない。 4,000mのベルニーナ山からコモ湖に向かって吹き おろす冷気がヴァルテッリーナの個性を作っている。
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