[造手] Raphaelle Guyot / ラファエル・ギュイョ
[銘柄] Amaltée / アマルテ
[国] France / フランス
[地域] Bourgogne / ブルゴーニュ
[品種] Aligote / アリゴテ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<銘柄エピソード:Edited by essentia>2024VT
2024年にマコンの買いブドウで醸造した一度限りのアリゴテのキュヴェ。
キュヴェ名の『Amaltéeアマルテ』とはギリシャ神話に登場するナイアード(女神)で、クレタ島の野生の山羊でもあります。幼いゼウスを山羊の乳で育てた乳母でもあります。アマルテとは古代ギリシャ語で『優しい女神』という意味です。この名前の響きと象徴性から、このように命名したそうです。
アペラシオン:VindeFranceヴァン・ド・フランス
*醸造所(トレニー)がAOC域内ではないためヴァン・ド・フランス格付けになっています。
<栽培:Edited by essentia>
マコネ地区Igéイジ村のビオロジックの造り手のAOCブルゴーニュ・アリゴテ域内の粘土石灰質土壌の西向きの畑で栽培された樹齢35年のブドウを厳選して購入。
<醸造:Edited by essentia>2024VT
手摘みで収穫したブドウをダイレクト・プレスし自然に清澄させた後、グラスウールのタンクで、野生酵母で自発的に発酵。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。その後、ホウロウのタンクで自発的なマロ発酵(2024年は1/2のみ行われた)と熟成。熟成後、無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2は醸造中は無添加。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に限り必要最小限のみ添加。2024ヴィンテージは9月24日に収穫。生産量は4,469本。2025年7月時点のSO2トータルは32mg/l。アルコール度数12.5度。
<ストーリー:Edited by essentia>
久しぶりに北ブルゴーニュに登場した新星
ナチュラルワインが日本に輸入され始めて四半世紀が経ちました。その間に造り手の技術がどんどん向上し、現在はオフフレーバーのないナチュラルワインが増えてきました。そのことを特に実感するのはミレニアル世代とそれ以降のさらに新しい世代の造り手達のワインを味わった時です。そんな中、北ブルゴーニュにも新しいナチュラルワインの造り手が登場しました。ラファエル・ギュイヨ、1991年生まれのミレニアル世代の女性です。
透明感とピュアさが際立つ現代的味わい
ブルゴーニュ生まれのラファエルは、シャトー・ド・ベル、グランジュ・ティフェーヌ、シリル・ファル、ティボー・リジェ・ベレール、ジョージアのニカ・バヒアとラマズ・ニコラゼなどで研鑽。自身でもナチュラルワインを造りたいと思い、ミクロネゴスを設立し、本拠を置くシャブリの南東のトレニー村で、同じヨンヌ県のビオで栽培されたブドウからナチュラルワインを造り始めました。彼女のワインは、透明感とピュアさが際立った、とてもキレイで現代的な味わいです。2019ヴィンテージからはドメーヌの自社畑のブドウからのキュヴェも造り始めました。
ドメーヌの概要
RaphaëlleGuyotラファエル・ギュイヨは1991年生まれのミレニアル世代のナチュラルワインの造り手です。高校卒業後、シャトー・ド・ベル(アテナイス・ド・ベル)、ラ・グランジュ・ティフェーヌ、シリル・ファル(クロ・デュ・ルージュ・ゴルジュ)、ティボー・リジェ・ベレール、ニカ・バヒア(ジョージア・カヘティ地区)、ラマズ・ニコラゼ(ジョージア・イメレティ地区)などで研鑽。並行してボーヌのCFPPA(農業專門教育センター)で栽培と醸造を修めました。
ブルゴーニュ生まれのラファエルは、畑は所有していませんでしたが、自身でもナチュラルワインを造りたいと思い、2016年にコート・ド・ニュイのコンブランシアンにミクロネゴスを設立。購入したブドウから、一度限りのキュヴとして2016ヴィンテージのワインを3種類造りました。
その後、ヨンヌ県、シャブリの南東にあるTreignyトレニー村に本拠を移しました。そして、2018ヴィンテージからは、新たに同じヨンヌ県のビオで栽培を行っている知人ドメーヌからブドウを購入して、生まれ故郷であるヨンヌ産にこだわったナチュラルワイン造りをしています。
また、2018年の秋に地元の引退するヴィニュロンから、ピノ・ノワールが栽培されている1.5ヘクタールの畑を引き継ぎ、ドメーヌとしての栽培と醸造も始めました。2020年の春にはピノ・ノワール(リュー・ディロビネット)の隣の0.75ヘクタールの区画にシャルドネを植樹。2023年で初めてシャルドネを収穫。今年ドメーヌ物として初リリースしました。また、ラファエルはブドウ畑の近くにある75haの農場も引き継ぎ、小麦やエンバクなどの穀物を撒き、牧草地と穀物をビオロジックで栽培することも計画しています。
ドメーヌの畑はブルゴーニュと同じ石灰質の岩盤上にあります。またガレと呼ばれる小石が転がっています。この石が昼に太陽の熱を集めて保温効果を高めて、ブドウの熟成を促進してくれます。畑はビオディナミで耕作されています。将来的にはブドウ以外にも果物や花、樹木を畑に植えたり、生け垣を作ったり、ミツバチを飼ったりして、生物多様性の豊かな畑にする予定です。さらにゆくゆくは、ビオディナミに続いて世界的に注目されているアグロフォレストリーも導入する計画です。アグロフォレストリーとは、農業(Agriculture)と林業(Forestry)を組み合わせた造語で、お互いの恩恵を最大限に利用しながら豊かな森を育むサステナブルな農業です。大きな特徴は、従来のように森を切り開いて畑をつくるのではなく、さまざまな植物や木々を一緒に植えて、森を再生しながら果実や野菜の収穫ができることです。さまざまな作物とともに森を育てられるため、長期的に同じ場所で生産を続けていくことが可能になります。特に若い成長中の樹木は二酸化炭素をたくさん吸収するので、温暖化の抑制効果が大いに望めるという利点もあります。
ドメーヌでは、温暖化によってブルゴーニュのブドウ畑の環境も従来とは大きく変化してきたため、2020年の春に植樹したシャルドネの区画を含め、新しく植樹する区画に関しては全て、畝の間は2.2メートルの間隔をあけ、植樹比率を1ヘクタール当たり4,500本にします。これは、畝の間に生やすカバークロップを増やすことと、風通しを良くすることによって、熱や冷気、湿気がこもらない畑にし、熱によるブドウへの被害や霜害、病害のリスクを低減させるという狙いがあります。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)