サンティニ / ブルゴーニュ・ブラン 2023

A1754

6,400円(税込7,040円)

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[造手] Santini / サンティニ
[銘柄] Bourgogne Blanc / ブルゴーニュ・ブラン
[国] France / フランス
[地域] Bourgogne / ブルゴーニュ
[品種] Chardonnay / シャルドネ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<銘柄エピソード:Edited by essentia>2023VT
2年振りに入荷したサンティニのブルゴーニュ・ブラン。マコネー地区Uchizy ウチジー村にあるLe Quart レ・カールで栽培されたシャルドネから造られたキュヴェ。

<栽培:Edited by essentia>
ビオロジック。平均樹齢は40年で、東向きの粘土土壌の区画であるため、まろやかさとストラクチャーを備えたワインが生まれる。

<醸造:Edited by essentia>2023VT
手摘みで収穫したブドウを、その場で選果して購入。除梗せずに全房でダイレクトプレス。ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的にアルコール発酵。引き続き、ステンレスタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。2023ヴィンテージの収穫日9月15日。総生産量1,500本。アルコール度数12度。2025年9月時点のSO2トータルは30mg/l。

<ストーリー:Edited by essentia>
ナチュラル・ブルゴーニュにおける『ミクロネゴス』のパイオニア
兄貴分として新世代のミクロネゴスの造り手達と切磋琢磨
近年のブルゴーニュでは、新規参入した若手や新世代のミクロネゴスが台頭しています。この潮流を作ったのは間違いなくクリス・サンティニでしょう。サンティニは2013年にミクロネゴスを設立。当初はシャントレーヴの醸造所を間借りしていましたが、2016年にオークセイ・デュレスに本拠を移すと、他のミクロネゴスのナチュラルワインの造り手達がシェアできるように醸造所を開放しました。サンティニは、そこで数多くの新世代のミクロネゴスの造り手達と切磋琢磨しながら新しいワイン造りをしています。
冷涼で個性的なテロワールから生まれるヴァン・ド・ソワフ
実際これまでにサンティニのセラーからは、ダンドリオン、ヴァン・ノエ、アルノー・ロペズ、バスチアン・ウォルバー、アイシー・リューなどの若い才能ある新しい造り手達が次々と巣立って行きました。そんなサンティニの手掛けるワインは『ブルゴーニュのヴァン・ド・ソワフ』です。リージョナル・クラスの冷涼で個性的なテロワールで、ビオロジックで栽培されたブドウを野生酵母で自発的に発酵させたナチュラルワインです。プレゼンテーションもユニークで1940−50年代にフランスで楽しまれていたワインのパッケージを復刻したものです。
サンティニについて・その1
サンティニは、Chris Santini クリス・サンティニが2013年にブルゴーニュに興したミクロネゴスです。クリスは、コルシカ出身の父とアメリカ人の母との間に1978年シカゴで生まれました。ペンシルヴァニア州で幼少期を過ごしていましたが、毎年コルシカとプロヴァンスの親戚の下で夏のヴァカンスを過ごし、フランスとアメリカの二重国籍で成人しました。クリスは放牧や野菜栽培、タバコ栽培の仕事を経験した後、21歳の時にプロヴァンスの叔父の下に1年間滞在しました。この時に、まだブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのカップルが所有する前のシャトー・ミラヴァルでブドウ栽培とワイン醸造の仕事を経験しました。そこで、ワイン造りへの情熱が生まれたそうです。その後、アメリカの大学に戻って学業を修めたクリスは、2003年に再びフランスに戻り、ボーヌでブドウ栽培とワイン醸造を学びます。当初は1−2年滞在するだけのつもりでしたが、醸造学校で今の妻と知り合ったこともあり、学業と並行してドゥニ・バシュレやフェヴレーなどのブルゴーニュのドメーヌで働き続けていました。そして、2006年伝説のワイン商『カーミット・リンチ』と出会ったのです。ブルゴーニュのドメーヌに精通し、英語もフランス語も流暢に話すクリスを貴重な人材と思ったカーミット・リンチは、クリスをカーミット・リンチのボーヌ・オフィスの従業員に採用したのです。その後、クリスはボーヌ・オフィスのマネージャーとなり、カーミット・リンチと共に、コシュ・デュリやアルノー・アント、ヴィレーヌ、メオ、コラン、ラヴノー、ラピエールなどフランス中の超一流ドメーヌを訪問して数多くのワインを試飲し、現在もカーミット・リンチで働き続けています。しかし、カーミット・リンチで働きながらも、クリスは自分自身でワイン造りがしたいとの想いがどんどん膨らんでいったのです。こうして、2013年にミクロネゴス『サンティニ』を設立したのです。初ヴィンテージは2014年で当初はシャントレーヴのギョームと栗山朋子さんのセラーで醸造をしました。
サンティニについて・その2
2016年からはオークセイ・デュレスに本拠を移して自前の醸造所で本格始動しました。同時に、彼は他のミクロネゴスのナチュラルワインの造り手達がシェアできるように醸造所を開放しました。サンティニは、そこで数多くの新世代のミクロネゴスの造り手達(次ページ参照)と切磋琢磨しながら新しいワイン造りをしています。現在は年間約1万本前後のワインを造っています。近年のブルゴーニュの新進気鋭のミクロネゴスは、コート・ドールのグラン・クリュやプルミエ・クリュなどの高額なキュヴェを手掛けるのが主流となっていますが、サンティニはそれとは対極のユニークなミクロネゴスです。なぜなら、ヴィラージュやプルミエ・クリュ、グラン・クリュのワインではなく、ACブルゴーニュやボージョレ、コトー・ブルギニヨン、コート・シャロネーズ、マコンなどのリージョナル・クラスのワインにのみ焦点を当てているからです。もちろん、質の高いテロワールを求めていますが、2010年代に入り急激に高騰してしまっているコート・ドールの著名な区画のブドウに高額な現金を支払う凄まじい価格競争はしたくないというのが理由の一つです。そして何よりも、クリス自身が、カーミット・リンチで働いてフランスのあらゆる高級ワインを味わった結果、最終的に、友人など気の置けない人達と気軽に楽しめる、喉の渇きを潤してくれるアプローチャブルで飲みやすいナチュラルなワイン、いわゆる「ヴァン・ド・ソワフ」を造りたいとの想いに辿り着いたからです。このようなことから、サンティニでは、リージョナル・レベルで、冷涼で個性的なテロワールの畑で、環境に配慮したビオロジックやビオディナミでブドウを栽培している造り手からブドウを購入して、その個性的なテロワールがワインに100%表現されるように、野生酵母で自然に発酵させたヴァン・ド・ソワフのナチュラルワインを造っています。
醸造について
クリスは、畑は所有しておらず、普段はカーミット・リンチでの仕事があるため栽培にも関与していませんが、毎年、ブドウを購入する造り手の区画の収穫には必ず参加して、その場でブドウを選果して購入しています。ブドウは、保冷車でオークセイ・デュレスの醸造に運び込まれ、野生酵母のみで自発的に発酵させます。SO2やその他の醸造添加物も一切加えずに醸造されます。そして、無清澄、ノンフィルターで瓶詰めされます。赤ワインは、数年前から、フロッタイゾン(次ページを参照)の手法を用いたソフトな抽出によって、ジューシーでタンニンの少ない芳醇なアロマが備わったワインを造っています。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加されます。オークセイ・デュレスにあるサンティニの醸造所は、他のナチュラルワインの造り手とシェアしている醸造所です。実際これまでにサンティニのセラー(リースだそうです)からは、ダンドリオン、ヴァン・ノエ、アルノー・ロペズ、バスチアン・ウォルバー、アイシー・リューなどの若い才能溢れる新しい造り手達が次々と巣立って行きました。彼らの国籍は、アメリカ、オーストラリア、ドイツ、台湾と様々。このサンティニのセラーは、まさにスタートアップの造り手達のためのインターナショナルな交流の場でもあるのです。
プレゼンテーションについて
サンティニのワインはプレゼンテーションも非常に個性的で、オールディーズ調のボトルに同じくオールディーズスタイルのエチケットとなっています。これは1940−50年代、クリスの祖父の時代にフランスで楽しまれていたワインのパッケージを復刻したものだそうです。当時は、まだ農薬や現代的な醸造設備がない時代で、ワインも自然な造りのいわゆるヴァン・ド・ソワフであったことから、その時代へのオマージュとしてこのようなデザインにしたそうです。日本では言えば昭和、アメリカで言えば古き良きアメリカと呼ばれるベトナム戦争前の60年代のような、どこかノスタルジーやレトロっぽさを感じさせる魅力的なデザインとなっています。ちなみに、設立当初はリッター瓶に瓶詰めしていましたが、リッター瓶の生産者が年々少なり、入手が困難になってしまったため、現在は750mlの瓶に瓶詰めしています。
サンティニのワインは、イギリス、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、カナダ、またカーミット・リンチ自身の目にも留まりアメリカの主要な州にも輸出されています。
Flottaison フロッタイゾンについて
Flottaison フロッタイゾン(仏語)とは、近年フランスの一部のナシュラルワインの造り手の間に広がっている新たな醸造法です。この醸造法の正式な日本語の名称はまだありませんが、簡便に言うなら、『マスト内マセラシオン・カルボニック』です。そもそも、この手法はアルデッシュのダニエル・サージュが、赤ワインの醸造に用いたのが始まりと言われています。サージュは2011年にこの手法を着想し、実践を始めたそうです。
Flottaison フロッタイゾン(マスト内マセラシオン・カルボニック)とは、まず収穫した赤ブドウの1/2を全房でタンクに入れます。そして、残りの1/2のブドウをダイレクトプレスして、ブラン・ド・ノワールのマストにして、全房のブドウが入ったタンクを満たします。そして、ダイレクトプレスした果汁(マスト)の中で、マセラシオン・カルボニックによる発酵を行うというものです。つまり、通常のマセラシオン・カルボニックでは、自重で潰れたブドウから発生する、あるいはタンクに注入する二酸化炭酸によって、ブドウの房全体が空気との接触から遮断されますが、この手法の場合では、ダイレクトプレスジュースがブドウの房全体を覆うことによって空気との接触からブドウの房を守るのです。
厳密にいえば、この手法の場合、カルボニック(二酸化炭酸)という単語を使うのは正しくありません。なぜなら、二酸化炭素は全く使われていないからです。ここでは、説明を分かりやすするためにあえて『マスト内マセラシオン・カルボニック』と表現していますが、フランスでは、Flottaison フロッタイゾンもしくはtrempouillette トロンプイエットと呼ばれています。
ちなみに、サンティニによれば、全房ブドウと果汁の比率は、暑い年や寒い年といった天候状況に関係なく、基本的に1:1であるそうです。全房の房が、空気に触れずに、完全に果汁の中に浸るためには、そして安定してバランスの取れたマセラシオンが行われるには、この比率が一番適切であるそうです。
サンティニでは、2022ヴィンテージから本格的にこの手法を導入しました。通常の白ワインのキュヴェ以外の全てのキュヴェはこの手法で醸造されています。
ダニエル・サージュに触発され、今ではヴァランタン・ヴァレスやアド・ヴィヌム、ロマン・デ・グロット(ドメーヌ・デ・グロット)、オーレリアン・ルフォー、ヴァンサン・マリー(ノー・コントロール)、ブルゴーニュのマルク・ソワイヤール(ドメーヌ・ド・ラ・クラ)やシャントレーヴなども、一部のキュヴェの醸造にこの手法を取り入れています。
この手法は赤ワイン用ブドウだけでなく、白ワイン用のブドウもこの手法で醸造することが広がっています。さらには、異なる品種(赤と白をミックスなども)でこの醸造法を行っている造り手もいます。
このように、最先端のナチュラルワインの造り手達は、白、ロゼ、赤、あるいはオレンジといった既存の醸造法のカテゴリーでは、もはや分類できない新たな醸造の領域へと大きく進化しているのです。

(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)
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