[造手] Vína Herzánovi / ヴィーニャ・ヘルザノヴィ
[銘柄] Pinot 2 / ピノ 2
[国] Czech / チェコ
[地域] South Moravian / 南モラヴィア州
[品種] Pinot Gris 67%, Pinot Noir 33% / ピノ・グリ, ピノ・ノワール
[タイプ] ロゼ(赤に近い) / 辛口 / ミディアムボディ / 酸化防止剤無添加
[容量] 750ml
<輸入元テイスティングコメント:Edited by essentia>
濃いめのロゼのような色調。いわゆるラマートワインに近いスタイルですが、2021年は赤ワインと言っても良い色合い。香りや味わいは90年代のAOCブルゴーニュや良質なサンソー種のワインを彷彿とするイチゴ、小梅やおがくずの香り。そこに中欧らしい木蓮の花や香木、さらにはカカオや桑の実のニュアンスが追って現れます。エキス分たっぷりで、うま味ものっています。終盤の瑞々しさと熟成香のような深い香りの共存が複雑な世界を醸し出します。
※25年11月試飲 2000年ごろに飲んだ60年代の村名ピノのイメージ。森の中の落ち葉、アンズ茸、赤く過熟した果実。美しいです。
<栽培:Edited by essentia>
標高280−310m。砂地、黄土。1980−2000年代までに分けて植樹。2016年よりオーガニック、現在はビオディナミでの栽培(認証移行中)。
<醸造:Edited by essentia>
すべて手摘みでの同時に収穫。除梗して開放桶でおおよそ2ヶ月のマセラシオン。プレスして225L−400Lのオークの古樽で熟成。12ヶ月後ブレンドをして、ノンフィルター、亜硫酸無添加で瓶詰めです。
<ストーリー:Edited by essentia>
チェコのナチュラルワインムーブメントにおける第二世代。その代表的作り手です。若い3人が情感に訴える風味豊かなワインを醸します。現当主はJakubが栽培と醸造を担います。妻のSandra、Jakubの妹Zuzanaが販売とコミュニケーション、Jakubのサポートを担当します。3人はパートナーとして深い信頼で結ばれています。
JakubとZuzanaの父が1997年にブドウを植え、ワイナリーが始まりました。2012年に父は急逝。兄妹は突然にワイナリーを引き継ぐことになりました。Jakubは、ワイナリー(Kobylí)に近いLedniceの大学でブドウ栽培とワイン醸造を学び始めます。そこで出会ったのが将来の伴侶となるSandra。二人はサスティナブルでホリスティックなワイン作りで意気投合。新生Herzánoviの歴史が始まりました。
4.3ヘクタールのブドウ畑での作業は、2016年よりオーガニック、現在はビオディナミでの栽培(認証移行中)です。土壌は肥沃な黄土と砂地。すべて南あるいは南西向きで、畑は近くにまとまって存在しています。
醸造においてはミニマルであることを大切にしており、発酵は自発的であること、ヴィンテージがワインに反映されることを重視しています。無濾過で瓶詰め。亜硫酸は瓶詰の際に必要最小限で使用。長いマセラシオンを経る場合には使用しません。カーブの仕事がミニマルであるということは、畑での仕事が膨大になることを意味します。つつがなく醗酵がすすんでいくためには、ブドウが栄養をたっぷりと蓄え、健全な天然酵母が多く付着していることが必須で、そのためには多くの畑での仕事を必要とするからです。
私たちはHerzánoviのワインにプラハのワインバーで出会いました。ソムリエに私たちの素性を話し、美味しい中欧ワインを色々と紹介してもらいました。その中の一つが彼らのワインです。DobraやRichard、Osickaに続く素晴らしい作り手が表れるかどうか、それが今後のチェコのナチュラルワインの未来を決めていくことでしょう。中世において最高峰のワインとして楽しまれていた中欧ワイン。ナチュラルワインとして現代に蘇りつつある高品質な中欧ワインが、一過性のものに終わるのか、本当の文化として昇華し、その地位を取り戻すのか…。
2024年。Jakub、Sandra、Zuzanaの3人に、モラヴィアの彼らのカーブで出会えることを楽しみにしています。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)