ボット・フリゲシュ / ファリッカ・フルミント 2023

A1681

11,000円(税込12,100円)

[造手] Bott Frigyes / ボット・フリゲシュ
[銘柄] Faricka Furmint / ファリッカ・フルミント
[国] Slovakia / スロバキア
[地域] Nitra, Komárno / ニトラ県, コマールノ
[品種] Furmint / フルミント
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<輸入元テイスティングコメント:Edited by essentia>2023VT
リッチな香りがグラスから溢れています。白桃、黄リンゴ、洋ナシ、バナナ、パパイヤ、ラム、バニラ、カスタード。一方で火打石を彷彿とする強いミネラルも共存していて、芳醇さと繊細さを併せ持つ、重層的な香りに魅了されます。濃厚な味わい、パウダリーな質感、アミノ酸のうまみたっぷりで少々のバルサミックフレーバーも感じられます。余韻は15秒以上。スケールの大きなワインです。

<栽培:Edited by essentia>ミュズラなどの説明を参考に編集
スロバキアの国境地帯。コマルーノという町は、ドナウ川を渡ればすぐにハンガリー、という土地です。畑は海抜250メートル。ドナウ川とその支流であるフロン川にはさまれたMužlaの小高い丘にあります。この土地は、かつてカルパチア海の底にあり、基底部には石灰、その上にはチョークと粘土が混ざった火山岩からなる火山性の土壌。フルミント単一畑Farickaでは、特に石灰岩の露出が多くみられます。また1本の木から500グラムのブドウしか収穫できないこの畑のブドウは格別に凝縮しています。農法はビオディナミ。

<醸造:Edited by essentia>
9月後半に収穫。全房でプレスした液体を1日かけて沈殿、自然発酵。500ℓの樽に移し澱と共に12ヶ月の熟成。樽はKádárの古樽とStockinger社の新樽です。瓶詰3ヶ月前にステンレスタンクでブレンド。亜硫酸をわずかに加え(10−20mg/ℓ)、無濾過で瓶詰めです。

<ストーリー:Edited by essentia>
このワイナリーを紹介してくれたのは、スロバキアでソムリエをしている友人です。ある時、彼のFacebookにBott Frigyesのワインがアップされていました。どこか古めかしいエチケットに魅かれ、友人に連絡を取ると、「とてもいい作り手だよ!」とのこと。早速紹介してもらい、ワインのサンプルを送ってもらうことになりました。
ナチュラルでありながら型があり、型があるのに面白みがある。いくつかのワインをテイスティングしつつ、私たちはBott Frigyesの世界に少しずつ踏み込んでいきました。
スロバキアの国境地帯。コマルーノという町は、ドナウ川を渡ればすぐにハンガリー、という土地です。Bott Frigyesはこの地に2005年に設立されました。畑はドナウ川とその支流であるフロン川にはさまれたMužlaの小高い丘にあります。
この土地は、かつてカルパチア海の底にあり、基底部には石灰、その上に火山性の土壌が重なっています。農法はビオディナミを採用し、低収量でのブドウ収穫、醸造においては亜硫酸の使用を最小限にとどめ、2017年より無濾過で瓶詰めしています。
JuhfarkやFurmint、Kadarkaなどの地品種から、Pinot NoirやTraminerなどの国際品種まで様々な品種を栽培し、それぞれの品種に合わせて様々な醸造法を試しています。
特筆すべきは「ハンバーガー方式」と呼ばれるセミ・マセラシオンの醸造法です。足でつぶしたブドウ(約15%)の上に全房のブドウ(約70%)、その上に除梗したブドウ(約15%)を重ねて醸造します。この方法によりピュアな果実味をワインに残すとともに、炭酸ガスからもたらされる過剰なバナナや風船ガムの香りを避けることができます。
「ピノ・ノワールは愛であり、カダルカは歴史である。ケックフランコシュ(ブラウフレンキッシュ)は未来である。」 当主のBottはそう語ります。彼のピノ・ノワールはピュアで美しく、カダルカには品種のティピシテ(典型性)を感じます。ケックフランコシュには迫力と格調を見つけることができます。
自分の中のイメージを職人技術を通して表現する――私たちは、強いメッセージ性を持つワインを「良いワイン」であると考えています。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)
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