[造手] Les Libere - Terres / レ・リベール・テール
[銘柄] Funambule / フュナンビュル
[国] France / フランス
[地域] Bourgogne / ブルゴーニュ地方
[品種] Chardonnay / シャルドネ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<銘柄エピソード:Edited by essentia>
『Funambule フュナンビュル』とはフランス語で『綱渡りで演技をするサーカスの芸人』を意味します。シャルドネは、多くの場合非常に豊かな味わいになってしまい、私にとっては醸造がとても難しい品種です。このキュヴェは、軽やかさと酸味を追求するために、まるで「Sur le fil de l’exubérance 熱狂的な綱の上」で演技するサーカスの芸人のように、極限の緊張状態で醸造しました。このようなことからフュナンビュルと命名したのです。

<栽培:Edited by essentia>
南ボジョレーのTernand テルナンの村にあるRonzière ロンジエール
標高400mの南西向き斜面で、粘土石灰と玄武岩の土壌。樹齢30年のシャルドネがビオロジックで栽培されている。剪定法はグイヨ式で、植樹比率は1ha当たり5000本。

<醸造:Edited by essentia>2023VT
手摘みで収穫したブドウをダイレクトプレスし、デブルバージュ(前清澄)は行わずに、グラスウールのタンクで野生酵母で自発的に発酵。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。温度管理も一切行わない。発酵後、引き続きタンクでマロ発酵と熟成。熟成後、無清澄・ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。2023ヴィンテージのアルコール度数は11度。2025年2月時点のSO2トータルは25mg/l。

<ストーリー:Edited by essentia>

ワイン造りへの情熱を存続させるための挑戦
リヨン近郊で、感性を刺激してくれるナチュラルワインを造るバティスト・ナイランが新たな挑戦に乗り出しました。「レ・リベール・テール」と名付けられたミクロネゴスのプロジェクトです。温暖化による気候変動によって、近年多くのドメーヌが雹や霜、豪雨などで大きな被害を受け、収穫量が大幅に減少し、ドメーヌとしての持続可能性が脅かされています。このプロジェクトは、そのような危機感の中から、「献身的に自然を尊重しながらブドウを育むヴィニュロンに対して敬意を表しながら、気候災害による制約から自身を解放したい。」との強い想いから誕生しました。これはヴィニュロン達のワイン造りへの情熱を未来に存続させるための大きな挑戦なのです。
隠された宝石を発見し、その価値を広める
レ・リベール・テールは、地場品種と地域のワインの隠された宝石を発見し、その価値を広め高めることを目的としています。特に南ボジョレーのワイン生産者達に焦点を当てています。バティスト・ナイランは彼と全く同じく哲学を共有しているアルティザン(職人的)ヴィニュロンと緊密に連携し、力を合わせて、過小評価されがちであまり知られていないこの地のテロワールの豊かさと多様性を明らかにするために奔走・努力しています。レ・リベール・テールの目標は、ブドウのエッセンスとテロワールの独自性、そして仲間のヴィニュロンの丹念な努力をボトル1本1本にしっかりと封じ込め、ブドウが育まれたテロワールの潜在能力を最大限に引き出すことです。
Les Libère Terres レ・リベール・テールについて
リヨン近郊で、感性を刺激してくれるナチュラルワインを造るバティスト・ナイランが新たな挑戦に乗り出しました。「Les Libère−Terres レ・リベール・テール」と名付けられたプロジェクトです。プロジェクトは、ワインと土地に対する深い情熱に突き動かされたバティストによって2023年に誕生しました。
『Les Libère−Terres レ・リベール・テール』という名前は、フランス語で「自由主義者」を意味する『Libertaires』と、「大地を解放する」を意味する『Libérer la terre』という言葉を巧みに掛け合わせたものです。レ・リベール・テールは、バティストのドメーヌが近年直面し続けている困難から生まれました。というのも、ドメーヌでは近年、雹や霜などの壊滅的な気象現象によって大きな被害を受け、収穫量が大幅に減少し、ドメーヌとしての持続可能性が脅かされているからです。そして、世界はますます予測不可能な気象条件に直面しています。数多くのヴィニュロン達が、ワイン造りへの情熱を存続させるために、持続可能な解決策を見つけなければならない状況に置かれています。
「自然と、そして献身的に自然を尊重しながらブドウを育むヴィニュロンに対して敬意を表しながら、気候災害による制約から自身を解放したい。」
これがプロジェクトの願望でありエッセンスです。こうしてレ・リベール・テールのアイデアが誕生したというわけです。
レ・リベール・テールは、地場品種と地域のワインの隠された宝石を発見し、その価値を広め高めることを目的としたミクロネゴスのプロジェクトです。特に南ボジョレーの地元のワイン生産者達に焦点を当てています。彼らはアルティザン(職人的)ヴィニュロンであり、「自然を絶対的に尊重する」という、バティスト・ナイランと全く同じく哲学を共有しています。バティストは、彼らと緊密に連携し、力を合わせて、過小評価されがちであまり知られていないこの地域のテロワールの豊かさと多様性を明らかにするために奔走・努力しています。このアプローチは、敬意と調和のある関係によってパートナーシップが育まれるという長期的なビジョンに立脚しています。
レ・リベール・テールの名前で造られるワインは、バティストの献身的な協力の下、パートナーであるビオまたはビオディナミのヴィニュロンが栽培したブドウを、バティスト・ナイランが自身の醸造所で、ドメーヌで行っているのと全く同じナチュラルな手法で醸造しています。レ・リベール・テールの目標は、ブドウのエッセンスとテロワールの独自性、そして仲間のヴィニュロンの丹念な努力をボトル1本1本にしっかりと凝縮することです。そして、誠実で本物のワインを消費者に提供することによって、ブドウが育まれたテロワールの潜在能力を最大限に引き出すことです。加えて、ヴィニュロン達のワイン造りへの情熱を未来に向けて存続させ続けるということです。
Baptiste Nayrand バティスト・ナイランについて
1981年生まれのバティスト・ナイランは学業を修めた後、化学関係のマーケティング・アナリストをしていました。元々自然が好きだったため、自然にナチュラルワインを飲むようになりましたが、ある時、ピエール・オヴェルノワとマルセル・ラピエール、ジュリアン・ギィヨのワインに強い感銘を受け、自分もヴィニュロンになることを決意。それまでの仕事を辞め、30歳でボーヌの醸造学校に入学。その後、ジュリアン・ギィヨ(ドメーヌ・デ・ヴィーニュ・デュ・メイネ)とミシェル・ギニエの下で研鑽しました。
そして、2014年に生まれ故郷であるリヨン近隣のコトー・デュ・リヨネのMillery(ミルリー)で1ヘクタールの古木のガメィの畑を借りて、ドメーヌを設立しました。初ヴィンテージは2015ヴィンテージで、僅か3000本の生産量からスタートしました。現在の栽培面積は8.37ヘクタールで、ガメィ、シャルドネ、アリゴテ、シュナンを栽培しています。
南ボジョレーについて
右の地図上の下半分の薄いオレンジ色の箇所が、レ・リベール・テールが焦点を当てている南ボジョレーのエリアです。赤の〇印をした村が、今回のキュヴェのブドウが栽培されている村です。近年、ジュラのガヌヴァや、ブルゴーニュのバスチアン・ウォルバーやアイシー・リューなども自身のワインのためにこのエリアのブドウを購入しており、ナチュラルワインを造るミクロネゴスの間では、南ボジョレーは魅力的なエリアとして大きな注目を集めています。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)
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