1家族、1本までご購入いただけます。
2本ご購入の場合、キャンセル処理させていただきます。
[造手] Radikon / ラディコン
[銘柄] Pop Bianco / ポップ・ビアンコ
[国] Italy / イタリア
[地域] Friuli Venezia Giulia / フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州
[品種] Ribolla Gialla, Friulano, Malvasia, Moscato / リボッラ・ジャッラ, フリウラーノ, マルヴァジア, モスカート
[タイプ] 軽めオレンジ / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<銘柄エピソード:Edited by essentia>2023VT入荷時のコメント
サシャのアイデアで生まれたSライン(スラトニック, シーヴィ, RS)よりもカジュアルなラインとして造られることになった、ポップ ビアンコ&ロッソ2023。
ポップに使われているブドウは、スロヴェニア側に所有する畑で獲れたものが使用されています。イタリアとスロヴェニアのいずれの国籍も持つラディコン家、以前からスロヴェニア側にも畑を所有していたのですが、スロヴェニア産のブドウをイタリアで醸したら、イタリアワインになってしまう…。島国日本に住む我々には想像しがたい話になるのですが、イタリアに住んでいても人種的なルーツはスロヴェニアにあるラディコン。サシャは、将来的にスロヴェニアに小さなワイナリーをつくって、スロヴェニアで獲れたブドウはそこで仕込み、スロヴェニアワインとしてリリースさせたいという夢もあるそう。このポップというラインは、そのプロジェクトへ向けてのとっかかり的なワインということになるのかと。ビアンコ、ロッソとも数日間の醸し醗酵、ステンレスタンクでの約8ヶ月の醗酵&熟成の後にボトリングしたワイン。ビアンコは、リボッラ, フリウラーノ, マルヴァジーア, モスカート, ロッソはカベルネ・ソーヴィニヨン, メルローの混醸となります。オータも未試飲のワインでして、ノーコメントで失礼します…。
<栽培:Edited by essentia>
スロヴェニア側に所有する畑で収穫されたリボッラ・ジャッラ、フリウラーノ、マルヴァジーア、モスカートを使用。除草剤や化学肥料は不使用。
<醸造:Edited by essentia>
数日間の醸し醗酵、ステンレスタンクでの約8ヶ月の醗酵&熟成の後にボトリングしたワイン。
<ストーリー:Edited by essentia>2021.07Ver.
【ラディコンとは?】
1807年にフリウリ・ヴェネツィア ジュリア州オスラーヴィアに居を構えたラディコン家。第一次世界大戦の終戦後間もなく、1920年に現当主サシャの祖父エドアルド(エトゥコ)によってワイナリーが始められました。1980年よりサシャの父スタニスラオ(スタンコ、当時23歳)にワイナリーは委譲され、それまで量り売りしていたワインを自らボトリングするようになります。スタンコが引き継いだ当初は、世界に通用するワインを目指し、シャルドネやソーヴィニョンなどの国際的なブドウの導入、ヘクタールあたり9500〜10000本という高密植、圧縮空気式の圧搾、バリック内での醗酵と熟成、という当時の白ワインの世界で最上と考えられてきた醸造方法を実践していました。
【赤のように複雑な白を、できる限り自然な醸造で】
結果としてフリウリを代表するワイナリーとして評価を高めていたラディコンですが、生まれ故郷であるコッリオは伝統的に白ワインの産地であり、「赤ワインが白ワインよりも高価に取引されている事実は、赤の方が白よりも複雑な味わいを持ち、価値が高いものであると世間から認識されているからではないか?」と疑問を持ったスタンコ。赤のような複雑な味わいの白、それを出来る限り自然な醸造で造ることができないかと考察を重ねていきます。そんな中、スタンコは父エトゥコが行なっているマセレーション(皮や種ごとの醗酵)という仕込みに着目しました。当時、家族だけで収穫を行っていたラディコン家では、当然1日に収穫できるブドウの量には限界があります。1日目、2日目と収穫されたブドウを除梗もせずに皮や梗ごと木桶に放り込んでいくと、自重で潰れたブドウからジュースが出て醗酵が始まります。ある程度の量がまとまり果帽が上ってきたところで人力の圧搾機で絞り、皮や梗と果汁を分けるとモストはそのまま醗酵を続けていく、というシンプルなものでした。
当時エトゥコがマセレーションを行っていたのには、
�‥典い里覆せ�代に、粒の大きな完熟したリボッラを手動の圧搾機で絞ることが難しかった
��皮に含まれるタンニンが天然の酸化防止効果を持つ
�H蕕鯆劼厩�むことで皮が柔らかくなり、手動の圧搾機でも限界まで搾れるので、その分果汁が多くとれ収量が増える
という3つの理由がありました。
【土着品種リボッラ・ジャッラでのマセレーション】
スタンコは、粒の小さなシャルドネやソーヴィニョンで普段通りに皮を浸さずに仕込んだ場合、ワインへ十分にブドウの情報が写り込むのに対して、粒の大きなリボッラ・ジャッラでは同じような結果が得られないことに疑問を感じ、皮や種を果汁に漬け込むことで皮に含まれる情報をより多く果汁に引き出せるのではないか?果汁に多くの野生酵母を取り込むことができ醗酵を円滑に進ませるのではないか?果皮に含まれるポリフェノールの抗酸化・抗菌作用によって酸素や雑菌に強くなるのではないか?と考えていき、「そもそも赤ワインと白ワインの醸造方法を分けることが不自然だ」という一つの答えを出しました。
1994年まではシャルドネ、ソーヴィニョンなどの国際的な品種を単一で醸造、瓶詰めしていましたが、1995年に土着品種であるリボッラ・ジャッラこそ自分たちの土地に適合してきたブドウであり、最も注目されるべき品種だと考えるようになり、実験的にマセレーションを行います。同年から畑での除草剤や化学肥料などの使用をやめ、化学薬剤の介在がない農法へと移行します。実験的に仕込んだワインを飲み強い確信を得たスタンコ、1997年より白ワインの全生産量に対して1週間程度のマセレーションを開始、大樽で3年ほど熟成させるようになります。そこから2003年にかけて1週間から1年の間の漬け込みの期間を試していき、現在の2-4か月間という期間に落ち着きます。長期間の醸し醗酵による、ブドウから最大限の抽出を行うようになってから、タンニンを丸くするために樽での熟成期間も長くし、ボトリングしてからも香り味わいが花開くのを待つために、ビン熟成も長く取るようになりました。
【コルクやビンまでも、ワイン界の通念を壊していく】
良質な天然コルクが今後入手困難になることを想定して、コルク業者に今までにない細いコルク、ビン業者に小さな口径の瓶を開発してもらい、2002年からビンとコルクを750mlから500ml&1000mlに変更。空気の接触率が従来の750mlと同じで酸化しにくく、ランチでも2人で飲める500mlのビンを導入しました。
【息子サシャへのバトン、セカンドラインの誕生】
2006年より、それまでもワイナリーを手伝っていた息子のサシャがワイナリーの経営に参画。2009年からスタンコが個人事業主だった状態から、サシャと共に会社組織へと変更となります。長期間の醸し醗酵による、ブドウから最大限の抽出を行うようになってから、タンニンを丸くするため、生産量の8-9割を占める白ワインは、樽できっちり3年寝かせ、ボトリング後もビンで3年寝かせているため、収穫年から約6年後にリリースされます(赤にいたっては収穫年から約10年)。その時間的、空間的コストのリスクを軽減するために、サシャの提案で生まれたのがS(サシャ)ライン。生産量の一部だけでもできるだけ早い段階で現金化し、リスクを軽減すると同時に、結果生産量が減ることになる上級キュベに、より強いスポットライトが当たるようにするセカンドラインの仕込みが始まりました。
2016年9月10日スタンコ ラディコン永眠(62歳)。サシャが当主となり、母スザーナと共にスタンコの意志とワイナリーを引き継ぎました。
●輸入元が以前に掲載していた造り手紹介はこちら
造り手紹介 Radikon / ラディコン(〜2015年 まとめ)
造り手紹介 ラディコン その3(2015.1筆)
造り手紹介 ラディコン その2(2012.3筆)
造り手紹介 ラディコン その1(2012.3筆)
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)