[造手] Riofavara / リオファヴァーラ
[銘柄] Mizzica / ミッツィカ
[国] Italy / イタリア
[地域] Sicilia / シチリア州
[品種] Moscato Bianco / モスカート・ビアンコ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<この銘柄について>
モスカート・ビアンコは複数あるモスカートの品種の中の祖先とされており、今では大半をアスティで見かける品種ですが、イタリアへはシチリアのシラクーザに最初に伝わったとされています。この土地のモスカート・ビアンコは白い花や白桃のような香り高いアロマと酸の繊細さが特徴で、石灰岩の豊富な土壌とも相性の良い葡萄です。白い果実の味わいにほんの少しカラメルのような余韻が特徴的で、しっかりとドライに作られているが程よい甘みと豊富なミネラル由来の酸がバランス良く感じます。華やかなアロマが心地よく食事にしっかりと寄り添うモスカートです。
<栽培>
畑名はミウチーアで、エリアは、イスピカに位置。
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海抜120m、石灰岩の豊富な粘土質土壌、有機栽培。樹齢12年。
<醸造>
手摘みにて8月上旬に収穫。芳香性を維持するために除梗後10℃まで冷却しソフトプレス。ステンレスタンクにて野生酵母で10〜14℃の低温発酵を15日間行い、120日間シュールリー。その後同容器にて8ヶ月熟成後So2極少量添加して瓶詰め。Alc.12.5%
<ストーリー>
リオファヴァーラは1920年からラグーザ県イスピカで100年以上葡萄の栽培を続けており、1993年から自社で瓶詰めを始めました。その数年後に現オーナーのマッシモが引き継いだ後、そこから10年かけてワイナリーを整備し、有機栽培への取り組みを開始すると共に生産技術を磨いていきます。有機栽培に熱心に取り組んでいる中で、数年前にイタリアのある公式認証機関が緩すぎると判断した彼らは自らその組織を脱退し、現在は自身が信頼をしている機関のビオアグリチェルト(生産から加工、瓶詰めまでのサプライチェーン全体を認証)とヴィンナトゥール(生産と管理過程を主に認証)から認証を得ています。そして、平均的な収量も35〜40キンタル/haと毎年低収量を維持しており、高い品質も同時に追及しています。シチリア南東部のシラクーザ、イスピカ、パキーノのエリア一帯はヴァル・ディ・ノートと呼ばれている地帯でとても乾燥しており、その気候を好むネロ・ダーヴォラの起源の土地でもあります。特に石灰岩が多く、水はけの良い粘土質土壌であるイスピカは地中海のニュアンスを含む、フルーティーで複雑味のあるワインになると彼は言います。イスピカの土地を最大限に表現した高品質なワインを作るために現代の技術を惜しみなく活用し、同時に持続可能な農業のため有機栽培に対しても徹底的に取り組む妥協無きワイナリーです。
(以上、輸入元情報より引用)[]