[造手] Testalonga / テスタロンガ
[銘柄] Bianco / ビアンコ
[国] Italy / イタリア
[地域] Liguria / リグーリア州
[品種] Vermentino / ヴェルメンティーノ
[タイプ] オレンジ / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<このワインについて>
ビアンコ・テスタロンガは、マセレーションを行うため色が濃くなり、DOCから落とされるのでテーブルワインとしてリリースさせている。

<使用されている品種について>
ヴェルメンティーノは、リグーリア州東部からトスカーナ西部、エルバ島、サルデーニャ島で栽培されている白ブドウ品種。その起源は謎に包まれているが、スペインを起源とする説が有力で、14世紀にはコルシカ島に持ち込まれリグーリアに伝播したと考えられる。名前の由来も分かってはいないが、現在では使用されなくなったイタリア語のVermena(若くしなやかな小枝)、ラテン語のVerbena(常緑植物の小枝)など諸説ある。ピエモンテ州のファヴォリータ、リグーリア州のピガートは同じ系統の品種であると考えられている。

<栽培>
フランスのベゴ山(標高2872m)とサッカレッロ山(標高2201m)から広がる広陵地帯、ワイナリーの北側に位置する斜面に畑がある。標高400m。アルプス北縁特有のヴァルテミーリア・フリッシュと呼ばれる1億-2000万年前の砂や泥の堆積物からできた土壌(主に石灰質)で構成されており、バラエティーに富んだ性質を兼ね備えている。面積は合計で1.8ha。平均樹齢は40年、区画によっては樹齢70年を超えるブドウもある。段々畑でしかもアルベレッロ仕立てであるため、機械も入らずほとんどを手作業で、硫黄以外の薬剤を使わずにブドウを栽培している。

<醸造>
収穫したブドウの梗を外さず、房ごと5日間のマセレーションとアルコール醗酵を行う。このときの醗酵槽は熟成用のものを立てて使用。圧搾後500Lの使い古しの樫の小樽(熟成時には樽を横に寝かせる)で醗酵と熟成を行い、翌年の8月に少量の二酸化硫黄を添加してボトリング。

<ストーリー>
リグーリア州都ジェノヴァから西に170km、フランスとの国境近くの村ドルチェアックアにあるテスタロンガ。Dolce acquaドルチェアックア(イタリア語で甘い水)は、古代ローマ時代の素朴な人名Dulciacaに由来しているという説や、ケルト人がこの村をDulssagaと呼んでいたことが起源だとする説など諸説ありますがハッキリしたことは分かっていません。中世の街並みが残る人口僅か2000人ほどの小さな村で、1946年に生まれたペッリーノ・アントニオ(愛称ニーノ)。1961年よりブドウ畑で両親の手伝いをするようになります。2011年を最後に母マリウッチャが引退したことを機に、ニーノの姪っ子エリカがワイナリーを手伝うようになり、2014年から本格的に一緒に働いています。エリカはトリノの大学で日本語の勉強をし、卒業後モナコの貿易会社で8年間働いた後、ニーノの仕事を本格的に手伝う決意をします。テスタロンガという名前は、代々彼らの一族を示す古い呼称で、血縁の多い小さな村の中で特定の一家を識別するために使われてきました(みんな苗字が同じになってしまうので、どこの一家かを見分けるため)。今でもドルチェアックアのどの一家、どの家系にも独自の呼称があり、その数は200以上と云われています。

フランスのベゴ山(標高2872m)とサッカレッロ山(標高2201m)から広がる広陵地帯、ワイナリーの北側に位置する斜面に彼らのブドウ畑はあります。海抜400mのこの畑は、アルプス北縁特有のヴァルテミーリア・フリッシュと呼ばれる1億-2000万年前の砂や泥の堆積物からできた土壌(主に石灰質)で構成されており、バラエティーに富んだ性質を兼ね備えています。畑の広さは合計で1.8haで、ブドウの平均樹齢は40年、区画によっては樹齢70年を超えるブドウもあります。段々畑でしかもアルベレッロ仕立てであるため、機械も入らずほとんどを手作業で、硫黄以外の薬剤を使わずにブドウを栽培しています。セラーでは、野生酵母による醗酵を行い、極少量の二酸化硫黄を添加するのみで、出来る限り人為的な作業を行わずに醸造をしています。収穫を始めて60年、仕事のやり方を大きく変えることなく続けてきたニーノは誇り高い本物の職人であり、そのスピリッツは姪のエリカに受け継がれようとしています。
(以上、輸入元情報より引用)[]
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