[造手] Trinchero / トリンケーロ
[銘柄] Rosso del Noce / ロッソ・デル・ノーチェ・クアットロ
[国] Italy / イタリア
[地域] Piemonte / ピエモンテ州
[品種] Barbera / バルベーラ
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<このワインの由来>
イタリアのワイン法の改定に伴い、DOCG(DOC)の格付け取得申請の際に記載した量よりも結果的に多く生産されてしまったワインはその名前ではリリースできなくなってしまった。彼らのトップキュヴェ「ヴィーニャ・デル・ノーチェ」も同様にその名前でリリースできない余剰分がほぼ毎年出てしまうため、複数ヴィンテージをブレンドして「ロッソ・デル・ノーチェ」としてボトリングされている。これまでに、Ⅰ(97、98、99、01)、Ⅱ(03、04、06)、Ⅲ(07、08、10、11)、4(12、15、16)がリリースされている。
<畑・栽培>
南西の丘陵地帯、標高250mにある“クルミの木の畑”の名がついた彼らの最上の畑であるヴィーニャ・デル・ノーチェは1929年からある古い畑で中質粘土土壌。一切の肥料を撒かず、ボルドー液以外の化学的な薬剤に頼らない農業を行っている。
<醸造>
12, 15, 16年のヴィーニャ・デル・ノーチェの余剰分をブレンド。
10月の第1週目に手作業で収穫、選別。マセレーションの状態で約45日間醗酵。スラヴォニア産オーク大樽で長期熟成。これは!、という年のヴィーニャ・デル・ノーチェは栗樽で熟成される。オークよりも木目の細かい栗樽はゆっくりと熟成するという。
<ストーリー>
アスティ県で一番初めにDOCワインの自家元詰めを行うための登記をした造り手、トリンケーロ。現当主エツィオは3代目に当たります。当初から、自然環境に最大限配慮した農業を心がけ、セラーでも人為的関与を極力避け、納得できないものはボトリングしないワイン造り&大樽での長期熟成を理想としてきました。
元々は40haもの畑を所有していましたが、もっとも条件の良い畑13haほどを残して他はすべて売却もしくは賃貸しに。残した畑のなかでも、最も重要な2区画がワイナリーに隣接した畑ヴィーニャ・デル・ノーチェとその隣のバルスリーナ。ノーチェは1920年代に、バルスリーナは1930年代にバルベーラが植えられた畑です。粘土質で肥沃な地質を持つアスティ地区ということもあり、施肥をしなくてもアルコール度数の高い、凝縮した果実味を持つワインができると考える彼は一切の肥料を撒かず、ボルドー液以外の化学的な薬剤に頼らない農業を行っています。
バルベーラが主要品種ですが、その他にも9種類のブドウを栽培していて、白以外は全て単一品種でリリースさせていますので、ワイナリーの規模を考えると、非常に多種類のワインを造っていると言えます。
(以上、輸入元情報より引用)[]