[造手] Verdieri / ヴェルディエリ
[銘柄] Lambrusco Mantovano / ランブルスコ・マントヴァーノ
[国] Italy / イタリア
[地域] Lombardia / ロンバルディア州
[品種] Lambrusco Viadanese / ランブルスコ・ヴィアダネーゼ
[タイプ] 微発砲 / 赤 / 辛口 / ミディアムボディ / ノン・ドサージュ
[容量]750ml
<栽培>
畑は全体で3ha。樹齢30年。農薬や化学肥料を使わず、極力ブドウ樹への介入を控え、自然環境を重視した栽培。
<醸造>
収穫後、果皮と共に5-6日、醗酵が始まったのちに圧搾し大樽の中で醗酵。11月以降気温の低下によって醗酵が止まるタイミングでボトル詰め。翌年の春以降、気温の上昇によって瓶内で再醗酵。そのままスボッカトゥーラ(オリ抜き)せずにリリース。
<ストーリー>
シンプル過ぎる動機と味わい、「食べる」ということに直結した感覚、それが当然!疑う余地のないワイン造り。マントヴァ近郊の小さな町コンメッサッジョ、豊かな食文化の残るこの地で、地域伝統のワイン造りを続けている肝っ玉母ちゃんこと、ミンマ・ヴィニョーリ。運営する農園全体で、農薬や化学肥料を使わない循環型農業を営む傍ら、醗酵途中でボトリングし、瓶内で醗酵を終わらせるという古典的ランブルスコを造りだす。畑では極力ブドウ樹への介入を控え、自然環境を重視した栽培。醸造においても冬の寒さとともに醗酵が止まるタイミングでノン・フィルターにてボトル詰め。瓶内醗酵時にドサージュや酵母など一切添加しないスタイルを貫く。率直なる旨み、懐かしささえ感じる味わいをもったワイン。
シンプル過ぎる動機と味わい、「食べる」ということに直結した感覚、それが当然!疑う余地のないワイン造り。ロンバルディア州マントヴァ近郊、ポー側の北側に位置する町コンメッサッジョ。この地域には現在まで大規模ワイナリーはなく、土地伝統のワイン、ランブルスコ・マントヴァーノが造られている。醸造技術の発達した現在でこそ加圧式の醗酵タンクなどで造るのが常識となりつつあるものの、本来のランブルスコ造りは醗酵が途中で止まったワインをビン詰めし、瓶内で醗酵を終わらせる「瓶内再醗酵」である。ランブルスコというブドウ品種が持つ、強烈な酸によって起こる醗酵の特徴。そこから生まれた地域特有の造り方、現在までこの方法を残している造り手はほとんどいない。
1994年、ミンマ・ヴィニョーリは夫のルイージとともにこの土地、コルテ・パッリアーレ・ヴェルディエーリを引き継いだ。20haに及ぶ広い農地では、牧草、小麦、トウモロコシをはじめ、自分たちの食べる野菜を栽培。この中でブドウ畑は3ha、土地由来のランブルスコ・ヴィアダネーゼを中心に、ソルバーラ、サラミーノ、アンチェロッタを栽培。ポー川を挟んでパルマと隣り合うマントヴァ周辺では、古くからランブルスコ・マントヴァーノが造られてきた。もう一つたとえるのであれば、有名なパルミジャーノ・レッジャーノに対し、グラナパダーノというように非常に近くでありながらも、決して譲らない土地への帰属意識を持った地域ともいえる。
再醗酵の過程で糖分や酵母の添加を一切行わない、従来の造り方を今でも行っている。ワインに残るガスの量は、残糖の量によって多少の変化は起こるものの、「いい年にはいいものを、良くない年にはいいものを少しだけ。」年の良し悪しをそのまま表現するミンマの貫徹した意志を表している。ヴィアダネーゼだけで造られるマントヴァーノ、ソルバーラを収穫後すぐに圧搾、果汁だけで醗酵を行ったロザート「Ven Crud」、醗酵後開放式の大樽にて1年ほど熟成しているサッビオネータ・ロッソ。この地域周辺に古くから残っている品種アンチェロッタは、果皮が厚く糖分の高い品種。厚みあるタンニンとヴォリューム感、豊かな果実と十分な体躯をもつ個性的な赤。その年ごとに起きる現象を、そのまま受け入れる。言葉の通り、全く飾りっ気のない彼女のワインには驚くほどの味わいと、心地よい飲み口が待っている。気取ることなく食事とともに頬張っていただきたい。
(以上、輸入元情報より引用)[]