ヤン・デュルマン / ロン・ロン・ル・リトロン・ルージュ 1000mL 2022

C1137

3,800円(税込4,180円)

[造手] Yann Durrmann / ヤン・デュルマン
[銘柄] Ron-Rond Le Litron Rouge / ロン・ロン・ル・リトロン・ルージュ
[国] France / フランス
[地域] Alsace / アルザス地方
[品種] Pinot Noir 50%, Pinot Gris 50% / ピノ・ノワール, ピノ・グリ
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 1000ml

<生産者コメント>
フランス語ronronner は猫が喉を鳴らすことを意味します。シンプルで⼈に寄り添うワインとして名付けました。ピノ・ノワールとピノ・グリのとてもフレッシュでジューシーなブレンドは、⾚い果実のクランベリージュースのようです。

<2022ヴィンテージについて>
猛暑で乾燥した生育期・収穫期で、醸造中に酢酸の問題が起こったため、ほとんどのキュヴェに、発酵中に亜硫酸を少量添加(10mg-)するという異例のヴィンテージとなりました。すべてワインを救うために様々な方法で尽力したのですが、最終的に少量の亜硫酸を添加するという苦渋の最終判断となったそうです。瓶詰時は亜硫酸無添加です。収穫を早めに行ったためフレッシュで酸があり低アルコールなヤン・デュルマンらしいワインは健在です。

<畑・栽培>
Andlau と5km周辺。標高260m。砂岩&粘土質土壌。樹齢平均30年。ダブル・グイヨ仕立て。収量50hl/ha。
1998年にオーガニックに転換。ワイン⽤ブドウ樹、ジュースおよび蒸留酒⽤の果樹、⽺のための下草を混合栽培している。岩がちな急斜⾯にあるブドウ畑には、⼟壌流出を防ぐために下草が繁っているが、それは⼟壌の肥沃化に役⽴っており、2004年に導入した羊が、毎年秋になるとうれしそうにこの草を⾷べている。ブドウ樹は⽇光を最⼤限に利⽤できるよう、上枝を切らず、除葉もほとんど行わないため、完璧に熟したブドウを収穫することができる。地中深くに達するブドウ樹の根から分泌される樹液は、⽑根の周りに生息する微⽣物の栄養素となって⼟壌の肥沃化に貢献しており、加えて、菌根菌が適切に機能することで、ワインの構造がしっかりとしたものになり、テロワールごとの畑の個性を表現することができるようになる。

<醸造>
2022年9⽉1⽇に⼿摘みで収穫。除梗し、3週間醸し。発酵中に亜硫酸10mg/lを添加。空気式プレスで搾汁。ステンレスタンクで澱と共に熟成。発酵中2度、瓶詰め前に1度ラッキング。2023年2⽉初旬に瓶詰め。無清澄、無濾過。SO2トータル: 16mg/l。ALC度数11.8%。

<ストーリー>
私達はアルザス北部のアンドローに10haの畑を持つ、家族経営の独⽴系ワイナリーです。⼦供の頃から畑や蔵の仕事に⾃然に参加していた息⼦であるヤン・デュルマンが2008年から正式にジョインし、2018年に当主となり、ヤン主導で畑&醸造のすべての作業が⾏われています。

アンドローのブドウ栽培の歴史は、1000年以上前の⻄暦880年に、修道⼥たちがブドウ畑を開いたことに始まります。1979年、靴職⼈であり農家でもあった祖⽗からアンドレ・デュルマンが数箇所のブドウ畑を引き継いで設⽴されました。家業としてのワイン醸造をしたことがないため⼀からワイナリーを⽴ち上げなければならなかったことは、創業当時こそ弱点でしたが、その後それは強みとなりました。なぜなら、伝統にとらわれることなくイノベーションを押し進めてワインを造ることができたからです。

ブドウ畑は、環境の保全に注意を払って管理されています。1998年にオーガニックに転換し、ワイン⽤ブドウ樹、ジュースおよび蒸留酒⽤の果樹、⽺のための下草を混合栽培しています。以降、⼟壌の有機物量と⽣物多様性が増加しました。岩がちな急斜⾯にあるブドウ畑には、⼟壌流出を防ぐために下草が繁っていますが、それは⼟壌の肥沃化に役⽴っています。⽺を導⼊したのは2004年ですが、彼らは毎年秋になるとうれしそうにこの草を⾷べます。ブドウ樹は⽇光を最⼤限に利⽤できるよう、上枝を切らず、除葉もほとんどせず、多くのブドウ樹はY型のリラ(Lyre)で仕⽴てています。そのため完璧に熟したブドウを収穫することができ、結果的にもたらされる⾃然な果実味は、わたしたちのワインの特徴となっています。地中深くに達するブドウ樹の根から分泌される樹液は、⽑根の周りに⽣息する微⽣物の栄養素となり、⼟壌の肥沃化に貢献します。加えて、菌根菌が適切に機能することで、ワインの構造がしっかりとしたものになり、テロワールごとの畑の個性を表現することができるようになります。ここアンドローには他に類を⾒ない地質学的多様性(砂岩、花崗岩、⾴岩、⽯灰岩等々…)があります。特にリースリングの畑と、3つあるグラン・クリュの畑においては、その個性をワインの味わいとして表現できています。わたしたちはアグロフォレストリーの考え⽅に共鳴し、2011年に畑に数百本の⽊を植えました。⽊々は時に⽇陰をつくり、最近の気候温暖化の影響を最⼩限に⾷い⽌めることができ、ワインのフレッシュさを維持することができています。

ワインの品質はブドウ畑での仕事で決まると考えており、セラーでの仕事は、それをどれだけ損なわずに保持することができるかに主眼においています。それゆえ、醸造には必要最低限の介⼊しかしません。ワインの味をコントロールできる醸造⽤ケミカルは⼀切使⽤しません。醸造の⼀部はステンレスタンクで、⼀部は古いフードルで⾏われます。ステンレスタンクの古いものは、⽗アンドレ・デュルマンが⼿造りしたものもあり、現在もセラーで活躍しています。
(以上、輸入元情報より引用)[]
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