[造手] Davide Spillare / ダヴィデ・スピッラレ
[銘柄] Garganega BIB / ガルガネガ・バック・イン・ボックス
[国] Italy / イタリア
[地域] Veneto / ヴェネト州
[品種] Garganega / ガルガネガ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 3000ml
<この銘柄について>
クレスタンと同程度のクオリティ&テンションを持つブドウで造ったワインを詰めたとの事。実際にクレスタンと比べてみて、その差を判別するのは難しいレベルでした。
<畑・栽培>
火山岩とトーゴと呼ばれる玄武岩、粘土質の赤土で構成されている土壌。大地には良いブドウを育む全ての要素が備わっているという考えから、ボルドー液以外の薬剤を使用しない。
<ストーリー>
ヴェネツィアから西に80km、ヴィチェンツァとヴェローナの間の小さな街ガンベッラーラにあるダヴィデ・スピッラレのワイナリー。スピッラレ家は代々兼業農家としてブドウ栽培を営んでいたものの、収穫したブドウのほとんどを協同組合に売却し、自家消費用には瓶内二次醗酵させた甘口の発泡性ワイン、レチョート・スプマンテを生産するだけでした。
ダヴィデの父マリアーノはビアンカーラのアンジョリーノ・マウレと旧知の仲(自宅は2kmの距離)で、1987年生まれのダヴィデとアンジョリーノの次男アレッサンドロ(86年生まれ)が農業学校時代の同級生だった縁からも家族ぐるみの付き合いがあったため、ダヴィデは幼い頃からアンジョリーノのセラーに出入りし、物心がついてからはアレッサンドロと一緒に畑やセラーの手伝いをしていました。
世界中に知られた巨大な生産地であるソアーヴェの隣の地域でありながらも無名の土地であったガンベッラーラという場所で、自分の信念を曲げずに新たな挑戦に挑むアンジョリーノの姿勢と、彼が打ち込む畑やセラーでの仕事に魅せられたダヴィデは徐々にワインにのめり込み、10代の若さでワイン生産者として生きていくことを決意します。農業で食べていくことの大変さを肌で感じ続けてきた祖父と父は、当時18歳であった後継者のあまりにも早い決断に反対してきましたが、最終的に意思の変わらなかったダヴィデを信じ、2006年(ダヴィデ19歳)に2haの畑を譲り渡します。ビアンカーラのセラーで醸造を始めますが、2006年は数百本しか生産せず地元で売り切ってしまったため、2007年が実質的なファーストヴィンテージとなりました(このときの生産本数は4,000本)。
祖父が植えた樹齢70年のガルガネガが植わるのは、ガンベッラーラの標高400mの丘の上にある畑で、火山岩とトーゴと呼ばれる玄武岩、粘土質の赤土で構成されています。大地には良いブドウを育む全ての要素が備わっているという考えから、ブドウ、自然、大地との対話を最も重視し、ボルドー液以外の薬剤を使用せずブドウを栽培、現在ではガンベッラーラの標高150〜400mの場所に10haの畑も借り、約4万本を生産しています。ワイナリーでは、畑同様の哲学を実践し、出来る限り人為的関与を少なくし、シンプルで本質的なワイン造りを目指しています。
(以上、輸入元情報より引用)[]