[造手] Milan Nestarec / ミラン・ネスタレッツ
[銘柄] Jil / ジル
[国] Czech / チェコ
[地域] South Moravian / 南モラヴィア州
[品種] Blaufrankisch / ブラウフレンキッシュ
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<生産者コメント>
ブラウフランキッシュは私にとって簡単な品種ではなく、私に希望を与えてくれるが、⼈⽣を楽にしてくれる訳ではありません。それは最⾼級の⾹⽔のようなものです。⼈を感動させるが、掴みどころがなく、⾹りを捉えるために集中する必要があります。それが、これまで私がブラウフランキッシュ単⼀のワインをほとんどリリースしてこなかった理由です。このワインは、JUNGと呼ばれる美しく調和の取れた南向きのブドウ園から⽣まれたものです。2haの粘⼟質の区画には、樹齢35年以下のブドウが植えられており、収量はかなり低いです(この地域で許可されている100hl/haに対し20hl/ha)。ある輝かしい⽇、私はこの畑を⼿に⼊れることができたのです。旅の始まりにあるワイン –そして、この道がどこへ導いてくれるのか楽しみです。JILはチェコ語で粘⼟という意味の「jíl」からインスピレーションを得たものですが、同時に様々な意味を当て込むことができる⾔葉遊びでもあります。例えばJUNG IS LOVE等々。

<2019ヴィンテージについて>
「2019年は恵まれた年でした。多かれ少なかれ安定した気候、「普通」の降⽔量と気温。雹被害もなく、⼗分な⽇照があり、成熟期に必要な⾬がふりました。1株あたりの収量は通常の20−30%減となりましたが、これはおそらく前年の収量が⾼かった事と開花時期に⾬が降った事による影響です。バランスの取れた気候により、⼟壌を全く⼿⼊れする必要がなくなり、各区画のニーズにあわせて注意深く葉の管理をすることでphのバランスを良好に保つことができました。枝先を摘⼼しないことで、⽣化学的プロセスが妨げられずにブドウの樹が⾃然に成⻑するため、ブドウはバランスを保ちながら熟しました。また、昼夜の寒暖差が素晴らしい酸の構成をもたらし、ブドウはゆっくりと熟しました。これにより、収穫期間中に時間的な余裕ができ、できるだけ正確に集中して、⼿選果や、かなり時間をかけた搾汁などを⾏いました。全体として2019年は素晴らしく、バランスが取れた、慈愛に満ちたヴィンテージであり、暑くて過収量だった2018年の後に⼤きく安堵したヴィンテージでした。」

<畑・土壌>
畑名:Jung。標高230m。栽培面積2ha。粘⼟質⼟壌。南向き。樹齢平均25-35年。グイヨ仕立て。収量20hl/ha。ワイン畑は合計25haで、オーガニック農法で管理され、合成の殺菌剤や除草剤などは完全に排除。

<醸造>
10⽉28⽇に⼿摘みで収穫、選果し、除梗。優しく破砕し、定期的なパンチダウンをしながら醸し。45⽇間⾃然発酵。フリーラン果汁のみ225ℓと600ℓのオーク古樽(1‐5年使⽤)で澱とともに熟成。ラッキングし、2022年11⽉に瓶詰め。瓶詰め時に亜硫酸3ppm添加、SO2トータルは16mg/l。無清澄、無濾過。ALC度数14%。

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(以上、輸入元情報より引用)[]
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