[造手] Pittnauer / ピットナウアー
[銘柄] Himmelhoch Rose brut nature / ヒメルホーホ・ロゼ・ブリュット・ナチュレ
[国] Austria / オーストリア
[地域] Burgenland / ブルゲンラント州
[品種] St. Laurent / ザンクト・ラウレント
[タイプ] ロゼ / 微発砲 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<銘柄名の由来>
Himmelhochはドイツ語で“空高く”を意味し、その言葉は彼らにとって“ライト、エレガント、空想にふけること”などのイメージを持ち、スパークリングワインを飲む時に感じる感覚に似ているため、Himmelhoch ヒメルホーホとネーミングしました。
<輸入元テイスティングコメント>
様々な赤い果実、酵母、柑橘系の香り。泡はとても細かくクリーミーで活き活きとしています。ドライなスタイルですが、しっかりとした果実味でボディは柔らかくジューシーさも。酸は心地よく、ザンクト・ラウレントの個性を活かしてエレガントな要素も持ち合わせたフレンドリーなナチュラル・スパークリングワイン。長く寝かしせ分、よりミネラルが溶け込み、複雑さが強調されています。
<畑・栽培>
畑:ローゼンベアク, 土壌:砂・粘土と白亜質土壌
ビオディナミ農法。使っているのは、硫黄と銅、スプレーするのは、500番牛糞のプレパレーションと501番水晶のプレパレーションのみ。
<醸造>
2015年9月に葡萄を手摘み、全房にて優しくプレス、ステンレスタンクにて自然発酵、無清澄、瓶内二次発酵78か月以上。2022年2月澱引き、ドサージュはせず、このタイミングに極少量の硫黄を使用。以前のデコルジュ日からさらに半年以上日付を伸ばし、より寝かせたのちリリース。
ALC度数12.5%。
<ストーリー>
ワインの中に、シンプルさと正直な感情がある、ゲアハルト・ピットナウアーのスピリット。ピットナウアーは、自分が愛飲していたフランスかどこかのワインの中に、一貫性や共通のテーマがあることに気づくまでは、栽培理論なしでワイン造りを行っていました。年月は経ち、ビオディナミのことを知ったピットナウアーは、妻のブリジットとともに、2006年よりビオディナミに転換。15ha(半分は自分のもとで半分は借りた土地)を生きたワインを造るために、独自のオーガニック精神で手入れし始めました。堆肥を与えるところから収穫までのすべての作業はマニュアル通りに行われ、カレンダーはなく、彼をあせらせるものは何もない。葡萄の完璧な成熟がもたらす味わいを大切にし、きれいな葡萄を選んで、ヴィンテージのコンディションに応えたワイン造りをセラーで行っています。彼の造るワインは、ピュアでフレッシュな果実味が特徴。ピットナウアーは、それぞれのブドウ品種がもつ、わくわくするような、ユニークな声やテロワールがはっきりと聴こえてきそうなワインを造っています。
ピットナウアーのワインは全てビオディナミ農法にて造られています。使っているのは、硫黄と銅、スプレーするのは、500番牛糞のプレパレーションと501番水晶のプレパレーションだけ。水晶はシリカを含み、ブドウ自体や葉など地上に出ているところに作用し、太陽のエネルギーとの結びつきを強めます。これらを4輪バイクとトラクターでスプレーするのですが、これは重量が少ないため土壌に対する影響が少ないためです。醸造過程では、発酵はベーシックなクラスまで天然酵母を使用し、酸化防止剤は必要分のみ、もしくは無添加。全てのワインに認証を取っているわけではありませんが、Respekt(リスペクト)という認証を取得。リスペクトは、みんなが一丸となってより多くのことを達成できる場所。お互いに学び合うため、お互いに教育し合うため、そしてサポートしあうための団体。リスペクトは、ルドルフ・シュタイナーの考え方を基にしながら、それと同時に理論や実践では独立的で効果的に活動しています。加えてオープンでフレンドリー、そして専門的なことがやりとりできるような志を同じくする人を探しています。同じような認証団体にデメターがありますが、デメターは全ての農産物を認証する一方で、リスペクトはワインのみの認証団体ということになります。
(以上、輸入元情報より引用)[]