[造手] De Bartoli / デ・バルトリ
[銘柄] Integer Grillo Superiore / インテジェル・グリッロ・スーペリオーレ
[国] Italy / イタリア
[地域] Sicilia / シチリア州
[品種] Grillo / グリッロ
[タイプ] オレンジ / 辛口 / ミディアムボディ / SO2(酸化防止剤)無添加
[容量] 750ml
<畑・栽培>
石灰岩・砂質粘土(ローム)土壌、9ha。樹齢20年、Guyot仕立て。化学肥料や除草は一切行わず、少量の硫黄と銅を使用するのみ。
<醸造>
樹齢20年ほどのふた生り目(1シーズンで2回目の収穫)のグリッロを9月初旬に手摘みで収穫。使い古した樫の大樽にて10日間ほどのマセレーションとアルコール醗酵を行う。ピジャージュやリモンタージュを一切行わず、醗酵中のモスト表面に集まる空気に触れた皮を何度も取り除いていく形で、モストに酸化のニュアンスを与えずに二酸化硫黄無添加で醸造。アンフォラに移してマロラクティック醗酵を行ったものとブレンドして樫の大樽にて10か月間熟成を行い、無清澄、無濾過、二酸化硫黄無添加でボトリング。
<ストーリー>
紀元前から多くの支配者によってその都度街の姿を変えてきた、シチリア島の西部トラーパニ県のマルサーラで1978年に創業したデ・バルトリ。フランスにルーツがある母ジョセフィーンから、2世紀以上に渡ってブドウが栽培されてきたバーリオ・サンペーリ(サンペーリ荘園:由緒正しい農場に伝わる伝統的な建物と農園)を農学の学位とレーシングカーへの情熱を持った若きマルコが引き継ぐ形でワイナリーは始められました。
ワイン法によって歪められた現代のマルサーラに抗議する形で、地域性に焦点の合った真のマルサーラともいうべきヴェッキオ・サンペーリを1980年に初リリース。ワイナリー創業にあたり、マルコが親戚、近隣の農家、廃業してしまったワイナリーから買い集めたワインは20万リットルにおよび(750ml換算で26万本相当)、中には1903年や1958年などのヴィンテージも存在し、40年経った今でも樽で熟成されています。
1984年にパンテッレリーア島(シチリア本島とチュニジアのほぼ中間地点にある島)にある南西向き、標高200mのブックラム(アラブ語で“ブドウ畑の父”の意)という地区に5haの畑と、1700年代に建てられたこの島独特の建築様式の家屋ダンムーゾを取得し、ワイナリーを始めました。1986年にパッシート、1989年からは北東向きの標高400mの畑でズィビッボの栽培を始め、1991年頃からピエトラネーラとグラッポリ・デル・グリッロというスティルワインの生産も開始します。
2009年からは長男レナートがTerzavia(テルツァヴィーア、“3つ目の道”の意)という名前の別会社を立ち上げ、スプマンテの生産を始めます。2011年にマルコが亡くなってからは、レナート、セバスティアーノ、ジュゼッピーナがマルコの遺志を引き継ぎ、世界でも類を見ないこのワイナリーを運営し、マルサーラに11.5ヘクタール、パンテッレリーアに6.5ヘクタールの畑でブドウを有機農法で栽培、年間約10万本をボトリングしています。
(以上、輸入元情報より引用)[]