[造手] Gut Oggau / グート・オッガウ
[銘柄] Atanasius / アタナジウス
[国] Austria / オーストリア
[地域] Burgenland / ブルゲンラント州
[品種] Zweigelt, Blaufrenkisch / ツヴァイゲルト, ブラウフレンキッシュ
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ / SO2(酸化防止剤)無添加
[容量] 750ml
<essentia owner's comment>
(現行リリースは2023VTだが)2021VTを、2025.08.01に抜栓した後、4-5時間経った時点では、還元していたが、グラスでスワリング60回以上で、ほぼ還元香は消えた。翌日になると、少し豆感が出てきて、抜栓後26時間時点では、鼻で香る分にはそこまでだが、飲んだあとに鼻腔で感じる香りには、かなり豆感が混ざっていた。ただ、熟成からくる滑らかさが心地よく、アルテス(ワイン講座)参加者の皆さんからの評価は総じて高かった。
<銘柄エピソード:Edited by essentia>
ヨシュアリとヴィルトルードの長男。妹のテオドラ同様、愛情豊かで、細かいことにはこだわらない典型的なブルゲンランド人です。魅力的だけど、気取りがなく、昔から非常に女性にもてますが、見た目のみならず、内に秘めた熱いなにかが、いっそう彼を魅力的にしているのです。彼の夢は、将来世界的に有名な“スター”になることです。
アタナジウスー若い世代(第3世代)
Lively, youthful, charming
ヨシュアリとヴィルトルードの長男。
妹のテオドラ同様、愛情豊かで細かいことには拘らない、典型的なブルゲンラント人です。魅力的だけど気取りがなく、昔から非常に女性にもてますが、見た目のみならず内に秘めた熱い何かが、彼をよりいっそう魅力的にしているのです。
彼の夢は、将来世界的に有名な”スター“になることです。
<グートオッガウからのお手紙 2023ヴィンテージについて:Edited by essentia>
乾燥した暑いヴィンテージが何年も続いた後の2023年も、もはやこれが平年であるかのように暑かったが、湿度だけはずっと高く推移しました。
ブドウ樹、森の樹木、カヴァークロップ、そして野生動物にとっては大いなる恵みだったと思います。春は低温傾向で非常に雨が多く、それが後に続く力強い栄養成長の土台を作りました。
春の終わりは暑く乾燥し、夏も8月頭の涼しい一週間を除いて同様の気候でした。
成長期に断続的に雨が降ったおかげで湿度が高く保たれたことは、植物にとっては良かったですが、それはカビにとっても好都合でしたので、開花期にべと病が発生し多少の損失が出ましたが、その後、ブドウ樹は十分な回復力を示し、より強靭になりました。
収穫は8月の最終週に始まりました。収穫期はずっと晴天で、気温は9月末までかつてないほど暖かく、完璧な環境下で、各要素のバランスを満たした完熟のブドウを収穫することができました。
生育期間中、私たちはブドウ畑にビオディナミ調剤、ハーブエキス、堆肥エキス、発酵物などを充分に施し、ブドウ樹を強靭にして活力を高めました。
私たちはブドウ畑でほとんどの時間を過ごし、学びと経験を求めて世界各地からやってきたインターンたちの多くの助けを借りて、それぞれの区画だけでなく文字通り個々のブドウの樹が必要とするサポートを漏れなく受けられるようにしてきました。
私たちの3頭の馬もまた大いに貢献してくれました。彼らがグートオッガウにきて4年を経て、私たちは四本足の仲間たちと信頼関係を構築し、彼らとともにブドウ畑を管理しました、と胸を張って言うことができます。
最良の堆肥を作るという私たちのアプローチもまた、次の段階へと進んでいます。畑に少量だけ施す堆肥は、主に土壌に微生物を取り込んで腐植を作ることを目的としていて、必ずしも肥料としてブドウ樹に吸収してもらうためではありません。
私たちが畑を耕す際の一つ一つの行為は、体力的に厳しく、コストがかかり、思慮深さが要求されますが、それらは畑の活力を高め、回復力を獲得し、そこから生み出される作物の品質を最高の状態に維持するためだけでなく、さらに向上させるためには欠かせません。
同時に、私たちは他の農家が同じ方向に進むための気づきとなり、ロールモデルになりたいと考えています。私たちは変化を起こし、それを推進したいとおもっています。
<栽培:Edited by essentia>
標高:平均120−150m、プレーンエリア、北東。土壌は、Gravel(砂利) Limestone(石灰岩)。バイオダイナミック。平均樹齢:40年、Guyot仕立て、収穫量:25hl/ha。
<醸造:Edited by essentia>23VT
手摘み&畑で選果し収穫。 一部除梗、一部を10日間醸し、空気式プレスで搾汁。木樽と開放木桶で自然発酵。500L、1000Lのオーストリア産オーク樽で10ヶ月熟成。無清澄/無濾過/亜硫酸無添加で、2024年6月に瓶詰め。自然発生Total SO2:10mg/l以下。ABV:11.5%、提供温度:16−18°C、飲み頃:今−2038。
<ストーリー:Edited by essentia>
「伝統とモダンの美しい融合。テロワールと醸造を反映したワインパーソナリティ、GUT OGGAU FAMILY」
著名な料理人一族出身シュテファニー・エーゼルベックと、シュタイヤマルク州の有名なブドウ園出身のエドアルト・チェッペが、2007年にブルゲンランド州の古くから続く葡萄畑を購入して始めたワイナリーです。
グート・オッガウのワイン(9銘柄)はそれぞれ独自のパーソナリティを持ち、またDNAでつながれたファミリーのように互いに共通する何かがあります。
バイオダイナミック農法による栽培によって果実の力が最大限に凝縮した葡萄を使い、土地固有の個性がパーソナリティに色濃く反映されるよう極力自然に醸造されます。
第3世代の若者達はフレッシュでJUICYで生き生きしており、第2世代の親達は少しシリアスでストラクチャーと気品があり、第1世代の祖父母世代は賢者でまるく落ち着いています。2021年、新しい家族「CECILIA セシリア」、2022年「EUGENIE オイゲニー」が登場しました。2024年、最近引き継いだ畑で、畑の本当の姿はまだ隠されたままのマスカレードロゼが日本で発売になりました。
ワインはどの工程でも酸化防止剤(亜硫酸塩)は無添加です。自然発生の亜硫酸値を記載しております。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)