[造手] Fontodi / フォントーディ
[銘柄] Flaccianello della Pieve / フラッチャネッロ・デッラ・ピエーヴェ
[国] Italy / イタリア
[地域] Toscana / トスカーナ州, Panzano in Chianti / パンツァーノ・イン・キアンティ
[品種] Sangiovese Grosso / サンジョヴェーゼ・グロッソ
[タイプ] 赤 / 辛口 / フルボディ
[容量] 750ml アルコール:15%
<ティスティングコメント>
フォントディの傑出したワインの一つである。これまでのフラッチャネッロの中で最もリッチで凝縮感が高く、ほんの少し2016 年より酸が高めではあるが、味わいにそのような違いは感じられない。少し時間を置くと、ダークチェリーやスミレ、ラベンダー、スパイス、モカ、黒鉛を思わせるアロマがグラスの中で香り立つ。ソルボと同様、2018 年のフラッチャネッロのスタイルは、過去のヴィンテージに見られるような力強さはないが、最初から最後まで感じられる生き生きとしたエネルギーと上品な佇まいが印象的だ。
<畑・栽培>
有機栽培
樹齢:30 年以上
畑:南西向き 畑の標高 450-500M
土壌:石灰・粘土・片岩質
植樹密度:6000 株/ha
<醸造>
完熟した健全なブドウだけを手摘みで収穫し、野生酵母を使い温度管理されたステンレスタンクで3週間自然発酵。マロラクティック発酵は樽を使用。熟成には、フランス産オーク樽(新樽 80%以上)を使用。バリックでとキャスクで 24 ヶ月熟成。
年間生産量:6 万本
<ストーリー>
[サンジョヴェーゼの伝道者 ジョヴァンニ・マネッティの情熱]
品質向上の著しいトスカーナ州キアンティ地区で、不動の評価を得ているのがフォントディだ。
サンジョヴェーゼ100%で造られるフラッグシップのフラッチャネッロ・デッラ・ピエヴェは、ワイン・スペクテイター誌のトップ10に3度も選ばれた。ワイン・アドヴォケイトからは、2010年と2006年が97点を獲得している。
設立は1968年。歴史の古い生産者の多いトスカーナで、短期間でトップに躍り出たのは、当主ジョヴァンニ・マネッティのサンジョヴェーゼにかける情熱と愛情があればこそ。「サンジョヴェーゼはトスカーナでしか成功しない。サンジョヴェーゼを信じ、育てるのが我々の義務なんだ」と信念を語る。
[早くから有機栽培 フレンチオークの導入]
ボルドーやカリフォルニアを旅して学び、名エノロゴのフランコ・ベルナベイと共に、畑造りから始めた。1990年という早い時期にオーガニック栽培を始め、区画ごとに醸造し、熟成にフレンチ・バリックの新樽を導入した。ベルナベイは「ミスター・サンジョヴェーゼ」と呼ばれるスペシャリスト。多くの優れたワインを手掛けている。
テロワールにも恵まれていた。ワイナリーがあるのは、キアンティ・クラッシコのパンツァーノ・イン・キアンティ地区。丘陵地帯にコンカドーロ(黄金の盆地)と呼ばれる美しい畑が広がる。標高が高く、昼夜の気温差が大きいため、ブドウに酸が乗る。完熟を待って、手摘みする。完熟したブドウは、フレンチオークと溶けあう。
ピノ・ネロ(ピノ・ノワール)、シラーもいいが、マネッティの造るサンジョヴェーゼは常に素晴らしい。キアンティ・クラッシコですら、並みの生産者のトップキュヴェをしのぐ。サンジェベーゼ100%のヴィーニャ・デル・ソルボは単一畑の個性を表現する。
フラッチャネッロ・デッラ・ピエヴェは最良の区画を選んでいる。ラベルの十字架は人間と土地の関係を象徴している。サンジョヴェーゼの到達点を示す傑作だ。
(輸入元情報より引用)
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