[造手] Podere Pradarolo / ポデーレ・プラダローロ
[銘柄] Vej Bianco Antico / ヴェイ・ビアンコ・アンティコ
[国] Italy / イタリア
[地域] Emiglia Romagna / エミリア・ロマーニャ州、Parma / パルマ県、パルマの中心から南西に約50kmに位置し、畑のすぐ南側に川が流れている。
[品種] Malvasia di Candia Aromatica / マルヴァジーア・ディ・カンディア・アロマティカ
[タイプ] オレンジ / 辛口 / ミディアムボディ / SO2(酸化防止剤)無添加
[容量] 750ml

<輸入元コメント>
暑かった年で240日スキンコンタクトしたこともあり、(近年VTは 180日,210日でしたね!)
「オレンジワイン・アンバーワインの原点回帰」ともいえる、収斂性のあるタンニンと、丸い果実味のバランスが素晴らしいです。

太陽に照らされるマルヴァジア葡萄を思い出すような琥珀色。
抜栓直後の香りはいつものプラダローロに比べると少し控えめ。
奥のほうに針葉樹林のような爽やかな香り、キンカンの砂糖漬け、杏、バラ、ライチ、ビワなどが感じられる。
口に含むと収斂性あるタンニンが近年のヴィンテージよりは強く感じられるが、味わいはとても丸くて、甘みと酸とエキスのバランスも素晴らしいです。
アルコール12%でタンニンがあるのに、自然に次の杯に手がのびるマジックドリンク。
やはりポデーレ・プラダローロのマルヴァジア、奥行き、複雑さ、味わい、エナジー。醸しワインの真髄が楽しめます。
近年VTより安定しています。かなり熟成・落ち着かせてのリリースになりますが、さらに数年熟成させてもよいでしょう。
中華料理やアジア料理との相性も抜群にいいです。
亜硫酸の添加なし、本物のナチュラルワインです。

<畑・気候・栽培>
樹齢平均:20年、植樹率:4500本/ha、仕立て:グイヨ、収穫量:30-35hl/ha
標高:240-400m、土壌:粘土 / 石灰、南向き

ほほ全て南向の畑には、前方のチェノ渓谷が常に涼しい海風を運び、後方には丘が隆起し、日夜の寒暖の差が激しい完璧なミクロクリマとなっています。この気候の影響で、自然農法に近い有機農法で管理される葡萄樹は健康に育ち、 インテンスで繊細かつ凝縮感のあるよく熟した果実を育みます 。

<醸造>
手摘みで収穫開始。自然酵母。温度コントロール無し。
自社葡萄 100%除梗し、ステンレスタンク(50%)とコンクリートタンク(50%)で皮とともに240日スキンコンタクトしながら発酵・熟成。
木製バスケットでプレスし、更にコンクリートタンクで熟成しています。
無濾過・無清澄・SO2完全無添加。

<ストーリー>
造り手”アルベルト・カレッティ”は、チーズなど乳製品の製造一家に生まれ、子供の頃から発酵に魅了されていました。農学を学びパルミジャーノ・レッジャーノのプロテイスター/チーズ専門家として世界で活躍。90年代初めには、クラテッロやハム造りを始めると同時に、高品質ワイン造りを復活させるため、1990年にプラダローロの家の畑に2ヘクタールの葡萄樹を植えました。チーズ造りを添加物ゼロで行っていたため、ワインを造りを始める時も人工的な添加は考えられなかったと彼は云います。 人為的な温度コントロールはせず、自然酵母で発酵、長期間皮と一緒に醸し、 無濾過・無清澄・SO2完全無添加で造られています。マセレーションの期間はワインが個性を発揮したと判断できるまで味見を続けます。中世から変わらぬテロワールをブドウだけで表現するべく、栽培と醸造の技術は、幼少期から専門家になるまでの様々な人生経験と知識が存分に活かされています。
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