[造手] Lucie Colombain / ルーシー・コロンバン
[銘柄] Pinot Noir Langsehl / ピノ・ノワール・ラングセール
[国] France / フランス
[地域] Alsace / アルザス地方
[品種] Pinot Noir / ピノノワール
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<輸入元コメント>
セラーで色々試飲する中で、やんちゃなワインが多かった2018と比べると2019は、2年連続でスーパーファンキーなシャルドネと、クリュの違いに関わらず全般的に残糖があったリースリング以外は、概ね優等生的だった…と記憶しているのですが、このラングセールは2年連続で優等生的佇まいだったような…。アルコール度数的にもほぼ15%あります!惜しむらくは、2018よりも3割ほど収量が少なかった事でしょうか。
[畑] シュレールのLN012に使われるピノの区画にもほど近い、“見晴らしの良いところ”を意味する区画。
<ストーリー>
アルザスのナチュラルワインを代表する造り手「ジェラール・シュレール ・エ・フィス」のブルーノ ・シュレールによる別名義「ルーシー コロンバン」。
ルーシー コロンバンは、ブルーノの幼馴染でもあるエリック コロンバンの叔母さんの名前で、ルーシーは1980年代まで彼女の名前を冠したワイナリーを経営していました。コロンバン家の誰も継ぐ意思がなかったということもあり、ワイナリーは廃業、彼らが所有する畑は貸しに出されていたのですが、2017年の契約が切れるタイミングでブルーノが手を挙げます。それもそのはず、コロンバン家が所有する畑の中には、プェルシックベルグのゲヴュルツトラミネール、アイヒベルグのピノ・グリ、シャン・デ・ゾワゾーのリースリングなど、ブルーノ的には垂涎の的なものがあり…。
恐らくですが、近所からのやっかみには既に事欠かなかったブルーノ(笑)、そんな良い条件の畑を独り占めして更にやっかまれるのも嫌だったという事情と、コロンバン家に対する敬意を融合させるべく、エリックとエリックの兄弟と一緒に、ルーシー コロンバンという名の会社を立ち上げます。そしてエリックは、ルーシー コロンバンの役員であるのと同時に、ジェラール シュレールの従業員となり、シュレール家とコロンバン家の畑での作業に従事、カガミケンジローが抜けた穴をなかなか埋められずにいたブルーノ的にも大助かりで、彼自身セラーでの仕事に集中できるように。
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