[造手] Kante / カンテ
[銘柄] Chardonnay Selezione ”LA BORA DI KANTE” / シャルドネ・セレツィオーネ・ラ・ボーラ・ディ・カンテ
[国] Italy / イタリア
[地域] Friuli Venezia Giulia / フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州
[品種] シャルドネ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<輸入元コメント>
2006年ヴィンテージについて。
強烈な果実の香りと鋭いミネラルが融合した香り。黄桃やトロピカルフルーツ、スパイス、ミネラルの香りがグラスの中にて開く。注目すべき見事な純度と深み、優れたバランス。
光沢感のあるペールイエロー。パイナップルや洋なしなど、トロピカルフルーツの豊富なアロマに加え、清涼感のあるミネラル香やシナモンなどのスパイス香。アタックは柔らかく、まろやかな旨味と柔らかい酸が広がります。余韻も長く、綺麗なミネラル感が持続します。
<畑・栽培>
所有する畑はイタリアに9ha、スロヴェニアに6haと、国をまたがって計15ha所有。
カルソは地理学用語で使われるカルスト(スロベニア語:クラス、イタリア語:カルソ)の語源となった地域で、その名の通り石灰質が豊富な土壌が特徴で、ボーラと呼ばれる北から吹く地方風と合わさり、この地独特のテロワールを形成しています。
カルソの土地は地面のすぐ下に分厚い岩盤があり、土の少ない非常に痩せた土地のため、樹が大きくなりすぎず、自然と収量も落ちます。
カンテは物事の本質のみを追求するため、化学肥料等の使用は一切行なっておりませんが、ビオ・ロジック、ディナミの認証には興味がありません。
<醸造>
マセラシオンは行わず旧バリックにて発酵、12ヶ月間熟成。24ヶ月間ステンレスタンクにて安定させ、濾過せず瓶詰め。SO2は瓶詰め前に極少量添加するのみです。
<造り手のストーリー>
カンテが語られる際、必ず登場するのが、カルソの分厚い岩盤をくりぬいた地下15mのセラー。風の循環を良くするため丸いフロアになっております。階層により温度、湿度が違い、バリックは地下3階、大樽は地下2階、ステンレスタンクが地下1階と各層ごとにその役割がわかれております。温度管理機能付きのステンレスタンクでなくても、このセラーのお陰でタンク内を適切な温度で保てます。
カンテのワインは早くとも2年、物によって20年以上も熟成可能と言います。そのため複数のヴィンテージをストックしており、飲み頃になってから出荷する為、生産量は少量ながらも大きなセラーが必要となります。
[]