[造手] SZÓLÓ / ソロ
[銘柄] Tuz / トゥズ(火)
[国] Hungary / ハンガリー
[地域] Tokaj / トカイ地方
[品種] Hárslevelű / ハルシュレヴェリュ
[タイプ] 白(薄オレンジ) / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<銘柄エピソード:Edited by essentia>
Taz=Fire。Tuzとは『火』。その意味することは、トカイの大地に眠るマグマが表現するテロワールなのか、燎原に燃え広がる火のように口中を席巻する余韻なのか。
<輸入元テイスティングコメント:Edited by essentia>
プルメリア、きんかん、オレンジ、オレンジピール、陳皮。最初から素敵な香りですが、抜栓30分後、焦点はぐっと絞られて、より濃密で豊かな世界が現れます。オレンジリキュールをたっぷりまとわせたクレープシュゼット。口に含めばラムレーズン。ドライだった味わいもほんのりと甘みを感じるほどに。松葉の香りもありますね。なんともリッチで贅沢なワインですが、決して飲み飽きすることはありません。トカイらしいミネラルがこのワインに締まりをあたえています。
<栽培:Edited by essentia>
火山性土壌。Tökösmály 畑(樹齢平均60年、流紋岩質凝灰岩主体)。
<醸造:Edited by essentiaん>
除梗をせずに7日間のマセラシオン、ミディアム+のトーストをしたセンプレンオークの5年樽とステンレスタンクで発酵および澱とともに11ヶ月の熟成です。亜硫酸無添加。無濾過、無清澄です。
<ストーリー:Edited by essentia>
初めて日本に輸入されるナチュラルのTOKAJI(トカイワイン)。ワインの歴史の中で最も重要なワイン産地であり、最高峰の甘口と世界で評されながら、日本ではまだその本質、本領が伝わっているとは言いづらい状況です。
StrekovのZsoltもBenczeのIstvánもTOKAJIには常に一目置き、ハンガリーの象徴たるフルミント種には特別な愛を抱いています。Japan terroirはナチュラルのTOKAJIを探し続けていました。やっと出会えた素敵なワイン。それがSZÓLÓです。
SZÓLÓの当主であり醸造家のTímea Élessは、トカイ地方タリヤ(Tállya)村で生まれました。彼女の祖父母は地元のブドウ畑で収穫や接ぎ木の作業をしており、彼女自身も幼い頃からブドウ畑で農作業にかかわることで、ブドウへの愛情が自然に育まれていきました。紆余曲折あり、2009年祖父の0.3ヘクタールの土地を引き継ぐ機会が訪れます。Tímeaと夫のTamásは、家族が所有していた土地も含め、周辺地域で追加の区画をゆっくりと購入し、同時にワイン造りを始めます。
2014年がファーストヴィンテージ。Tímeaは、最初からブドウの生命力と生物多様性を維持するために有機栽培を実践しました(2015年オーガニック認証)。現在はビオディナミに移行(2021年Demeter)。ワインを自然との関係性の表現としてとらえ、自然との調和が達成されさにその通りだと思います。たときに良いワインができるのだと信じています。
トカイは火山性土壌を主とします。SZÓLÓが所在するタリヤ村の畑は流紋岩質凝灰岩を主として、畑によって微妙に土壌構成が変わります。現在は約10ヘクタールの土地を所有しており、フルミント種、ハルシュレヴェリュ種をメインにSárgamuskotály(ミュスカ・ブラン・ア・プチグラン)、Kabar(ハルシュレヴェリュとブーヴィエの交配)などを栽培。もっとも古いフルミントは樹齢60−80年で
す。
伝統的な生産者が多く存在するトカイにおいて、ナチュラルワインの生産者はごくわずかです。そんな中でTímeaは伝統的なトカイワインの素晴らしさを継承しつつも、ナチュラルという新しいあり方をそこに共存させようとしています。彼女のドライワインにはナチュラルラインとそうでないものがあり、ナチュラルラインは天然
酵母で醸され、亜硫酸ゼロ瓶詰めされます。一方で甘口はそのエレガンスを失わせないためにナチュラルに栽培されたブドウを天然酵母で醸し、瓶詰めの際亜硫酸を添加します。これはナチュラルワイン不毛の土地であるトカイにおいて、偉大な挑戦なのです。
彼女もまたStrekovのZsoltを尊敬しています。ハンガリーにおけるStrekovの存在の大きさを感じますが、Zsoltのヴェルシュリースリングを使ったワインを特に愛しているそうです。またBenczeやMauerとも交流があります。良い生産者は良い生産者を知る。まさにその通りだと思います。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)