プリンチピアーノ・フェルディナンド/ランゲ・ビアンコ2022

A1699

3,800円(税込4,180円)

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[造手] Principiano Ferdinando / プリンチピアーノ・フェルディナンド
[銘柄] Langhe Bianco / ランゲ・ビアンコ
[国] Italy / イタリア
[地域] Piemonte / ピエモンテ州、Monforte d'Alba / モンフォルテ・ダルバ
[品種] Timorasso / ティモラッソ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<銘柄エピソード:Edited by essentia>
畑はセラーから18km。アルタ・ランガのDOC地域にある高地の畑。初VTは2013年。1週間のマセレーションを試したが、自分のスタイルではないと思い翌年からはマセレーションなし。
”白品種のマセレーションも好きだけれど、自分で作るのなら、すっきりとしたクリアな白がイタリアでもできることを証明したい。アルタ・ランガではその冷涼な気候から、現在はピノ・ノワール、シャルドネを栽培しスプマンテが多く作られている”。
フェルディナンドはさわやかなピエモンテの白を造りたいと考えた末、コッリ・トルトネージ原産のティモラッソを植樹した。

<栽培:Edited by essentia>
位置:標高750m, 土壌:粘土石灰土壌, 畑の向き:南西−南東, 植樹:2010年, 2002年からビオロジック栽培を開始。現在、主要な畑ではボルドー液や硫黄も使わない。

<醸造:Edited by essentia>
ステンレスタンクで醗酵、ステンレスタンクで10ヶ月間熟成。

<ストーリー:Edited by essentia>
プリンチピアーノ家は、長らく神格化されたバローロ・モンフォルティーノを生む畑、フランチャに接した南西向き、標高350mの偉大なクリュ、ボスカレートを所有する。ランゲでの栽培農家としての歴史は1900年代初頭に遡り、1980年代前後はアルターレやスカヴィーノにブドウを供給していた。フェルディナンドは90年代には回転式タンクによるモダン・バローロを手がけたが、2002年以降、最長3ヶ月にも達する長期浸漬と大樽熟成を軸とする伝統的バローロ造りに回帰。同時にビオロジック栽培を開始。現在、主要な畑ではボルドー液や硫黄も使わない。トップ・クリュであり平均樹齢40年を越えるバローロ・ボスカレートは、収量をDOCG法上限の約1/3に抑える。伝統派らしく、いずれのキュヴェもやや薄めの色調ながら、深遠な陰翳と優雅で伸びやかな風味が魅力的。特にバローロの上級キュヴェ2種は、ビロードのような舌触りと妖艶な香気、長大な余韻を持ち、かつての伝統派の巨匠が示したバローロの優品にも劣らぬ魔性に溢れる。思慮深いフェルディナンドは長期的なマーケット醸成という視点から、ベーシックなドゥセットの導入と合理的な価格を実現・維持している。
◆歴史
カンティーナは、1950年代に父、アメリコ・プリンチピアーノの手によって実現され、1993年から、息子である現当主、フェルディナンドが引き継いでいる。フェルディナンドは父から、畑でも、醸造面でも貴重な経験を得てきた。そしてワイナリーを引き継いでから10年間、ロータリーファーメンターを使ったモダンなワインを造っていたが、伝統的なつくりのワインが持つ味わいの偉大さに魅かれ、2002年にまったく方向を変えることを決断する。2004年にロータリーファーメンターを売却し、大樽を購入。その哲学と概念をあらためて定義しなおした。醸造とは、とりまく自然と地域環境の特徴を子細に反映させるためのものであると考え、そのために石油化学合成の肥料や除草剤、殺虫剤、防カビ剤の使用を放棄した。2012年からは、ボスカレート含む最も重要な3haの畑ではボルドー液も硫黄を使用せず、主に海藻やハーブの煎じ薬でトリートメントをしている。
「幼いころ、家用に祖父が造っていたワインはタニックではなかった。体に吸収されやすく、抽出の強くない、アルコール度数の低いかつてのスタイルのピエモンテのワインを造りたい。現在は自分の信じる好きな方法で醸造ができていることを嬉しく思っている。昔はジャーナリストのために造っていたようなものだった。歴史を知れば知るほど、この地方の強い個性を理解し、その中で自分の目指したいものもより明確になった。」
2000年初頭からの栽培、醸造の変化に伴い、ワインの味わいの変化も目覚ましい。濃いスタイルのピエモンテのワインから、飲み心地のやわらかなスタイルへと年々、進んでいる。それにあわせて、ボルドーボトルから、ブルゴーニュボトルへと、ボトルを変えた。瓶熟成の仕方というよりも、ブルゴーニュボトルの見た目のもつ視覚的なシャープさも彼のワインの味わいを表している。同様にエチケットも、2020年出荷分から、現代的なデザインと色付けの新しいデザインへと一新。文字は昔のバローロでよく使われていたフォントだそう。

以下、輸入元経営者による資料より

“ランゲの人間であるということは、大地、ブドウ樹、そしてワインとのゆるぎない関係性を持つということである。それゆえに、1900年代初頭からすでに、私たちの祖先がブドウ樹と土地を取得してブドウ栽培を行うという着想に至ったのは、自然なことであった。
代々引き継がれてきた情熱と労働は私の両手にしみついているし、自然への最大限の敬意のもとに、受け継いだものを守り改善していくことができるということを願っている。
ブドウ樹を処置し、思いやり、共謀する。私たちの行いと生まれ持った素質から自然に生まれた産物であるバルベーラ、バローロ、ドルチェット、そしてネッビオーロのなかに私たちの大地の個性を再確立するためには私の家族全体を巻き込む必要があり、そのうえで情熱が不可欠だ。
私のピエモンテなまりと私の妻のスペインなまり。若者たちのマケドニアなまり。私の子たちの騒がしい声。収穫のたびにそれらが混ざりあい、情熱と希望とともに空に解放される。樹々に迎えられ、私たちを知ろうとするものにそれは与えられるのだ。”

以上、生産者HPから一部抜粋(翻訳作成:2013年6月)

“プリンチピアーノ家は、1900年代の初頭から、自分たちが所有する7ヘクタールの畑でブドウ栽培にいそしんできました。
自分たちのカンティーナは、50年代に父アメリーコ・プリンチピアーノの手によって実現され、1993年から、息子である現当主、フェルディナンドが引き継いでいます。フェルディナンドはアメリーコから、畑でも、醸造面でも貴重な経験を得てきました。カヴィオラの指導のもと1993年から10年間、ロータリーファーメンターを使って、近代的なワインを造っていましたが、伝統的なつくりのワインが持つ味わいの偉大さが理解できるようになるにつれ、2002年にまったく方向を変えることを決断しました。2004年にロータリーファーメンターを売って大樽を購入し、その哲学と概念をあらためて定義しなおしています。醸造は、とりまく自然と地域環境の特徴を子細に反映させるためのものであると考え、そのために化学肥料や除草剤、殺虫剤、防カビ剤の使用を放棄するのを信条としました。2012年からは、最も重要な3haの畑ではボルドー液も硫黄も使用しないで栽培しています。
高品質のワインを生み出すために、ブドウ畑が円熟していることが根本的な役割を果たします。プリンチピアーノ家が所有しているクリュのブドウの樹齢が40年から60年におよぶことを、誇りに思ってもいいのではないでしょうか。
ブドウ樹1本あたりの収量を750gから最大でも1.5kgに抑えるため、間引きを進めてきましたし、醸造もクラシックなスタイルになりました。サステイナブルで自然環境との調和をとるスタイルを実現するために、野生酵母で発酵することを好み、発酵時には温度管理も硫黄の添加も行いません。ルモンタージュはポンプを行わずに、手作業で行うことにしました。SO2を使用するのはビン詰め時のみで、清澄も濾過も行いません。
「幼いころ、家用に祖父が造っていたワインはタニックでなかった。私は、体に吸収されやすい、エキストラクトを強くしない、アルコール度数の低いかつてのスタイルを造りたい。美味しくて自然な味わいが信条だ。」
「ワインはテイスティングするものでない。畑の中でバランスがとれていることが重要。今自分の信じる好きな方法で醸造でき、大変喜んでいる。昔はジャーナリストのために造っていたようなものだ。歴史を知れば知るほど、この地方の強い個性を理解できるようになった。」
とは、フェルディナンドの言葉です。目指すスタイルは、骨格があり、優雅で、バランスよく、スムーズな口当たりで、飲み心地の良いワインです。”
以上、生産者HPから一部抜粋、合田によるインタビューで補足(翻訳作成:2013年6月)

プリンチピアーノの位置づけについて
ラシーヌは、プリンチピアーノの取り扱いを始めた理由は、「プリンチピアーノが造っているワインが、特別美味しいからだ」と、だけいって済ませられるような、単純な問題ではありません。ラシーヌが、プリンチピアーノをどのように位置づけているか、ということを、ぜひともご理解いただきたいのです。つまり、プリンチピアーノの取り扱いを決定することは、これまでいくつもの著名なピエモンテの生産者をご紹介してきた小社にとっては、大きな決断であるだけでなく、数あるピエモンテのワイナリーのなかで、プリンチピアーノがいかに重要な生産者であるのかという事実と、ラシーヌのプリンチピアーノに対する評価を鮮明にしておく必要があります。

―なぜ、ラシーヌはプリンチピアーノを扱うことにしたのでしょうか―
合田泰子/塚原正章
2013年6月
環境と自然、人間的な努力と叡智の産物であるワインは、詮ずるところ、自然の媒介役をする生産者次第です。
フェルディナンド(と、スペイン人の良き伴侶ベレーナ)・プリンチピアーノは、重い歴史に縁どられたピエモンテにおいて、現代における伝統のあり方を模索しながら、過去や教義に囚われることなく、自由な思考力と柔軟な頭脳に裏打ちされた積極的な行動力のもとに、典雅な「自然派ワイン」(ヴァン・ナチュレル、ヴィーノ・ナトゥラーレ)を生みだしてきました。
しかもフェルディナンドは、個性的なワインの生産者にありがちな、独善性やエキセントリックなところがありません。そのゆえに、ワインも彼の人格を体現して、〈まろやかで優雅で、かつ人懐っこい親しみやすさ〉を備えています。
過去も現在も多くの著名な生産者に飾られたピエモンテのなかで、大胆で独自な方向転換を迷わずおこない、すでにして頭角を現して名生産者に数えられているプリンチピアーノは、「現代のクラシック」というべき高みに達しているにもかかわらず、常に進化の過程にあります。この地域でこれほどの将来性に富む生産者は、ほとんど思いつきません。
しかも、あくまでも市場の受容性を考慮した価格は、品質からみると、とても良心的としか、言いようがありません。
このような多面的な意味で、まさしく比類を絶するプリンチピアーノこそ、ラシーヌにとって理想的な生産者であるだけでなく、ラシーヌの品質管理によって、その〈繊細優美な味わい〉を特徴とするワインの実力と個性がますます発揮される、と私たちは考えています。

造り手HomePage:http://www.ferdinandoprincipiano.it/

(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)
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