[造手] Delinquente / デリンクエンテ
[銘柄] Tuff Nutt / タフ・ナッツ
[国] Australia / オーストラリア
[地域] South Australia / 南オーストラリア州
[品種] Bianco d'Alessano / ビアンコ・ダレッサーノ
[タイプ] 微発泡 / 白 / 辛口 / ミディアムボディ / SO2(酸化防止剤)無添加
[容量] 750ml
<造り手によるヴィンテージ解説:Edited by essentia>2025VT
2025年は春から夏にかけて続いた暑く乾燥した気候条件によって生育がスピーディに進み、農家が何の対策も講じていなければ一般的には困難なヴィンテージとなったであろう年だった。でも、我々にとっては自分たちが正しい道を歩んできたとむしろ自信を深めた年になったんだ。なぜならビアンコ・ダレッサーノやネロ・ダーヴォラといった南イタリアから来たブドウ品種たちは見事にその暑い気候に適応してくれたからね。より良いブドウを得るためにはあまり早く摘まないようにする必要があったけれど、こういったブドウ品種たちは国際品種よりも遅く収穫しても自然に高い酸を保ってくれる。結果として非常にフレッシュかつフルーティで、デリンクエンテらしいドリンカビリティを失うことなく実に活き活きとした味わいのワインたちに仕上がったよ。
<銘柄エピソード:Edited by essentia>
晩熟でありながら高い酸を保ち成熟するビアンコ・ダレッサーノから造るペットナット。
<輸入元テイスティングコメント:Edited by essentia>
まさにクリスピー&フレッシュな味わい。ALC:9.5%
<栽培:Edited by essentia>
オーストラリアで唯一のビアンコ・ダレッサーノを栽培しているプラウド・ファミリーが所有するロクストン・ノースのSherwood vineyardで収穫されたブドウを使用。
<醸造:Edited by essentia>
収穫後ただちに100%除梗されプレス。ステンレスタンクで自然醗酵。残糖が規定レベルに達したところで瓶詰。酸化防止剤を含む添加物は一切不使用。
<ストーリー:Edited by essentia>
オーナーワインメーカーのCon-Greg Grigoriou/グレッグ・グリゴリオが2013年、リヴァーランドに設立(醸造所はアデレード郊外に友人であるフレデリック・スティーヴンソンと共に立ち上げました)した新しいワイナリー。オーストラリアではテーブルワインの産地として認知されているリヴァーランド。オーストラリアワインの「機関室」と揶揄され、ファインワインとは縁遠い土地でしたが、彼が造るワインはリヴァーランドの新たな可能性として高い注目を集めています。
グレッグは自らをデリンクエンテ(はみ出し者)と呼び、自らが生まれ育ったリヴァーランドで、洗練されたクリーンなナチュラルワインを造りオーストラリアだけでなく、日本でも、さらには世界中に旋風を巻き起こし始めた男。祖父や父が経営するワイナリーで子供のことからワイン造りに親しみ、自然と自らもワインメーカーとしての道を歩み始めたグレッグ。そして数年の海外留学を経て自身のブランドでワインを造ることを決意しました。
彼が造るワインのコンセプトは明快です。「リヴァーランドの気候に適応する南イタリアの地ブドウ」を用い、「なるべく人の手を介さない、ナチュラルな造り」で、「Modern & Easy Drinking」かつ「コストパフォーマンスに優れたワイン」を造ること。ちなみに斬新なラベルデザインは彼の友人でもあるデザイナーによるもので、それぞれにユニークなストーリーが設定されています。見事な価値転換を果たした革命児によるワインはしっかりとオーストラリア次世代の可能性を私たちに感じさせてくれます。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)