[造手] Strekov1075 / ストレコフ
[銘柄] Potugal / ポルトガル
[国] Slovakia / スロバキア
[地域] Nitra / ニトラ県, Strekov / ストレコフ
[品種] Portugieser(Modrý portugal, Blauer Portugieser) / ポルトギーザ
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<輸入元テイスティングコメント:Edited by essentia>22VT
と赤の果実が交互に薫ります。桑の実、あんず、梅等。しかしまだまだ閉じています。これからさらに複雑な薫りが花開くように表現されてくるでしょう。繊細な白桃の香りに美しさの萌芽を感じています。なめらかでジューシーな味わい。アーシーなニュアンスと果実がうまく融合しています。鉄分を強く感じます。また少しヨードを見つけることが出来ます。鹿のロティやイカの炭火焼などと合わせてみたいですね。

<栽培:Edited by essentia>
畑はVad。ジョルトの誇るスティックヴィンヤード区画。表面は泥、ローム。カルシウムを多く含む土壌で石灰岩も見られます。収量は23hl/ha。

<醸造:Edited by essentia>22VT
2022年の収穫は9月13日から14日。手摘みで収穫。温度コントロール無しで15日かけて解放桶にて醗酵。人力で何度となくルモンタージュを実施。220Lの古樽で3ヶ月熟成。無ろ過にて瓶詰め。栓は王冠で果実と若々しさを保つ。

<ストーリー:Edited by essentia>
首都ブラティスラヴァより南東に約150kmに位置するストレコフ村。その南にはハンガリーとの国境を分ける国際河川「ドナウ」が流れます。Strekov1075のオーナーであり醸造家のZsolt Sütőは、もともとはエンジニアで、その後Strekov村の村長代理を務めた人物です。

彼にとってワインとは、時間とエネルギーについて深い洞察を与えてくれる存在です。伝統的な手法にのっとった栽培と醸造は、ワインをそういった存在たらしめる唯一の方法であり、時間とエネルギーについて深い示唆を与えてくれる――それは同時にテロワールを表現するということでもあります。
彼のワイナリーでは多くの地元の人が働いていますが、スティックヴィンヤードの畑を丁寧に耕す女性たちの姿や、町の人に気さくに話しかけるZsoltを見ていると、Strekov1075のワインがStrekovという村そのものなのだと感じます。

Pohrronská丘陵の斜面に位置する彼の畑は複雑な地層を持ち、上層部は海洋堆積物や砂岩、石灰を含む粘土質ロームで、より深い層は黄色または青灰色の粘土によって構成されています。強いアルカリ質の土壌はカルシウムを多く含み、ミネラル豊か。その土壌のおかげで、高いレベルの酸を保持し、長期熟成可能なワインとなるとのことです。

温度コントロールはせず、醸造中に亜硫酸は添加せず、ワインはすべてノンフィルター。また近年は、必要がある場合を除いて瓶詰時の亜硫酸添加も行っていません。
その醸造を可能にするためには、よく熟し、高い酸を保持するブドウを収穫する必要があると考えており、醸造と栽培が密接につながっていることを私たちに教えてくれました。

彼は常に仮説構築と実証実験を繰り返す経験主義者でもあります。産膜酵母が自然に生まれる彼らの環境で、ヴァン・ジョーヌを試すなど、新しい試みは常に行われており、彼から送られてくるテクニカルデータは発見にあふれています。

彼のひたむきな努力は評価され、世界一のレストランと称された「ノーマ」にオンリストされました。それをきっかけに、現在では数多くの有名レストランにオンリストされています。また、スロバキアやハンガリーの地で、彼はナチュラルワイン生産者のリーダー的存在であり、数多くの後進がStrekov1075の門をたたいています。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)
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