キアラ・コンデッロ / プレダッピオ・サンジョヴェーゼ 2022

C1602

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[造手] Chiara Condello / キアラ・コンデッロ
[銘柄] Predappio Sangiovese / プレダッピオ・サンジョヴェーゼ
[国] Italy / イタリア
[地域] Emilia Romagna / エミリア・ロマーニャ州
[品種] Sangiovese Romagnolo / サンジョヴェーゼ・ロマニョーロ
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<栽培:Edited by essentia>
プレダッピオ、標高150-300m、5ha、コルドン仕立て、南向き、5,500本/ha、オーガニック栽培。石灰岩・粘土・砂岩を含む土壌で区画ごとに比率が異なる。3つの区画をブレンド。樹齢40-50年。

<醸造:Edited by essentia>
収穫は手摘み。セラー内での作業はグラヴィティ・フローにて行う。15-25日の長期マセラシオンを行い野生酵母を用いて発酵。35 hLのスラヴォニアンオークで1年熟成。無濾過で瓶詰めを行う。

<ストーリー:Edited by essentia>
鮮烈デビュー、世界で注目の女性醸造家 
鮮烈なデビューだった。2015年のデビューから2ヴィンテージ目でガンベロ・ロッソ最高評価のトレ・ビッキエリを受賞。「エミリア・ロマーニャのライジングスター」「次世代イタリアワインの先導者」  と様々なメディアで評され、世界中で注目を浴びている。キアラ・コンデッロはイタリア北部エミリア-ロマーニャ州のプレダッピオに4.8haの畑を所有しサンジョヴェーゼのみを栽培している。一度飲めば彼女の繊細で上品、良い意味で”高貴な”サンジョヴェーゼは世界の評価が決して過大でないことを納得させてくれる。
堅実にホンモノを造るライジングスター
キアラは同じくエミリア・ロマーニャ州にある家族のワイナリーでワインキャリアをスタートさせた。もともと経済学を修め世界的に著名な経営コンサルタント会社へ就職するはずであったが、家族のワイナリーを手伝っている間にワイン造りにすっかりと魅了された。当初はそのヴィンテージのみを手伝う予定であったが、気が付けばさらにワイン造りを学ぶためブルゴーニュへと向かっていた。家族のワイナリーは約50haの土地を所有し、その半分が森、残り半分で果樹とブドウを作っている。ブドウ栽培、ワイン醸造を学び、自ら目指したいスタイルを確立しつつあった2015年、キアラに大きな転機が訪れる。近所のブドウ農家が高齢のためブドウ栽培をやめるとの話を聞いた。それは家に近く彼女が小さい頃から親しんでいる畑で、農家が化学肥料を使用せずにブドウ栽培をしていることを知っていた。
「この話を聞いたときにとてもショックだった。でも同時にこれは何かの縁だと思った。こんなに素晴らしい畑を手放してしまうなら私が引き受ける。そう決心した。難しい決断ではなかった。」
そしてキアラは引き継がれてきたこの土地の何百年物もの歴史を守りユニークなこの土地を表現するワインを造ろうと、家族のワイナリーで働く傍ら、自らの名を冠したプロジェクトを設立した。 
ロマーニャ地方のサンジョヴェーゼ
彼女が造るワインはサンジョヴェーゼのみ。サンジョヴェーゼはブルネッロ、キャンティ・クラシコ、その他多くのワインに使用されており、イタリアの全栽培面積の8%を占め、もっとも栽培されている黒ブドウ品種である。広く栽培されているためその多様性が認められる一方で、栽培条件に非常に敏感な品種のため、個性を普遍化するのが難しい。基本的には痩せた岩の多い土壌が栽培に適しているといわれ、高品質のブドウを生育するためには収量をコントロールする必要がある。しかし過去には、需要と好みの潮流を受け、収量が多く酸味とタンニンが強いクローンが導入されてきた。時代の潮流に呑まれ、エミリア・ロマーニャでもほかの地域と同様に低価格で質より量、力強いワインが求められ低地で時代に迎合したワイン造りが主流となる。キャンティ・クラシコのカステッロ・ディ・アマやモンタルチーノのビオンディ・サンティのような存在がいないエミリア・ロマーニャのサンジョヴェーゼは、協同組合に先導される大衆向けのワインと認識されるようになった。標高が高くエレガントさが特徴のプレダッピオは人々の目に映っておらず長年評価されなかった。
「私は自分のワインに、この土地、プレダッピオの真の姿、歴史、魂を表現することを求めている。ヴィンテージとテロワールはコントロールできないけれど、それを受け入れてワインに反映させたい。ワインに自ら語らせるの。私はこの土地からは明るいピュアなワインを想像している。そのために私は有機栽培と手作業というシンプルな方法で仕事をすることに決めたの。」
プレダッピオを表現すべくサンジョヴェーゼに向き合うキアラ・コンデッロ。華やかに見える彼女は職人の手をしていた。 飛ぶ鳥を落とす勢いのライジングスターは、堅実にホンモノを造る人だった。 
エレガントなサンジョヴェーゼを生み出すプレダッピオ
ボローニャの南東エリアでは、アペニン山脈のふもとからアドリア海まではわずか数十kmしか離れていない。沖積土から粘土、砂岩、岩石が混ざった土壌に変わる。標高が高くなり、大陸と地中海の影響が組み合わさることによって、プレダッピオのサンジョヴェーゼにとって完璧な環境を作り出している。この地では1383年からサンジョヴェーゼが植えられていたと文献が残っている。キアラの畑が位置するプレダッピオの標高は150-350m、アドリア海からは20-25kmほど離れ、アペニン山脈との中間地点となる。そのため日中は海からの温かい風、夜は山から吹き下ろす冷たい風によって非常に気温の日較差が大きくなる。現地に行くと樹々が傾き、風の強さを実感できる。気温の日較差がブドウに熟度と酸を与え非常にバランスのとれたエレガントな仕上がりとなる。キアラは化学肥料を一切使用せずオーガニック農法を実践、畑で使用するビオディナミ用プレパラシオンも自ら作成している。土壌は粘土質が主体で標高が上がるにつれミネラルや砂質、硫黄が多く含まれる。キアラの畑で印象的なのは青々と茂っているハーブと柔らかい土壌。
「ハーブの根によって、土中にスペースがうまれ柔らかい土になるの。土壌の圧縮を防いでくれるし土壌中の温度を低く保ってくれる。温暖化によって水不足など様々な変化が起こっているけど、私がブドウにできるのはどうやってこの変化に対して自分を守り、耐え、適応していくかということ。理解し助けてあげることで甘やかすことではないの。」
とキアラは教えてくれた。醸造は自然酵母による発酵、最小限の温度管理、長時間のマセラシオン、そしてセラーでは大型のスラヴォニアンオークで熟成させる。
特別な区画Le Lucciole
キアラの畑の中でも標高が高く特別な区画レ・ルッチョーレ。わずか0.8haのみであるが、彼女がこの区画を“特別”と呼ぶ理由はワインを飲むと納得する。ここではSpungone(スプンゴーネ)と呼ばれる石灰岩を豊富に含む粘土質の痩せた土壌が見られる。畑に転がる砂と貝殻、サンゴで構成された岩が300万年前まで海であったこの土地の歴史を語っている。痩せた土壌と風の影響、また高品質なブドウを栽培するため徹底した収量制限を行い、ブドウの凝縮感を高めている。プレダッピオとしてリリースする畑より標高が高いため、レ・ルッチョーレのワインはより酸が高く、複雑なワインとなる。スラヴォニアンオークでの長いマセラシオンと熟成を経て、リゼルヴァとしてリリースされる。 
「プレダッピオは私のアイデンティティー。だからプレダッピオは毎年同様のラベルでリリースする。でも同時にヴィンテージごとに物語があって個性がある。だからレ・ルッチョーレは毎年ラベルを変えているの。」
レ・ルッチョーレのラベルはイタリアのアーティスト、フランチェスカ・バッラリーニにその年の物語を伝え、そのインスピレーションを基に生まれる。 
畑の拡張
2021年にキアラの隣の畑を隣人が手放したことで、新たに1ha区画が増えた。1年間ビオディナミに転換するためキアラのワインには使用せず他生産者へ売っていたが、2022年ヴィンテージからプレダッピオに使用されることとなった。2022年は春から暖かく、芽吹きが早く始まったため、全体的にシーズンが前倒しになった。収穫はキア
ラにとって最も早い9月9日に行われた。暑く乾燥した年だったが、6-8月にかけて3度の重要な降水があり、過熟ではなくバランスの取れたヴィンテージに仕上がったと語る。抜栓直後から溢れんばかりの豊かな香り、柔らかく親しみやすいテクスチャー、それでいて酸と鉱物的な塩味が洗練されたエレガントな印象を与える。まだ果実味の濃さと硬さがあり、美しい飲み頃を迎えるまでできれば2-3年は置いていただきたい。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)
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