フォン・デア・フォーゲルヴァイデ / フラウ・ヴェルト 2021

A1481

8,500円(税込9,350円)

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[造手] Von der Vogelwaide / フォン・デア・フォーゲルヴァイデ
[銘柄] Frau Welt Blanc / フラウ・ヴェルト・ブラン
[国] Austria / オーストリア
[地域] Niederosterreich / ニーダーエスタライヒ州, Wachau / ヴァッハウ
[品種] Riesling 40%, Grüner Veltliner 20%, Neuburger 20%, Chardonnay 20% / リースリング, グリューナー・ヴェルトリナー, ノイブルガー, シャルドネ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<銘柄エピソード:Edited by essentia>
ブレンド、バリックでの熟成と彼らの特徴を詰め込んだフラッグシップワイン。二人にとっても最も大切なワインだと語る。

<輸入元テイスティングコメント:Edited by essentia>2021VT
ミディアムグリーンイエローの色調。香りには黄色いリンゴ、熟したメロンなど豊かな果実味に繊細なハーブのニュアンス。酸が高くエレガントだが、きれいに溶け込んでおり口当たりは柔らかくまろやか。樽由来の若干の香ばしさとミネラル感がありシルキーな質感。果実の熟度と酸の高さのバランスに優れ、心地よい余韻が長く続く。【アルコール度数】13%

<栽培:Edited by essentia>
現在、畑は全体で約4haを所有し、そのうちの3.5haが収穫可能な状態となっている。畑はドナウ川の両岸に広がっており、涼しいシュピッツァー・グラーベンから、パンノニア気候の影響を受けるシュタイン・アン・デア・ドナウまで。その中でも、冷涼なスピッツァー・グラーベンと暑い気候のアーンスドルフ村の特級区画に位置する100%急斜面の畑。ビオディナミ農法。

<醸造:Edited by essentia>
手摘みで収穫。全房圧搾(マセラシオンなし)。野生酵母で発酵を行い、そのままマロラクティック発酵。澱とともに1年間熟成、80%は228リットルの木樽で熟成。無濾過・無清澄で瓶詰め。【年間生産量】2,000本

<ストーリー:Edited by essentia>
伝統を超えて、ヴァッハウの新たな表現
オーストリアのヴァッハウと言えば、グリューナー・ヴェルトリーナーやリースリングなど単一品種を使用した高品質なワイン産地として知られる。しかし、フォン・デア・フォーゲルヴァイデでは多くのキュヴェでブドウ品種のブレンドを行っている。
「最初はこの地域の多くの生産者たちに、君たちのワインは一般的なヴァッハウのワインではないと言われた。しかし、僕たちは一般的なワインじゃなく、僕らのワインを造りたいんだ。そして何より、単一品種のワインだけを造れるほど、それぞれの生産量が多くないんだ」
と二人は冗談交じりに笑う。所有する畑は高樹齢のブドウが植えられた区画が多く、14カ所に細かく分かれ、さらに12のブドウ品種を栽培している。
「僕らは自然の一部としてワイン造りを行う。だから多様性があることが大切なんだ。」
また彼らのワイン造りも“伝統的な”ヴァッハウのワインではない。一般的に、ヴァッハウでは熟成にステンレスタンクや大樽を使用するが、彼らはブルゴーニュから購入した使用済みのバリックを用いる。ダニエルがドメーヌ・ド・ラ・オリゾンで、コント・ラフォン、シャトー・パルメ、ジャン=ルイ・シャーヴといったフランスの名門ワイナリーで働いていた影響が大きいのだろう。「ガレージセラーには、物理的にバリックしか入らなかったんだ」と彼らは笑う。
彼らのワインを飲むと、偉大な伝統があるからこそ、その枠からはみ出す覚悟と可能性を感じる。
譲れないもの、自然の一部としてのワイン造り
フォン・デア・フォーゲルヴァイデではワイナリー設立以来、すべての畑でビオディナミ農法に取り組んでいる。彼らのワイン造りはまさに自然の一部として行われている。その哲学は単にワイン造りだけではなく、彼らの生活にも表れている。多様性、そして自然との調和を重視する彼らは、羊や鶏など多くの動物を飼っている。「僕らの仕事は自然と手を取り合うことだと思っている。自然から何かをもらうのなら、それを自然に返すのも当然のこと」
そう説明してくれた。
ミヒャエルが畑を案内してくれた際、対岸の畑を眺め「向こうに見えるあの畑は以前僕たちが借りていたところなんだ。一生懸命ビオディナミに転換して、生命力に溢れてきたのに、残念なことに契約が終了してしまった。そしてさらに悲しいことに次の人がコンベンショナルな栽培にしてしまったんだ」と話した。周囲に比べて黄色くなった畑を見つめるミヒャエルの横顔が忘れられない。
新たなワイナリーとして理想を追求するための選択
「畑も何もないゼロからワイナリーを始めるには本当に費用と手間がかかる。色々な投資が必要なんだ」そう語る彼らだが、それが自分たちの理想のワイン造りを妥協する理由にはならない。友人からの買いブドウを使用して造るKaneGrande以外では、最低2年間の熟成を行う。
「熟成期間が長ければ当然キャッシュフローが悪くなる。それでも僕たちは自分たちの理想のワインを造りたい。だから、そこで妥協はできない。その分、ラベルも全て手で貼るし、キャップシールとして手作業で蝋をつける」
最新の機器には投資せず、昔ながらの伝統的な機械を使用している。
生産者ストーリー【歴史あるヴァッハウに新たな風を、世界が待ち望むワインを】
ダニエル・フォーゲルヴァイトとミヒャエル・ドーナバウムの二人が手掛けるワイナリー、フォン・デア・フォーゲルヴァイデ。オーストリア屈指の銘醸地ヴァッハウの南岸、人口わずか160人の小さな村、アルンスドルフでワイン造りを行っている。
ミヒャエルは、ドナウ川対岸のシュピッツ村のワイン生産者の家に生まれ、自然とワインの道を志した。クロスターノイブルクのワイン学校に進学するも、寄宿舎生活が合わず、クレムスのワイン学校へ転校。そこでブドウ栽培、醸造、マーケティングを学び、卒業後はオーストリア国内や南アフリカ、ドイツのファルツなどで経験を積んだ。ファルツ地方のフォン・ウィニングで働いていた際、ワイン以外にもう一つの情熱を見つける。それがインテリアデザインだった。家族がホテルを建設する際に建築やデザインに関わり、その奥深さに魅了された彼は、デザイン学校に進学し、新たな道を模索する。
一方、ダニエルはドイツ・シュヴァーベン・アルプ出身で、ワインとは無縁の家庭に育った。しかし、次第にワイン造りに興味を持ち、シュトゥットガルト近郊のワイン学校へ進学。ヴァイングート・ヴェールヴァーク(WeingutWöhrwag)で修行し、その後、ガイゼンハイム大学で学びながら、フランスや南アフリカの名門ワイナリーで経験を積んだ。ドメーヌ・ド・ラ・オリゾン、コント・ラフォン、シャトー・パルメ、ジャン=ルイ・シャーヴといった名だたるワイナリーでの研鑽を経て、ボルドー大学で醸造学の修士号を取得。2017年には、ウィーンのBOKU(自然資源・生命科学大学)の修士課程に進学し、オーストリアへと移る。ここで二人の運命は交差し、それによって後々世界中の多くのワインラヴァーを魅了するワイナリーの物語が始まる。
2019年、二人は自分たちのワイナリーを始めることを決意する。しかし、ヴァッハウという銘醸地において畑を見つけるのは容易ではなかった。そこで彼らは、「ブドウ畑を探しています。アクセスの難しい土地や放棄地も歓迎!」と書いた貼り紙を教会などヴァッハウ全域の街中に張り出した。1週間後、最初の連絡が入る。「紹介された2つの畑は、最初は何が植えられているのか分からないほど茂みに覆われていた。」それでも彼らは喜んで畑を受け入れ、丹念に手入れを施し、ようやく最初のブドウ畑を手に入れた。
「ヴァッハウでは、畑での労働人口の減少、そして高齢化が起こっている。それによって、アクセスが悪かったり、急斜面の土地では誰もブドウ栽培をやりたがらない。みんな機械が使える土地を好むんだ。でも、そのおかげで僕たちは素敵な畑を手に入れることができた。僕らは機械ではなく、手作業が好きだから、そういう畑こそ理想的だった。まるで“眠れる森の美女”に出会ったような気持ちだったよ」
と二人は当時の感動を振り返る。その後、ミヒャエルの祖母の協力を得て、最初のブドウの樹を植えることができた。大きな一歩を踏み出した。
現在、約4haの畑を所有し、そのうちの3.5haが収穫可能な状態となっている。畑はドナウ川の両岸に広がっており、涼しいシュピッツァー・グラーベンから、パンノニア気候の影響を受けるシュタイン・アン・デア・ドナウまで、多様な土地でブドウを育てている。
「この畑の多様性、土壌、品種、ワインこそが、私たちを日々突き動かす原動力なんだ。」
ヴァッハウではグリューナー・フェルトリナーやリースリングの単一品種でワインが造られることが一般的だ。しかし、彼らは多様性を表現するため多くのキュヴェで品種をブレンドしている。「最初はこの地域の多くの生産者たちに、君たちのワインは一般的なヴァッハウのワインではないと言われた。しかし、僕たちは一般的なワインじゃなく、僕らのワインを造りたいんだ。単一品種のワインだけを造れるほど、それぞれの生産量が多くないんだ」と二人は冗談交じりに笑う。所有する畑は高樹齢のブドウが植えられた区画が多く、14カ所に細かく分かれ、さらに12のブドウ品種を栽培している。
畑での作業を大切にする彼らはビオディナミ農法を行っている。「僕らの仕事は自然と手を取り合うことだと思っている。自然から何かをもらうのなら、それを自然に返すのも当然のことだと思う。」多様性、そして自然との調和を重視する彼らは、羊や鶏など、多くの動物を飼っている。「動物の世話をするのは大変だが、心のバランスを取るのに大切なんだ。それに、芝刈り機の代わりにもなるしね」と笑う。あるとき、しばらくの間メールの返信がなかった。久しぶりに受け取ったメールには、「返信が遅くなって申し訳ない。羊の赤ちゃんが生まれたんだが、お母さんが育児を放棄して、僕たち二人でほぼ寝ないでミルクをあげたり面倒を見ていたんだ」と書かれていた。
彼らが醸造を行うのは彼らの自宅の1階スペース。ワイナリー開始当初はドナウ川の対岸のミヒャエルの実家に住み、ミヒャエルが昔使っていた子供部屋に寝泊まりし、ワイン造りを行っていたが、畑に行くために毎日川を渡らなければならなかった。そのため、新たに家を探し、現在は自宅兼醸造所として使用している。彼らのワイン造りはシンプルでピュア。余計な装飾をせず、培養酵母や添加物も一切使用しない。厳選したブドウを丁寧に圧搾する。そして主に使用済みのブルゴーニュ樽を用いて長い熟成を経る。
「一般的にヴァッハウではステンレスタンクや大樽を用いる。僕らがバリックを使用しているのは、ダニエルのフランスでのワイン造りの経験もそうだし、僕らのワインには適していると考えているからなんだ。それに何より、小さなガレッジセラーでは、バリックしかドアを通らないんだ」
と二人は冗談のように言ったが、実際に彼らのワインを飲めば、伝統から脱却することによる新たな可能性を感じることができる。
ヴァッハウと言えば、高品質なワインを造ることで世界的に有名な協同組合ドメーヌ・ヴァッハウがある。近年、フォン・デア・フォーゲルヴァイデでは雹や霜の被害で自分たちの畑の収量が大きく減少する年があった。そのため、ビオディナミ農法を取り組んでいる他の農家からブドウを買うこともある。しかし、ドメーヌ・ヴァッハウの農家からのブドウの買い取り価格(特にオーガニックやビオディナミ農法のもの)は高く、彼らが買うにはさらに高い値段が必要になる。それでも、彼らのワインを飲んで感動し、プロジェクトを応援する人からブドウを購入できることもあるという。「新しくワイナリーを始めるということは、本当に費用と手間がかかる。色々な投資が必要なんだ。それでも僕たちは幸運にも人に恵まれた。応援してくれる人、サポートしてくれる人、一緒に情熱をかけてくれる人たちがいた。畑もなしにゼロからワイナリーを始めるには相当な“理想”が必要なんだ。」その言葉を体現するかのように、彼らのワインからは新しいワイナリー特有の“焦り”が感じられない。高品質なワインを造ることを最優先に、しっかりと適切な熟成期間を確保している。
「熟成期間が長ければ当然キャッシュフローが悪くなる。それでも僕たちは自分たちの理想のワインを造りたい。だから、そこで妥協はできない。その分、ラベルも全て手で貼るし、手作業で蝋をつける。」
「二人でやっているからこそ、負担を分担できるのがいい」とミヒャエルは言う。「僕たちは互いに補い合っている。どちらも畑仕事は好きだけど、ダニエルは醸造が得意で、僕はその後の仕事、販売やデザインが好きなんだ。それに、ダニエルは外から来たからこそ、新しい視点を持っている。彼はヴァッハウのワインの作り方を知らなかった。でも、その分、フレッシュな感覚で取り組める。」
彼らのワインを通じて、新しいヴァッハウの可能性を感じてほしい。

(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)
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