[造手] Manon Farm / マノン・ファーム
[銘柄] Peaches / ピーチーズ
[国] Australia / オーストラリア
[地域] South Australia / 南オーストラリア州
[品種] Sauvignon blanc, Pinot gris, Savagnin, Chardonnay / ソーヴィニヨン・ブラン, ピノ・グリ, サヴァニャン, シャルドネ
[タイプ] 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<銘柄エピソード&テイスティングコメント:Edited by essentia>
ピーチのようにジューシーで香り高く、美しい夕日の色合いを持っているこ とからこの名前を付けました。 琥珀色と淡い赤色の間くらいの外観。スモモやあんず、プラムなどの香りがあり、ほんのりスパイシーな印象もあります。味わいは旨味がジュワッとありながらも引き締まる酸がみずみずしくジューシーな、飲み心地の良いフィールドブレンドです。 提供温度:冷やしめで、飲み頃:今から10年以上、
<栽培:Edited by essentia>
Adelaide Hills Forest range、標高600m。土壌は主に雲母片岩で、鉄岩石英の大きな層があり、その上に赤粘土層、しして表土には古代のユーカリの森が時間をかけて分解された表土がある。この土壌には石英と雲母(シリカ)が非常に豊富な為、非常にミネラル感のあるワインとなる。畑(Manon Farmの5つの畑から)は北と北西向き、樹齢平均は33年、Guyo仕立て、収穫量:15-25 hl/ha、バイオダイナミック農法。
<醸造:Edited by essentia>
2022年2月下旬に手摘みで収穫。 手除梗し10-12日間ステンレスタンクで醸し、バスケットプレスで搾汁。 半分古樽で、半分アンフォラで9ヶ月熟成。 ラッキングし2022年11月の新月に瓶詰め。さらに瓶内で2年熟成。無清澄/無濾過、亜硫酸無添加。瓶詰めはグラヴィティー・フロー。コルクは無漂白。ABV:11.5%、自然発生Total SO2:検出値以下。全生産量: 2000本。
<ストーリー:Edited by essentia>
現在、私たち家族が暮らし、働き、手入れをしている大地は、伝統的にペラマンク(アボリジニの一部族)の土地です。私たちは、彼らと大地の間にあるスピリチュアルな関係性を尊重しています。アデレード・ヒルズの本来の管理者は、彼らペラマンクの人々であり、彼らの伝統的な信念や文化は私たちにとって重要です。 私たちは過去、現在、そして未来の⻑老たちに敬意を払います。
マノン・ファームは、アデレード・ヒルズのバスケット・レンジとレンズウッドの間にあるフォレスト・レンジの尾根筋(標高600m)に位置しています。眼下にセント・ビンセント湾を望むこのユニークな場所には海からの冷気がまっすぐ上空に流れ込むため、ブドウ樹にとって非常に恵まれた環境といえます。 標高の高さのおかげもあり果実は非常に⻑い期間をかけゆっくりと成熟するので、私たちのオーガニックな農法にとって理想的な栽培条件です。
この尾根筋は約6億年前のカンブリア紀に形成されたため 、非常に古い岩石が複雑に入り組んでいます 。構成は主に雲母片岩で、鉄石英の大きな層があり、次に赤粘土の層、最後に古代のユーカリの森が時の流れによって分解された、薄く美しい表土があります。土壌に非常に豊富な石英と雲母(シリカ)のおかげで、非常にミネラル感のあるワインができます。
土地は全部で25エーカーあり、そのうち15エーカーをブドウ栽培に充てています。ブドウ樹は1993年から順次植えら れており、ピノ・ノワール 、シャルドネ、サヴァニャン、ピノ・グリ、ソ ーヴィニヨン・ブラン、ガルガーネガ、カベルネ・フラン、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンが植えられた多くの小区画で構成されています。そして2018年、新たにガメイ、トゥルソー、アレアーティコ、マルヴァジア、モンドゥーズを植樹し、さらにサヴァニャンを1/2エーカー植樹しました。年によって様々なキュヴェを造っていますが、用いるブドウはすべて、自分たちの手で育てたブドウ樹から収穫したもののみです。そのため、年によっては生産量が非常に限られてしまうこともあります。
ブドウ樹は乾式農法で管理されており、土地はバイオダイ ナミッ農法、つまり私たちの心と身体がいつも求めている、地球と宇宙のリズムに同調したホリスティックな農法によって管理されています。このアプローチは私たちにのみならず土地にとっても、信じられないほど豊かで満足のいく結果をもらたしてくれます。私たちは自然をコントロールするのではなく、自然とともに働き、耳を傾け、ワイン造りのあらゆる段階に気を配りたいと願っています。ブドウ樹、果樹、野菜、原生林といった多種多様な生命の波動が共鳴し合う、真に多様性に満ちた農場を実現しようと努めています。
セラーでは、伝統的な手作業を採用しています。ブドウは小区画ずつ手摘みで選果しながら収穫され、数メートルしか離れていないセラーに運ばれ、そ こで発酵の旅が始まります。醸造プロセスのどの時点でも添加物が加えられることはなく、発酵はゆっくりと、何にも邪魔されることなく進みます。そして冬の間、時おりの試飲以外の邪魔が入ることは何も無く、ワインは静かにまとまってきます。ワインは無濾過、無清澄のままです。ボトリングは非常に丁寧に、すべて重力によって行います。ワインは天然の無漂白コルクで密封され、その後キュヴェごとにセラーで充分に休ませます。 私たちのワインは生(なま)で生命力があり、私たちが世話をしているブドウ樹をありのままに表現しています。
経歴
2012年、2013年、アデレード でマーケット・ガーデナーとして果物、野菜を育てる。その年の収穫で、アントンのワイナリ ーを手伝う。2014年、ニュージーランドのモニークの家族の農場に移り、『Manon』として初めてワインを造り、販売。2016年、アデレードに移住。Manon Farm設立。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)