[造手] Nicolas Arnou / ニコラ・アルノ
[銘柄] Moustache / ムスターシュ
[国] France / フランス
[地域] Loire / ロワール, Anjou / アンジュー
[品種] Cabernet Franc / カベルネ・フラン
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ/ 酸化防止剤無添加
[容量] 750ml
<輸入元ティスティングコメント>2021VT
ムスターシュは髭という意で、どんどん飲み進められるドリンカビリティの高さを表現しています。2021は春に遅霜の被害があり、夏は雨がちで涼しかった為、深みはありつつも軽やかなワインとなっています。外観は縁がオレンジがかった夕焼け色。軽やかですが複雑な味わいと、ざくろ、アセロラのような酸味が特徴です。身体に染み渡り、じんわりなじみますが、深みと線の細い骨格も印象的です。小さめのグラスが◎。ラベルはポップですが味わいは割とシリアス。見た目にとらわれず、ブラインドで飲んでほしいワインです。抜栓後6時間以内に完飲をお願いします。
<栽培>
Anjou, Coteaux du Layon
標高85m、南東向き、表土はシルト土壌で、母岩はシスト土壌。総栽培面積:8ha、有機栽培、樹齢:25-51年、Guyot仕立て、10hl/ha。
※シルト
土壌または堆積物で粒子の大きさが砂よりも細かく,粘土よりもあらいもの。粘土と同じ性質を持つ。
引用元→
A,
B
※シスト=スレート=粘板岩
粘板岩は水成岩(堆積岩)の一種で、「スレート」とも呼ばれます。
泥岩や頁岩(けつがん)が低変成を受けて硬く、緻密になったもので層状に堆積した岩石で、変成岩である。剥離性がある岩で、硬い。
引用元→
C
<醸造>
10月9日に手摘みで収穫開始。全房で10日間醸し(発酵中のシュナンのジュースを少量使用し、CO2ガス不使用)、水平式プレスでゆっくりと優しく搾汁。ファイバーグラスタンクに入れ、澱とともに6ヶ月熟成。2022年7月7日に瓶詰め。ABV:11%、自然発生TotalSO2:検出値以下、無清澄/無濾過、亜硫酸無添加、飲み頃:今−2年。
<ストーリー>
酪農家に育ち、電子工学を学び、航空エンジニアとしてエアバス社に15年務めた後、長年心に温めていた「ヴィニュロン」の道へ。ジュラのエマニュエル・ウイヨン&ピエール・オヴェルノワ等での修行を経て、2017年から醸造開始。2018年、レイヨンにある19世紀の古いセラー(この地方で最も古いグラヴィティフローがある醸造)と隣接するぶどう園を購入して自身のワイナリーを設立。月やぶどう畑にいる黒い羊たちがテーマになったキュヴェなど、素朴でどこか懐かしいのに圧倒的な美味しさがある[魂と身体に響いて沁み入る]ワインを造っている。
(以上、輸入元情報に基づいてエッセンティアにて編集)[]