[造手] Nicolas Arnou / ニコラ・アルノ
[銘柄] Premier Ne Blanc / プルミエ・ネ・ブラン
[国] France / フランス
[地域] Loire / ロワール
[品種] Chenin Blanc / シュナン・ブラン
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ / 酸化防止剤無添加
[容量] 750ml
<銘柄名について>
「最初に生まれた」を意味するこのキュヴェ名は私達にとっていくつかの意味があります。長男のニノ、自分で初めて造ったヴィンテージ、そしてワインを味わうときの香りの最初の印象を表現する語「PREMIER NEZ -プルミエ・ネ(ネは鼻の意味)」の言葉遊びでもあります。
<輸入元テイスティングコメント>2019VT
ぶどうが焼けるほど暑く乾いた年で、ごくわずかな健康なぶどうを収穫。外観は、輝きある濃いコニャック色。香りはほんのりバニラや⻘梅のシロップ煮、熟成からくる少し酸化的のニュアンスとすでに溶け込んだ残糖からくる甘みが素晴らしいハーモニーを生み出しています。フォアグラや唐揚げなどにも◎。ゆっくりと秋の夜⻑にや食後に丸いボウルのグラスに注いで楽しみたいワインです。翌日も安定しています。
<栽培>
Anjou, Coteaux du Layon
標高85m、南東向き、表土はシルト土壌で、母岩はシスト土壌。総栽培面積:8ha、有機栽培、樹齢:51年、Single Guyot仕立て、8hl/ha 。
※シルト
土壌または堆積物で粒子の大きさが砂よりも細かく,粘土よりもあらいもの。粘土と同じ性質を持つ。
引用元→
A,
B
※シスト=スレート=粘板岩
粘板岩は水成岩(堆積岩)の一種で、「スレート」とも呼ばれます。
泥岩や頁岩(けつがん)が低変成を受けて硬く、緻密になったもので層状に堆積した岩石で、変成岩である。剥離性がある岩で、硬い。
引用元→
C
<醸造>
9月21日に手摘みで収穫開始。全房で48時間かけて水平式プレスでゆっくりと優しく搾汁。ステンレスタンクで発酵終了後、オーク古樽にて澱と共に1年間熟成し、ステンレスタンクに入れさらに1年熟成。熟成中は規則的なウイヤージュを行う。2021年10月27日に瓶詰め。瓶詰時の残糖4g/l。亜硫酸無添加。日本到着してさらに2年半熟成。ABV:13.5%、自然発生TotalSO2:検出値以下、無清澄/無濾過、亜硫酸無添加、飲み頃:今−10年。
<ストーリー>
酪農家に育ち、電子工学を学び、航空エンジニアとしてエアバス社に15年務めた後、長年心に温めていた「ヴィニュロン」の道へ。ジュラのエマニュエル・ウイヨン&ピエール・オヴェルノワ等での修行を経て、2017年から醸造開始。2018年、レイヨンにある19世紀の古いセラー(この地方で最も古いグラヴィティフローがある醸造)と隣接するぶどう園を購入して自身のワイナリーを設立。月やぶどう畑にいる黒い羊たちが ーマになったキュヴェなど、素朴でどこか懐かしいのに圧倒的な美味しさがある[魂と身体に響いて沁み入る]ワインを造っている。
(以上、輸入元情報に基づきエッセンティアにて編集)[]