テッラカンタ / ニーナ 2022

D468

3,800円(税込4,180円)

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[造手] Terracanta / テッラカンタ
[銘柄] Nina / ニーナ
[国] Italy / イタリア
[地域] Lazio / ラツィオ州
[品種] Trebbiano 70%, Malvasia di Candia 30% / トレッビアーノ, マルヴァジア・ディ・カンディア
[タイプ] 白 / 微発泡 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<生産者コメント>
『ニーナとは、私達の祖母の名前です。ジューシーでとても心地よい味わいのこのペットナットは、60年前にこの地に深い根を下ろして暮らして来た先祖へのトリビュート(感謝・尊敬)です。原点と未来、そして、シンプルさと共有の理念が軽やかな泡の中に隠されています。生き生きとした新鮮な果実味と塩味、それはまるで祖母や女性の家族に対する気遣いのように私達の心の琴線に触れます。』

<輸入元テイスティングコメント>
白い花やグレープフルーツ、柚子、ミネラルなどの香り。瑞々しいアタックに続く口中は清涼感があってエレガント。レモン、黄リンゴ、微かにオリエンタルなハーブのニュアンスが感じられる。フィニッシュにはジューシーなミカンのノートが余韻に広がる。

<栽培>
ローマ近郊のカステッリ・ロマーニと呼ばれるローマの南東の丘陵地帯。古代の火山の噴火でできたカルデラ湖であるアルバーナ湖の麓から海岸に向かって緩やかに傾斜している渓谷。標高110m、南西向き。栽培面積は4ha。地質は粘土や砂、シルトの混合物が凝灰岩主体の下層土に入り込んでいる。溶岩流に由来する火山性土壌で、ワインに豊かなミネラルと風味を与えてくれるカリウムを豊富に含む土壌。樹齢は60年で、祖父がブドウ栽培を始めた1959年からずっと灌漑なしで栽培。35年以上前からビオディナミ農法で管理され、銅の使用も完全に止めてから⾧い年月が経っている。

<醸造>
収穫日はマルヴァジア・ディ・カンディアが9/1、トレッビアーノが9/2。手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して圧搾。地中に埋めたテラコッタ製のアンフォラで野生酵母のみで品種毎別々に自発的に発酵。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。その後、引き続きアンフォラで自発的なマロ発酵と熟成。瓶詰め前にブレンドして、無清澄、ノンフィルターで瓶詰めし、収穫時にすぐに冷却して保存しておいたマストの一部を、リキュール・ド・ティラージュとして添加して瓶内二次発酵を行う。ブドウ果汁以外の糖分や酵母の添加は一切なく、濾過もデゴルジュマンも行わないナチュラルなアプローチで造られたフリッツァンテ。SO2はボトリング時に必要最小限のみ添加。2023年5月時点のSO2トータルは31mg/L。ガス圧2.5気圧。総生産量5,300本。ALC度数11%。

<ストーリー>
カンティーナについて
Terracantat テッラカンタは2019年に始まったナチュラルワインのプロジェクトです。カンティーナは、ローマ近郊のカステッリ・ロマーニと呼ばれるローマの南東の丘陵地帯で、Albano Laziale アルバノ・ラツィアーレとAardea アルデーアの間にあります。15haの農園で、ブドウの他にキウイとオリーブをビオディナミで栽培しています。テッラカンタの母体となる農園の起源は、現在の当主カルロの祖父、ヴィンチェンツォ・チェグリアがローマ郊外の田舎に隠居して、1959年にCeglia チェグリア農園を設立した時に遡ります。彼は妻のニーナ(カルロの祖母)とともに農園でブドウとオリーブの栽培を始めました。しかし、彼が重い病に倒れたため、畑の仕事は娘のアンジェリーナ(カルロの母)に引き継がれます。1982年にアンジェリーナは作物を多様化することを決断。7haはキウイの畑、4haをブドウ畑として残しました。しかし、当時は化学肥料や農薬が増え、努力の割に出来は芳しくありませんでした。そこで、アンジェリーナはビオディナミを熱心に実践するアンジェロ・ベルテアという特別な人物と出会い、1986年に畑をビオディナミに転換することを決断します。アンジェリーナはまず生きた土壌を回復させることが不可欠であることを考え、肥料を与える代わりに、ビオディナミの調剤に使う25種類の薬草を撒きました。また、畑の耕耘も始め、それまでとは全く異なるビオディナミのアプローチで作物を育て始めました。その結果、植物は豊かに成⾧し、土地に住み着く多種多様な生物が増え、そして土壌も大きく変化しました。地質分析をしたところ、腐葉土や有機物、土地に有用な無数の微生物やミミズが絶え間なく繁殖し、肥沃になっていることが分かったのです。しかし、農園には醸造設備はなく、栽培したブドウはずっと他のワインの造り手に全て売却していました。その後、2019年にアンジェリーナの息子のCarlo カルロと妻のLucia ルチアが農園に参画しました。二人はナチュラルワインに対して結晶のような強い情熱を持っていました。二人はナチュラルワイン造るためのカンティーナ、“テッラカンタ”を設立。醸造所も新設し2020ヴィンテージからナチュラルワイン造りを始めたのです。まだ新興のカンティーナですが、すでにローマとローマ近郊のレストランやワインバー、ワインショップで大人気を博しています。

テッラカンタでは、オーガニックとビオディナミの認証を受けたナチュラルワインを造っています。畑は35年以上前からビオディナミで管理され、銅の使用も完全に止めてから⾧い年月が経っています。二人は良質なワインは畑で生まれるという考えのもと、醸造的な介入は一切行いません。清澄や濾過も行わず、ワインが持つ生命力をそのままボトルに閉じ込めるようにしています。セラーでは、ワインは地中に埋められたクヴェヴリ(テラコッタ素材)で自然に発酵・熟成します。二人はワインが生まれ、熟成するのに最適な容器は何かと考えた時に、ワインの原点であるジョージアに戻りたいと考えたのです。ジョージアでは何千年もの間、ブドウは地中に埋められたクヴェヴリで醸造されてきました。この方法では、地中に埋めることによって効果的な断熱が可能になり、テラコッタの多孔性によって、木樽の場合と同様に、ワインに微小な酸素を供給することができます。また、クヴェヴリを包み込んでいるのは、ブドウ畑の根の周りを包んでいるのと同じ大地の土であります。ワインは常に土と接触し、そのエネルギーを交換しているのです。テッラカンタのブドウ畑は、古代の火山の噴火でできたカルデラ湖であるアルバーナ湖の麓から海岸に向かって緩やかに傾斜している渓谷に位置しています。海抜は110mで南西向きです。地質は、粘土や砂、シルトの混合物が凝灰岩主体の下層土に入り込んでいます。溶岩流に由来する火山性土壌で、ワインに豊かなミネラルと風味を与えてくれるカリウムを豊富に含む土壌です。ブドウ木の樹齢は60年で、祖父がブドウ栽培を始めた1959年からずっと灌漑なしで栽培されてきました。地場品種のトレッビアーノ、マルヴァジア・ディ・カンディア、マルヴァジア・デル・ラツィオを主体に栽培しています。
各品種の栽培面積は以下の通りです。
・トレッビアーノ 2.4ha
・マルヴァジア・ディ・カンディア 1.0ha
・マルヴァジア・デル・ラツィオ 0.4ha
・ベッローネ 0.16ha
・モンテプルチアーノ 0.04ha
(以上、輸入元情報より引用)[]

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