[造手] Matunei / マトゥネイ
[銘柄] Mutabilis / ムタビリス
[国] Italy / イタリア
[地域] Piemonte / ピエモンテ州
[品種] Freisa / フレイザ
[タイプ] ロゼ / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<輸入元コメント:Edited by essentia>VT2022
ピエモンテの土着品種 フレイザから造られるチャーミングなロゼ
<栽培:Edited by essentia>
畑は、アルフィアーノ・ナッタ村にあります。栽培面積は約3haで地質は 粘土石灰岩。5つの異なる区画に分かれています。土着品種のグリニョリーノとフレイザ、バルベーラ、ネッビオーロを栽培しています。栽培はビオロジックで合成化学物質や除草剤などは一切使用しません。ビオディナミの手法も取り入れており、将来的にはビオディナミへの 移行する計画です。畑作業は全て手作業で、四季と自然のリズムに応じて行われています。
<醸造:Edited by essentia>
手摘みで収穫したブドウを完全に除梗してから 2 時間スキンコンタクト。その後、ソフトにプレスして、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的に発酵。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造する。アルコール発酵終了後、引き続きステンレスタンクでの自発的なマロ発酵と熟成。無清澄・無濾過で瓶詰め。
SO2 は必要な場合に限り、瓶詰め前に最小限のみ添加。
2022 ヴィンテージの生産量 1,300 本。アルコール度数 12.5 度。2024 年 5 月末時点の SO2 トータルは 12mg/l。
<ストーリー:Edited by essentia>
マトゥネイは2015年に誕生した小さなファーム(農園)です。ブドウの他に、オリーヴオイルや古代小麦やライ麦などを栽培しています。Alberto Brignolo アルベルト・ブリニョーロと 妻のCarlaカルラは、四季の移ろいの中で仕事と人間が密接に絡み合っていた古来の仕事を通して、現代人が忘れてしまった人生の瞬間を取り戻しながら、持続可能な農業の 新しい形態を再発見したいという想いから、それまでしていた仕事を辞めて、人口100人に 満たない小さな村 Alfiano Natta アルフィアーノ・ナッタのカルドナの丘の耕作放棄地と古いブドウ畑を引き継いで、アジエンダ・アグリコーラ・マトゥネイを設立しました。
2015年にこの農園を設立する前、アルベルトは農業コンサルタントの会社に勤めていて、 地元の幾つかの農場のコンサルタントや財務を担当していました。妻のカルラは、途上国の 国々での開発プロジェクトを支援するトリノの非営利団体で働いていました。主にコミュニケ ーションやグラフィックス、募金活動、イベント活動などを担当していました。
日本でも若者の農村から都会への流出や農業を継ぐ若者の数が減少していることが社 会問題になっていますが、アルベルトとカルラは、若者達が活躍できる明るい未来が農業に もあるんだということ、そして「農業って楽しい!」って感じてもらいたいと思い、地元の複数 の農家と一緒に農業ネットワークを作りました。そして、ワインやエクストラ・ヴァージン・オリーブオイル、古代小麦、ライ麦などを生産・直売しています。また、子供や青少年のために、 昔の農村の文化や仕事を再発見するための教育ワークショップや郷土料理の教室、試食会などを開催しています。
マトゥネイとはピエモンテの方言で「少年」を意味します。これは、地元で農業で働く若者を年配者が愛情を込めて呼ぶ時に使われる表現です。アルベルトとカルラはこの村に来た時に、地元の文化や歴史、農業、畑のことについて知るために、地元の年配者達を尋ねて回りました。ほどなく彼らはアルベルトとカルラを愛情を込めて「マトゥネイ」と呼ぶようになっ たのです。この名前は、若い世代を示す言葉ではあると同時に年⾧者とも繋がった言葉で あること。また、先人達と交流して過去の経験や歴史から学ぶことを知っている若い世代という意味も込められているということ。そして、新しい考えと同じくらいルーツも大切であるこということ。このようなことから、二人は農場の名前を「マトゥネイ」と命名したのです。
二人がワイン造りを始めたのは、数多くの偶然(あるいは今となっては運命であったのかもしれません)が重なったからでした。そもそもアルベルトはワインの世界で働こうとは全く思っていませんでした。なぜなら、農業コンサルタントの会社で働いていた時、ワインの世界が化学薬品まみれであること、そして、ワインが自然の産物ではなく、錬金術師の産物になってしまっていることに気付いたからです。ところが2013年に地元に引っ越して来て購入した自宅の隣に、偶然ナチュラルワイン造りをしている生産者の醸造所があったのです。彼は薬剤師でしたが、情熱が高じてナチュラルな方法でブドウを醸造していたのです。アルベルトとカルラが地元で初めて交流を持ったのが彼だったのです。
彼は化学薬品は一切使わず、地場の自然の生態系を守り、何よりもブドウの質を最重要視して、農作業を尊重しながら働いていました。良質なワイン造るためにはブドウの質が最も大切なことは明白ですが、イタリアでも買い取りブドウの価格は生産コストに対して十分なものでありません。このため、多くのブドウ栽培農家が低品質のブドウを大量に売却してるのが現状です。これらのブドウは、質の低さを補うために大量の化学薬品を添加して醸造されています。貧しい農業政策による悪循環でありとても残念なことですが、夫妻はこの隣人を通して、地元の他のナチュラルワイン造り手達とも知り合い、彼らから多くのことを学びました。
そして、このモンフェッラート地方では、30 年前にランゲ地方で起こったような新しい世代のブドウ栽培家が物事を変え始め、自身でワインを造り、畑のテロワールを表現するワイン造りをし、忘れられていたブドウ品種が再発見されていることを知りました。ブドウとワイン、そしてその伝統には真の可能性があること。ワインとは、地元のテロワールと文化、そして地元の人々について、世界中の人とコミュニケーションする最良の手段の 1 つであることを認識し、そこからは、勉強と情熱が一緒になりました。ゼロからブドウ栽培とナチュラルワイン造りを始めることは非常に厳しいものでしたが、アルベルトとカルラは、偏見は持たず、好奇心に満ち溢れた「純粋な子供のような目」でワインの世界に飛び込みました。そして、ナチュラルワインを造る地元の友人達から学びながら、現在もナチュラルワイン造りをしています。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)